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文化は壊されては再生されてゆく
いわば呼吸みたいなもの
足早に過ぎ去り知らぬ間に消え去る
時の波打ち際

儚く消滅する泡は新しい記憶によって
誰彼の意識もなくまた再生されてゆく

既存 ....
闇を祓え
夜よ明けよ
禍いを祓え
災害を避けよ
全ての苦悩は
貴方の瞳で溶けて
一筋の光となる
 

聴くに耐えない
長い夢をみた

それは夜に
美しい魂が泣いて
罪を懺悔している夢だ

それは夜に
美しい魂が泣いて
生きているその身を愁う夢の中の夢だ

そのあとま ....
幻影を求めてるだけ夢を見ていたいだけ
友はそう言う、自然に死ぬまでずっと楽にと
精神を病んで疲れ果てた人生の
行方も知らず根因も解らず
此の儘何時まで生きなきゃならないんだと
只々罵倒と羨望 ....
毒一つもない詩より
毒がある詩の方が好きだ
でも毒一つある詩より
解毒してくれるような詩の方が好きだ

時々どんなに頑張っても
夢には届かないんじゃないか
と思うことがある

今は届 ....
ドアが全部閉まって
開け方がわからなくなっていた
自分という沼から抜け出せずに
溶けかけた自分を
オロオロしながら見つめていた
溶けきる前に
ドアの開け方を思い出せたのは
Xに流れていた ....
きみは海を見たことがある?
             (パヴェーゼ『丘の上の悪魔』10、河島英昭訳)
ぼくは
          (サルトル『アルトナの幽閉者』第一幕、水戸多喜雄訳) ....
足下には今現在がある
立ち止まっても 時は止まらない
歩いても歩いても 
足下は現在のままだ

鼻先にはいつも
ニンジンのような未来がある
いや在ったのだ 未来はもう横たわっている
延 ....
○「母へ」
あなたにほめられたくて
今日も
百点とってきました

○「成人の道」
ホメラレモセズ
クニモサレズ
イヨイヨ成人の道なり

○「苦しみの元」
他人が我を苦しめるにあら ....
ぼろぼろほどけ
大地に還っていく
肉身を抱えつつ
後に何が私に残るか

夜陰の窪み問い掛けて

生動し沸々と滾る想い
来たる沸騰夏の熱先取りし

静かさの巨大な奥行き
更け入る夜 ....
よく会う散歩の犬が
寄ってくるなり吠えた
いつもは尻尾振って
甘えたそうに来るのに
何か憑いているのだろうか
疲れていることは確かだけれど

よく会う野良の猫が
寄ってくるなりシャーと ....
君がうらやましい

立派な職人に作ってもらい

君がうらやましい

大勢に人との合作で

君がうらやましい

チーズがとろりと全身に

君がうらやましい

たまごを練りこん ....
心に挟んだ栞
落として
どこまでを読んでいたか
分からなくなってしまった

そんな目覚めから
今日の謎を解いていく

今に見てろという
決断が鈍る瞬間の連続
暴走していた過去がある ....
雨上がり
青葉あざやか。
ある人から
認められていないということを
認める私が
在る
どうしようもなく
在る
青葉
代々
受け継がれて来て

こうして在ることの
ふしぎ
 ....
短気は損気
急がば回れ
情けは人のためならず
雨上がり
青葉あざやか




 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
   五行歌には、本来、タイトルは付けません。ですが ....
夜の風が永遠のように
幾つもの古墳を吹き荒ぶころ
いままで傷つけて来たからだを
ゆっくり休めて
それらが作られた時代を
問うてみるのもいいかもしれない


音もなく
声も ....
星は堕ちた
泥濘のなかへ
月は嘲笑った
雲間に紛れて

冷たく光る涙は雨となって地上を濡らし
湿った風が哀しみを運ぶ
曇った煙を燻らせて

ざわめく影が暗く啼く頃
湿り気帯びた生暖 ....
薄暗い森林の山道、
根っこの浮き出た
凸凹の急斜面を
ひたすらに登りいく
人、人 また、人
登山服姿の後ろ背の
視える夜陰の寝床で
ひとり横たわり
耐える病魔は誰のもの

森林を縫 ....
僕は死んでいるのかもしれない
電気はもう通らなくなってしまった
水はもう流れなくなってしまった
重力はもう働かなくなってしまった
僕が生きているということを君は証明できるかい
全てを破壊した ....
紫陽花の花びら
雨に打たれて踊る
彩は梅雨色
カタツムリが
紫陽花の葉を這う
通り道に
印をつけながら
指揮をしている
その景色を見ても
色を感じられないのは
気分
気分が景色を ....
この頃
テレビをつければ
全ての人が
中学生に見える

