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僕らは歩く
九月のふちを
ほろほろと崩しながら

重い夏が過ぎたあとに
おとずれるはずだった
空虚
さえ失われて

行き場をなくした僕らの
可憐な破壊衝動が
あかるい空へ
微細 ....
零は零れる
存在と存在のすきまから
消滅と生成のすきまから
音も立てず零れる

零という名で囲われた
自らの内の虚無へと
絶え間なく零れる

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花野誉さんの塔野夏子さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
九月散歩- 塔野夏子自由詩7*25-10-1
零は零れる- 塔野夏子自由詩5*25-7-27

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