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遠い近さの透明さの
抜けいく想いに迄至り
祈念 只々あれば 、

自らの内に宿り在る思考と云ふイキモノ
いよいよ強度増し震える福音の鳴り続け、

絶えて後に降り注ぐ神々の
怒涛の憤怒と ....
神様の吐き出したコーラみたいに
スワスワした雨の中を、君は平然とやってくる
べったり甘ったるく掠れた声で、
私のシャツを染みだらけにして
口づけは、互いを飲み込むように夜明けまで
気が抜けき ....
タオルによじ登る蟻を払いのけようとして
ナゼかふと年老いた蟻は主に
外回りの仕事ばかりさせられるという話を
思い出して思わず身震いした

体力有り余る若い蟻ならいざ知らず
年寄りを外へ追い ....
 
 影は

 光の当たる角度によって

 伸びたり大きくなったりするけれど

 言葉は影じゃないから

 等身大のままでいい
移りいく季節の
余韻の何処までも
木霊残響させながら

伸びる伸びる、光帯の回廊の坂となり
光の奈落へ何も恐れることなく落ちいく

  この今の瞬間、

季節の狭間の窪みの深淵
濁 ....
 
 つらいことや

 イヤなことは

 日々襲いかかってくるけれど

 心の奥の根っこでは

 何をしても

 うまくいく気がしてる

 だってそれを決めるのは私だから
 ....
想いは沈み、
夜の静けさに息が漏れる
やがて、
瞼の裏に灯りはじめた
遠い星、
砂風の吹く
異郷の、
赤い空と渓谷

蒸気を吹き上げ、
無数のプロペラで浮かぶ
機械式の文明が、
 ....
蒼い吐息が私を誘い休日という個室に閉じ込める
緩やかに動く人の波が
まるでその場で止まっているかのように錯覚させる
先ほど食べた白い柏餅から滴る甘い味噌餡が黄色い膿となり
今頃になってゆっくり ....
古米
古古米
古古古米
古古古古米?
古古古古古米?

来ない
古米ない
ここ来ない
ここ古米ない
ここここ来ない

いいよ
高くても
美味しい米
農家の人たち
やめな ....
梅雨入り前の雨降りに
ぽつんとまぁるい橙の
向かい家の明かり灯り
瞑目すれば
もういつでも 、
内から溢れ返る白銀の
ひかりえーてる
自らと共に常に在り

けれども何とも如何せん
 ....
ときどき船になる

ただ流されるだけの
木の葉ではなくて

川を下る船になる

くぐった橋を数えるだけの
泡ぶくではなくて

時を忘れた船になる

舳先にとまったユリカモメ ....
お おおざらの白い平原に

む むっくりそびえ立つ

ら ライスと黄色いたまごのお山

い いただきますとせわしく

す スッキパラも大満足
洗足池で 
花見をしながら  
屋台の前のテーブル席で
生ビールを飲む

桜色の{ルビ提灯=ちょうちん}が
気持ちよさげに 
ゆらゆら
揺れる

周囲には
いくつもの
しゃ ....
ある晩に見た夢の中で
僕は詩人{ルビes=エス}に
なっていました

92年の生涯の最期の夜で
33937日目のことでした

おじいさんになった詩人は
細い息をゆっ ....
ささくれだった
ささくれに触れた
痛いと文句を言うにも
それに触れたのは
誰かじゃなくて
自分だった

誰のせいにもできやしない
どうしようもない悔しさと
誰のせいにもせずにすむ
 ....
わたしはこんなんじゃなくて、
私は暗くて酷くてどうしようもない女なのに
私、私は息をする度に息苦しくなる
陸地で嘘で溺れていく

私くるしい
という一言が口に出なくて
私、かなしい
と ....
平らな和はいつ訪れるのだろう
でこぼこで湾曲した泥の道を軍靴が整列して歩く
そんな世が近付くのを私たちは
「恐ろしい、恐ろしい」と道端で震えて見送るのか
軍需色の空の下で
○「家庭菜園」
種を蒔けば
芽が出る
不思議だあ!
芽が出ると
茎がぐんぐん伸びる
不思議だあ!
やがて花が咲き
実がなる
不思議だあ!
僕は毎朝不思議を観にいく
「食べにくいけれど どうぞ」
そう云って彼女がくれたのは恋心だった