あなたは17年前です
幻聴みたいな本当がそう云う

間違ってりゃしまへんかね?
なのだが
どうも信じたくなる美しさだ

 ....
す 好きなネタに目移り

し 白い銀シャリの香に包まれ

や 薬缶のお湯に緑の粉茶

おすしやさんは食の総合芸術

おいしくいただきます

お魚さんのいのちを感謝で

味わいま ....
梅雨時の雨あがりに、まだ濡れている、
いくつもの、
綿毛となったタンポポが、
まるで細密な白いガラス細工のように硬質化している、
それぞれに、
きわめてミクロな水晶の玉の粒を、
無数に煌め ....
西門に向かい
震えながら
遠去かっていく声、

知らなかった貴女の素顔露わになる
瞬間 、最早もう掴み切れずに

既に素顔の消えて
想いの残響だけ
この心を温めて呉れて

また次 ....
深まる闇に誰も気付かず
忍び寄る足音にも誰も耳を傾けようともしない
偽善の仮面を被った悪魔は聖職者の身形で白々しく
神の言葉を説いて回る
まるで我こそが真の聖職者なりと虚栄心を募らせながら
 ....
「ごめんや」
虚ろな眼差しで
そっと握る祖母の手は
ほっこりと温かくて
懐かしい香りがした
独裁者が命を絶ち狂った世界が終わりを告げて
世の中に平和が訪れると信じていたのに
違う形の独裁者が再び現れて横暴を振るう

もし本当に世界が変わるなら
意味もなく人を傷付けたり
ひとつのモ ....
 
 パパが夜帰ってきて

 自分へのごほうびと笑いながら

 ビール飲んでる横で

 麦茶飲んでた幼い私



 なんかだんだんわかってきたよ

 ほんとうは

 生き ....
わたしが眠るのは 夜を越えるため
青い目をした狼が 林の奥で睨んでる
黒ざめた毛皮は 荒々しくなびき
木の根のように 重苦しくたたずむ

生きていれば 喰われるので
わたしは目を瞑る
死 ....
瞑目意識の光り輝く視界の最中に
薄っすらと次第に鮮明に
真青な海原の拡がりいく

時流の一瞬一瞬の
波打ち撓み間の広やか
過去も現在も同じ一間に
揺蕩う意識の陶然と静やか
拡がる真青な ....
花野誉さんの自由詩おすすめリスト(768)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
二律背反- 栗栖真理 ...自由詩225-6-16
- 栗栖真理 ...自由詩2*25-6-16
咽ぶ夢- 秋葉竹自由詩225-6-16
許容、共に生く- ひだかた ...自由詩8*25-6-16
解毒してくれ- sonano自由詩525-6-16
去年の今頃- 自由詩8*25-6-16
HE_HAS_JUST_BEEN_UNDER_THE_DAI ...- 田中宏輔自由詩13*25-6-16
かつての未来_と_これからの過去_の_間- ハァモニ ...自由詩4*25-6-16
独り言6.16- zenyama太 ...自由詩4*25-6-16
意識の境域- ひだかた ...自由詩625-6-15
尻尾- 自由詩9*25-6-15
お好み焼きとピザの楽しいほめっこ- 多賀良ヒ ...自由詩525-6-15
- sonano自由詩525-6-15
- こしごえ自由詩12*25-6-15
※五行歌「短気は損気」- こしごえ自由詩4*25-6-15
痴愛(そんな言葉、ないんだけどね)- 秋葉竹自由詩225-6-15
虫たちのざわめき- 栗栖真理 ...自由詩2*25-6-14
今朝の素描- ひだかた ...自由詩8*25-6-14
空洞- 若森自由詩7*25-6-14
梅雨の彩り- 自由詩7*25-6-14
中学生- 林 理仁自由詩5*25-6-14
すしや- 多賀良ヒ ...自由詩325-6-14
露綿毛- 本田憲嵩自由詩14*25-6-14
放課後の声- ひだかた ...自由詩7*25-6-14
地獄ヶ淵- 栗栖真理 ...自由詩225-6-13
祖母の手- 栗栖真理 ...自由詩4*25-6-13
世界が変わるなら- 栗栖真理 ...自由詩4*25-6-13
星空- おやすみ自由詩425-6-13
眠るのは、なぜ?- みぎめ  ...自由詩2*25-6-13
時の裂開、意識の変容- ひだかた ...自由詩7*25-6-13

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