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 「氷」

口のなかの体温で氷がほどけていく

世界が終わるかのような
とどろきを上げて
北極の氷山も海にくずれおちていく

さよなら

夏の真ん中で
わたしが失ったのは
透明 ....
揺蕩いながら打ち刻み
打ち刻みなから揺蕩い
進行する時の次第に
間延びしていき
スローモーション

あなたをわたしを別の次元へ誘う
(互いにそっぽ向きながら手だけ繋ぎ)

 湧き立つ ....
視界は三角 さよなら視覚
あなたも あなたも
どうにも 臨界点
なんでもね あきあき

明日は 明日は
晴れたらいいな って
くらくらくら 見ててね

朱ぞめた 頬 へべれけ け
 ....
あおい空と山なりに投げられた白いボール
以前、ソフトボールのチームの練習にまぜてもらってたことがあった

わたしはまったくの初心者でバットの握り方も知らなかった
そこは野球をちょっとでも知って ....
小さな部屋の静かな関係

思い出はいろ爆ぜたまま片田舎
今ではどこもリトルトウキョウ
金太郎飴はもう要らないと

きみはふてくさり
あたらしい何かに
熱中し始めたので

古いノート ....
夏の西陽、容赦無く
射し込む折の
肉身の熱
さもあらばこそと
がしがしがし
蟹走りの横踊り 、

夏の庭先で演じられる
浜辺の子らの戯れ

連綿と担われるこの宙の想い
小さな虫籠に閉じ込めていた
私という虫
狭い世界で
所詮蛾だからと
あきらめていた
それでも自然と暴れてしまう
翅を広げられたなら

私は本当に虫だろうか
その疑いが虫籠を開ける
 ....
○「トイレの多目的化」
トイレでスマホ
トイレで食事
トイレで着替え
トイレでデイト
トイレはやっぱり昔のように臭いところなのが
いいのかもしれない

○「政治家」
政策よりも人物で ....
「こんなあたしにも
心は、あるんでぇ、

ちょっと、いーかげんにして」

ていう寝言を聴いた

えっ、起きてんの?
と勘違いしたけど
ホントにただの寝言だったよ

えーっ ....
忙しさで自分の事を忘れていた
愛や夢を置き去りにして

進んでいるようで落ちていく今日

延長戦を何度繰り返しても
代わり映えしない日々達が
僕を振り出しへと連れ戻す

あの日こ ....
全てに予め終わり織り込まれて居ると
身を以て識るが故に、初めて真に光り輝くもの

この宇宙の想い込められた肉の存在カタチの
見守り見守られ・見守られることすら無き満ち引き、

 他者も自分 ....
アゲハ蝶の
清やか留まり花蜜集めて居た夏の
その時 華麗にときめくならば 、

アゲハ蝶の飛び去った後の
罅割れ廃墟と化していく世とは何か
荒涼となりいくこの世界とは何か

 かくも混 ....
 あまねく日は西へ傾き
 道に日は照り
 わきたつシャンパンゴールドの
 彩雲がおだやかな貌をみせる

 隣人やあなたから見える
 ベランダで洗濯物を干す「わたし」は、
 知らないまに
 ....
あなたが引き金を引いた
運命の銃声
熱くなって
倒れた
耳元の囁き
「止められない」

あなたの命と私の命が
ぶつかろうとしている
このまま運命を受け入れられるだろうか
あなたに運 ....
想い出したように
鳴る

風鈴が
躊躇うように

あなたが
幼い頃の話をする時のように

鳴る
風鈴が

逃げる風を追い駆けようとして
諦めたように

鳴る

あなた ....
ものを動かすのも億劫なほど
暑い暑い暑い過剰に暑い真夏の真夜中
木造の家のこの部屋のエアコンは
すこし効き目が薄くって
でも布団を蹴飛ばすと風が痛くって

優しさが溢れ返って隣の人 ....
どうして
そのいろに
したの
はなびらといきた
あのはるを

+

あめの
かどをまがる
どこまでもつづく
くらげいろの
みず

+

ふうとうから
なみおと ....
クルマは凶器になるので
運転手は自分自身を
運転できなくてはいけない

自分の運転が上手い人は
クルマの運転もわりと上手い
障害を予測でかわす

自分の運転が下手なのに
クルマの運転 ....
砂漠で

畳の上で

けっこう一杯水の中で

バスの中で

ああ、なんかここで




そしたら妙に神で

バスの中で

けっこう一杯の水の中で

畳の上で

 ....
アゲハ蝶の華麗なタッチ、
触れるか触れぬか
微妙な脚使いにて枝に留まり
優雅ゆっくり開閉する羽の艷やか
光の国から飛来しては
光の国に焦がれ咲き開く花の密吸い上げ
またその流れる如き色彩は ....
一瞬
影のさした殺意に
光をあてて解いた
こころに謝り
手を合わせる

まわりはどうあれ
時は過ぎてゆく
全てが静止するまで

叫ぶ雲。
出来ていないからあえて言うけれど
「足 ....
漆黒の墨汁が

硯の上ではさらに黒い

白い穂が墨をたっぷりと吸い

今にも爆発しそう

焦るなと息と整えると

骨盤が立ち、

背筋の糸で上に引っ張られる

筆の感触は綿 ....
難しくなると
投げ出したくなる仕事
継続が危うくなる
AIを使えと命じられる
AIに振り回される
使うつもりが使われて
AIより下っ端の労働者
AIを乗りこなす
騎手たちがゆんゆんと走 ....
海と陸を絶つ胎盤は漏斗の奥で
ひときわ高い山のいただきから見た
あなたはオリフィス
接続エラーの胞子
くさのね、ぬけがら
構造を拒みながら育っていた
klepsydra(クレプシドラ) ....
ひたすら
ただひたすらに希むことは
《悲しみよ、去れ》


日々日常は今朝もやって来て
今から私を勘弁して欲しい暑さのなかへ
連れてゆくのだ

そこには信念さえもねじ曲がるほ ....
コンクリートシティ
おはよう、こんにちは、
こんばんはさ
やけに、打ち付けて来るじゃん

雨 、雨 、雨

真白き響きの骨組みだけになって

ソレハ死に近付いて居るのかい?
ソレハ ....
いのちを
失っても
まもりたい存在があるだろうか

こころの平原を行くと
そこに一つの墓がたっている
それは私の墓だと直感する。
あつい陽にさらされていても
その墓の石の肌はどこか
 ....
走り続けて
転んで動けなくなった日々
未来の自分に話しかけても
返事がなかった
明日が怖くなる
夢だったらいいのに
眠らせて
眠らせて

上辺だけの真面目
崩れ落ちていく
どんな ....
白い声が聴こえる
君の髪の揺れる朝

廃線になった線路のうえを
両手を広げて歩きたいね
いつかみた映画のワンシーンみたいに

なぜそんなことを云うのか
わからないんだけれどそう ....
○「人間だから」
人間だから
悪いこともする
いいこともする
人間だから
愛したり憎んだり
人間だから
いろいろある

○「認知症」
認知症は悲しからずや
相方の顔もわからずに
 ....
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