善悪を知る実のパイかな
僕の朝食に間に合うように
夜明け前からオーブンを温める彼女がありありと浮かぶ
切り分けた果実を ....
幸せを願えば
不幸に会う

私たちは生きて生まれて死んでいくまでに
何か遺すことへ努力していますが
遺すことは禍根であり
何も遺せないくるしみの私たちが居たこと
藻屑に消える人間だったの ....
光と水はあらゆるものによく溶け合います。
美しいものには特によく溶け合います。
よく溶け合って美しいものを半ばちょっと別の美しいものへと見事に変容させます。
たとえば夏のプールからあがって来たば ....
体がほんわかあったかい
体をさする風も柔らかく長く伸び生えた草を靡かせる
泥川の表面も袈裟のように皺を寄せては白く輝き
身を乗り出し目を凝らさない限りさも美しき川にみえる
小さき鳥らしき影は足 ....
明日はどうなるのか
眠れない夜
またどこかで多くの難民が安全な場所を求めて彷徨い
またどこかの国が愚かな戦の準備を始める

ナゼどうしてヒトは哀しみを停めようとしない
まるで学習を停めた機 ....
何でここまで生きづらい人生
何でこんなに行きづらいルート

最近よく心に雨が降っている
心の中で傘を持っている人は一人もいないみたいだ
だからどこか建物の中に入ろう

そろそろ止む頃
 ....
緑に囲まれた湖沼の透明な厚み
瞑目する意識ノ視界に流入し
次第眼下遥かにしながらも
赤く濃密に張り付く如く朱に染まる花の
立ち現れ見事あざやかゆくり咲き開きいき

 宙空に浮き上がっていく ....
見よう見まねでお好み焼きを焼いている

ぎこちない手つきで箸を握る人

きっと月の裏側から来た人だろう

そこは聖地でオリーブの実を照らす

 Tintarella di Luna ....
思い出せないくらい長いあいだ履いていた靴の
ソールがなめらかになり
雨の日にツルツルすべって
ひとりだけ氷の上を歩いているようで
それも悪くはなかったが
いつかは転んで頭を打ちそうと思い
 ....
 
 誰かに

 イジメられてるとかじゃないけれど

 何となくさ

 クラスメートとの距離を感じる

 みんなは楽しそうだけど

 それがうらやましいわけでもなくて

 私 ....
俺はね
嘘つきな男
壁ドンを繰り返し
多くのハートを奪った

女たちは
何故許すのだろう
俺の瞳孔が開くのは
ただの生理現象

信じてくれ
少しはあるはずなんだ
俺の愛
信じ ....
背中に残る仄かな体温
お祖母ちゃんが私たちと共にいた証

微かに唇が動き息もしているように思えて
思わず左耳を口に近付けるけれど
「もう息はしてないよ」
職員のひとことで錯覚だと気付く
 ....
花野誉さんの自由詩おすすめリスト(775)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
まほろば- ひだかた ...自由詩625-6-2
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休日のPandora- 栗栖真理 ...自由詩325-5-31
- 自由詩9*25-5-31
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オムライス- 多賀良ヒ ...自由詩225-5-31
お花見- 服部 剛自由詩425-5-31
最期の息- 服部 剛自由詩225-5-31
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独り言5.30- zenyama太 ...自由詩5*25-5-30
恋心- 福岡朔自由詩525-5-30
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水貌- 本田憲嵩自由詩1225-5-29
鴨川- 栗栖真理 ...自由詩7*25-5-29
可能性に賭ける明日に- 栗栖真理 ...自由詩125-5-29
この頃- sonano自由詩425-5-29
朝に切り開かれ- ひだかた ...自由詩625-5-29
_スパゲティナポリタン「Tintarella_di_Luna ...- 洗貝新自由詩11*25-5-29
新しい靴を買いに- 凍湖自由詩425-5-28
森永ラムネ- おやすみ自由詩625-5-28
俺の愛- 自由詩7*25-5-28
温もり- 栗栖真理 ...自由詩225-5-28

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