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僕には今日の終え方がある
最後の望みの様に
ポストを覗きこむ
何か良い知らせはないかと
やっぱりそうか
そんなに上手くはいかない
分かってはいたよ
でも期待もしてたんだ
予 ....
例えば
誰かの活躍に勇気をもらったと
群衆の歓声が映る画面
俺は何をしているのかと
劣等感を募らせ嫉妬に溺れる
俺のサスペンスはそこに無い
例えば
流行の装いを真似てみ ....
今日を始めたからには
今日を終えていく
どこかで
家へと向かう道を
帰り道って言うけど
今朝 扉を開けて
見た道は
夢路だったのか
幸せは瞬きぐらいにあるけど
幸せ ....
都会は僕を識別し
演技力を測っては
僕に役柄を与えてくる
役柄を違えてみると
鋭く二度見しては
ため息の様な空気を漂わせる
壊れかけた夜空に月だけが浮かんで
寂しさの行き場を ....
利き手で「好き」を
書いてるうちは
まだ憧れの時
利き手を使えず
左手に持ち替えた頃合い
恋はその辺りにいる
恋を隠してること知ってほしくって
まばたきを忘れてる
....
自販機の前に立ち 今日を終える合図を押す
逃げ切った気分で喉の奥へ流し込む
心の行き場を探して終電車に揺られていく
斜めな夢に落ちる人
今夜を終えれずはしゃぐ声
帰る場所はあるの ....
ロボットが感情を持ったとか
人の知能を超えたとか
そんな時代が来てるらしい
ロボットが人に近づいてるのか
人がロボットに近づいてるのか
分からない時代がきそうだね
でもね
ロボッ ....
晴れていようが
雨でいようが
待合室の様なこの扉を開ける
向かう宛てがあっても
向かう宛てがなくても
コンパスは扉の外を指している
セリフもない
ストーリーもない
そんなス ....
太陽と月に今日も見張られながら
24つに区切った計画を遂行していく
もう3日前の願い事なんて忘れてるのに
あの時の君の言葉だけは丁寧に保管されている
欲しい手がかりと残したい証拠が揃わ ....
リンゴが落ちるのには訳がある
人生をかけて解き明かした者がいる
解き明かさねばならない理由は
どこにあったのだろうか
解き明かせない物が胸の中にある
解き明かせば人は置き換えられてしまう ....
朝日をカーテン越しに
気配を感じる程度に確認する
改札機はカードひとつで
俺らしきを俺と認識する
人の目もそんなもんさ
計画はピアス程度にぶら下げて
策略は靴底に忍 ....
今夜を惜しむように
違う明日を拒むように
無抵抗に寄り添う二人たち
つないだ手は
解かれると知りながら
シンデレラの掟すら
書き換えるようとする二人たち
反対の空に浮かぶ ....
両手を背中で結んで
夜風を独り占めする様に
一歩先を進む君
結んだ指は祈りにも似て
君は無邪気に何かを願っているようで
君は気付いているかい
「これって運命かな」って真顔になったり ....
空が広いことは知っている
空の広さを感じる場面はそんなになくて
空に虹が架かるのも知ってる
虹を掴むような高台に上ったことはなくて
僕が向かう毎日は
誰かが作った毎日
夢 ....
もう何度目だろう
こみ上げた微熱
確かな胸の鼓動
波音しか見えない海へと向かった
感じる心を見るために
もう何度目だろう
変わらない朝
変わらない景色
少しの微笑と少しの ....
ダイアモンドが石ころの様に落ちていたら
美しいと感じて拾い集めただろうか
僕が僕であると感じるは孤独の中だけなのか
君にあこがれる僕は僕のままでいられるのか
学者が残した幸福へ ....
いつからか朝は珈琲を飲むようになった
いつからかとりあえず携帯を覗くようになった
いつからの前は何を飲んで何を見ていたのか
情報が点滅しながら僕を待ち伏せしている
おとしめる誘惑なのか希 ....
3日後に映画を見に行くって話になったんだ
バス停で落ち合うってことに決めたんだ
もうなんだか満たされていく
未来を決めたようで
未来が待っているようで
占い師のそれよりも確か ....
みんな上手に恋してる
「電話しても大丈夫?」って
文字打ちして
お行儀良く左右を確認して
青信号を恋愛進行
みんな画面を覗きこんで
誰とどこでなにしてるって
探してる
....
昨日まで秘密にしてたこと
秘密が秘密のままでいれなくなった日
僕だけの秘密が二人だけの秘密へと変わっていく
私のどこが好きと尋ねる君
答えを用意できずに「全部」と答える僕
照れな ....
やなことがいくつか続いた
なんだか逃げ出したくなる
逃げる勇気もないけど
今日が終われば違う明日が来る
それも違う気がする
今日は少しいいことがあった
なんだかやり切れた気がす ....
みんな上手に恋してる
「電話しても大丈夫?」って文字打ちして
お行儀良く左右を確認して青信号を恋愛進行
みんな画面を覗きこんで
誰とどこでなにしてるって探してる
まるで履歴書見 ....
勇気なのか、神様のいたずらなのか
未来を変えたくなった
誰に言われたのか、いつ信じたのか
未来は一つだけだと思ってた
見えている物はそんなに変わらない
ただスローモーションのよう ....
少し行った所に大きな本屋がある
キャッチ―なお題で
少し濃い目に化粧した本たちが
私は本ですってアイドルの顔して
凛と立ってみたり
人気者のふうで積み上がってみたりする
最近はお洒落な ....
忙しさで自分の事を忘れていた
愛や夢を置き去りにして
進んでいるようで落ちていく今日
延長戦を何度繰り返しても
代わり映えしない日々達が
僕を振り出しへと連れ戻す
あの日こ ....