すべてのおすすめ
それは遠い遠い昔のこと
命は身体という
不自由な傷つきやすい器を
必要としていたという
鼓動 とか
呼吸 とか
だから今はもう
命の比喩としてかすかに
その器の記憶を伝えるだけ
....
仰ぎ見る高みから
呼ばれている
この青い青い朝に
湧き上がる歓び
ゆっくりゆっくり吸い込む 、
時の佇み在り静かさ巨大に
とほくやはらか澄みわたる
波の次々と
波の鮮やかな水の ....
何年もまえから
週末になると三時間ほどかけて
家に帰っている
はじめのころは
半分くらい旅行している感覚で
ぶっちゃけ云うと
けっこうしんどかったな
だから
二週に一回 ....
いまのように
日をまもり
枯れ枝をあつめた
この霜焼け
道端の紅葉に
部屋の隅へとどく
はらばいになった
暮れの西日
どこで線をひいていい
ひとりより
ひとりにきづくほうが ....
ちょっとくたびれたスニーカーで散歩に出る
午後からの散歩は時間と追いかけっこになる
つるべ落としとはよく言ったものだ
沈みかける太陽からの光が心地よい
長寿の太陽にあやかりたいが ....
通りすぎていった雨にまだ濡れている。まだ舗装されたばかりの黒いアスファルトにもはやすっかりと晴れあがった青空が映りこんで、まるで磨き上げた曹灰長石(ラブラドライト)かなにかのようにその淡いみずいろを反 ....
錆びた鉄格子の向こうに
月明かりが望みの影を作り出している
冷や汗が滴り床に小さな地図を描く
これは出口への暗号だ
誰も読めない
壁が息をしている
湿ったコンクリートの肺が
ゆ ....
○「スマホ」
スマホを落として破損!
画面にヒビ!
起動もしない!
ドコモ店に行く
これは修理するよりも
新しく買ったほうがいいかもしれません
と若い女性の店員さんにやさしく言われ
購 ....
虚脱した魂の
小さな穴んこ虫
誰かが観ているよ
あなたのことを
もうやけのやんぱち
どんだけ好き勝手して
今に起きることの
すべて垂直に流れ出る
過去なることの反映
(霊主体従と ....
あれは中学生のころだったか
母に連れられ下着屋に行き
子どもには不釣り合いなほど立派な刺繍の入った下着を
母は子に買い与えた
そんなものより
質素なスポーツブラがよかったのだが
わたし ....
テカテカと輝くこの地上
ピカピカと眩しく生まれたワタシ
パッと世界にヒカリが咲き乱れ
サンサンと明るく、温かいいま、ここ
目覚めて時計を見る
2:30
まだ夜だとため息出る
近隣の家からいつもの爆音が聞こえる
3:00
時の流れが高速に感じる
静けさの繭に包まれる
4:00
夜明けを思う
不意に ....
Contents
I. Those who seek me diligently find me.
II. You do not know what you are asking ....
寝ていたが目が覚める
隣りの部屋で父母がケンカしている
仲良くしていたのは嘘だったんだと
無性に悲しくなる
子供心にこれくらい
そして望むことはただ
ケンカをやめて~
朝起きると ....
日、いちにちと
冬のけはいが濃くなり
きのうより
はやくなった夕暮れ
人はみんな
もうこれ以上は失われまいとして足早になる
冷気はあしもとからやってきて
なにかによばれたような気がし ....
なんにもないなんでもない
ただうけとりうつしこむだけ
うしなってきたものうらがえし
深まる夜の余韻の確言に至る迄
私語から公言への道筋辿りて
それはいつでもどこでも
ほんとうにおこ ....
忘れた頃にやってきた
なす術もなく
崩れるままに
パニックが生まれる
数々の教訓
忘れないで
どうか
備えていて
{引用=
楽曲は下記から聴けます
https:// ....
粗末な哀しみを夜に浸し、
柔らかくなった端くれを口へ運ぶ
牛脂の付着した鍋に、
豆と小麦粉、
岩塩を加えてシチューを作った
焚き火に、美しい魔女が裸で踊っていた
火のそばが母の ....
師走がすまぬという
みんな居なくなってすまぬという
やさしい言葉をかけるのを躊躇う
やさしい言葉が渦を巻いて襲ってくるのを躊躇う
助手席に乗せては苛々が募り
飽きもせず ....
失われたのか
無かったのか
どこまでもつづく橋桁
どこまでつづく鳥と波
蒲公英の種子の空
隙間から降る宇宙の午後
誰も居ない径に
部屋に積もる
何処から ....
軍需産業の大笑い
いよいよ肥え太る金融マン
不穏な世の益々加速し
資本利潤追求が全て呑み込み
光の魂 、最早仄か残り香を漂わせ
それでも未だ錆び付いちゃいない
〈私〉の内に眠る黄金 ....
明かりのない地下に下りていく
睡魔が両手を広げて待っている
言いなりになって体投げ出す朝
今日の予定を注意深く確認して
いなくても大丈夫と判断したら
仮病を使ってあとは布団に潜る
....
リンネルの
浅いシャツ
荷台に腰かけて
夢見るように
夢を見ていた
わたしにはいつも
掴めるものが
用意されていた
時々それは
誰かの手や背中
時々それは
雲の切れ端 ....
ギョッとする金色を
醸し出し発光させ
狭い水槽の中でも
絶えず身を翻し
華やぐ盛りに
どろりどろん
死んで死に絶え
底の屍物質と化し
腐り果て視界から消え
ひらりひらひらなみそよ ....
詩によって孤独な戦いを強いられている
木の葉が井戸に落ちて水の輪が拡がるように
深く深く地底まで潜り込むように
言葉は解釈を違えて迷子になる
託した想いは誰かの思いにすり替わっては
....
冬は
ウサギになる
セロリばかり食べている
それだけ食べていれば
からだじゅうが綺麗にすき透る気がして
むろん
そんなことはないんだけどね
悲しみが
薄まるような気 ....
もみじの赤のグラデーション
花よりも鮮やかに
寒い空気を温める
ひとりよりふたり
ひとつのポケットの中
つないだ手
知らん顔して
ふいに手を引く
はじまりの魔法
一瞬で体ごと ....
○「お茶飲み話」
兄弟や近所の人たちが
何気なく集まって
お茶を飲みおしゃべりをする
いつまでもこの平和が続きますように
○「人類の危機」
もう国どうしで争っている戦国時代では
ない ....
君の音が途絶えてひさしく
陰か
陰に
陰だ
振り返った電信柱の裏に
光が眩しい曲がり角に
車窓の先にある河川敷を歩く人に
君がいた
幻が現実にかぶさって覆い
目は
正解を見た
....
窓口で呼ばれるのを待っている
番号札を握りしめて
延々とオルゴールが回る
私は大層な夢を
にじむ目で見たが
光ばかり
きらきら、きらきら
夢がにじんで
許してくれるような
余地も ....
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