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誰も知らない町の誰も知らない小さな部屋で暮らしている女の子。エリカの元に毎年3月8日になるとミモザの花束が贈られて来るようになってどのくらいが経ったでしょう。相変わらずエリカは九歳、毎年の逢のお誕生日 .... 縁側のポチの隣で心太

ポチがいるミーコが笑う走馬灯

風流が勝てない暑さポチの夢

百日紅明日は資源ゴミ戦争

羊草無人のブランコ揺れる午後

南瓜には戻れなかったパピエ・コレ
 ....
ミモザの美しい頃に
父さんと手を繋いで
理由も知らず
バス停まで歩いたことは

覚えてるわけもない
わたしは二歳

父さんのの掌はきっと
わたしの小さな手に
この世で他には見つけら ....
この寂しさはすみれいろをしているから
今わたしが自画像を描いたなら

涙のために
すみれいろの絵の具を探すだろう
土砂降りの中まちに出て
東京で一番上等な画材屋さんに迷うことなく
空っぽ ....
差し伸べてもらえた手を
泥んこのままで摑んだ
りふり構わずに
その場で泣き崩れた
好きなだけ泣かせてくれて
好きなだけ食べて良いと
まずは好物の鮭料理を
この姿のままで?

会計の時 ....
まばゆいきもちや
しんみりに
値段がついて売っている
魅惑的に陳列されて
わたしのポッケのなかでお財布がしんみりとする

もしも手に入ったら素敵でまばゆい日々に
なんてなるわけもない
 ....
枯れ草をそっとよけると
いっちばーん|
と白い花
でもまだまだ
まだあとすこし
黄色い花が眠たそうに
目をこすりながら
もういいかい

神様は
もっちろーん!
春を約束

青 ....
夏至までカウントダウン
これからもっと暑くなるのに
寂しさに汗のトッピング
父さんは夏が好きだったけど

わたしは十一月を待ってる
日本は十一月からの半年でいい
毎年   雪の降らない町 ....
さっちゃん

その絵のお空  きれいね

うん
見えるとおりにクレヨンぬったの
心を持った先生だった

さっちゃんのその画用紙は
全部が青色だけで塗りつぶされていた


園庭の ....
わたしのさみしい骨のゆくえは
乾いた風吹く荒涼とした地
どの生き物にすら踏みつけられることもなく
ただひたすらに転がってるだけ
あしたなら抱えきれないほどあって
きのうのひとっつも無い寂寞
 ....
花野誉さんの梅昆布茶2さんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
エリカの缶- 梅昆布茶 ...自由詩325-10-5
カオルの音- 梅昆布茶 ...俳句325-10-5
父と娘____蒼風薫- 梅昆布茶 ...自由詩10*25-9-30
sすみれ色の絵の具______________蒼風薫- 梅昆布茶 ...自由詩525-9-30
冬の財布__蒼風薫- 梅昆布茶 ...自由詩725-9-28
秋のお財布__蒼風薫- 梅昆布茶 ...自由詩725-9-28
四月ニッポン__蒼風薫_詩とファンタジ9ー26号入選作- 梅昆布茶 ...自由詩425-9-28
しょうも無いけれど_蒼風薫___抒情文芸160号入選作- 梅昆布茶 ...自由詩1125-9-26
さっちゃんの空_蒼風薫_____- 梅昆布茶 ...自由詩625-9-2
骨のゆくえ__蒼薫薫_______(叙情文芸151号入選作) ...- 梅昆布茶 ...自由詩1325-8-27

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