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小さな部屋の静かな関係
思い出はいろ爆ぜたまま片田舎
今ではどこもリトルトウキョウ
金太郎飴はもう要らないと
きみはふてくさり
あたらしい何かに
熱中し始めたので
古いノート ....
たなばたの
物語りまでの
まえふりで
1話終わっても
まだ辿り着けず
うまく書けなくてもいいのだ
カッコ悪くても痛々しくても
そのときの気もちを書いた言葉には
ふしぎなやさしさがある
詩のせかいはだれでも入っていける
きみの書いた詩を だれか ....
子から親 親から子へと渡す紙
特製のレシピにかすむ走り書き
先達を追いぬいた朝ことば無し
その枝に咲いた花にも意識して
ウメが好きといっていた母が亡くなり
十三年もたち忘れていたころに
実を結んだことで思い出話しの花が咲き
居間の隅で笑っているご先祖様に会釈して
今日一日がやっと終わろうとし ....