すべてのおすすめ
○「命綱」
日本では
救急車とパトカーは
いつでもどこでも急いで来てくれる

○「幸せ」
幸せな人ってどんな人だろう
やっぱり
不平や不満のない人かな

○「価値の天秤」
「損得 ....
あの『ガラガラ』が
新井式廻轉抽籤器
というのだと知ったのは
今朝のこと

今まで子どもの頃からなんども
なんどもなんども
回したことのある
ある程度はお馴染みな『ガラガラ』

 ....
宙返りで着地するために
訓練するヒトはいるが
訓練するネコはいない

宙返りで着地することが
できてすごいのはヒト
できて当然なのはネコ

筋肉が
ムキムキのヒトはいるが
ムキムキ ....
母子もろともキチガイ扱いした人間の詩が
我が物顔で詩誌に載っているのを目にすると
正義はどこにあるのかと正直疑いたくなる

将来の約束を反故にされ
未来への展望も全て壊された者の詩が
いま ....
植物園前で年配の女性に声をかける
戦争法案反対のビラを渡して署名もしてもらうためだ
「もしよろしければお願いできますか?」

しかし、女性からは歯切れの悪い言葉が返ってきた
「戦争法案反対い ....
頼る宛もなく、深夜のベッドタウン
僕はそぞろに歩いている
苦渋たる道
俗にそれは二人の隔たり
紛れもない
ひとつとひとつの魂のズレ

通り過ぎてく人はいない
車もバイクも通らない
ほ ....
小さい時は病気がちで入院ばかりしていた君
それでもいつも一生懸命に頑張っていた姿
思春期になり君が私に挑んできたとき
君の心が順調に成長していると喜んだ
高校になって部活に夢中で友達が好きで
 ....
真夜中に稲光で目覚めた
とおもったけれど
ふと目覚めたらたまたま雷が光ったのかもしれない
きれい、と怖れ、は
ちいさな箱に同居してる双子

エレベーターに「故障中」の張り紙が貼られている
 ....
私のものでありながら
私のものではない想いの束
吹き抜ける風紋のカタチ、
薄日射し蟹走る浜辺の磯の香、

いつか忘却され又想起され
透徹と普き哀しみ通り過ぎる
宙宇の燃焼
映し出されな ....
これまで財布をとられたこと
これまで職場から追いかけられ自宅の最寄り駅まで来られたこと
これまで職場のロッカー室のドアの前で待ち伏せされて出口をふさがれたこと
これまで通勤の道のデッキで自殺者が ....
 小さな瓦屋根の付いた
 土塀が続くわき道で
 赤い郵便バイクとすれちがう

 黄土色の築地塀はひとところ
 くずれたままになっていて
 原付のエンジン音が
 その空隙から逃げていっ ....
明るく元気な
あいうえお

かくかくと真面目な
かきくけこ

さわやかで新鮮な
さしすせそ

太陽のように情熱的
たちつてと

なんで、どうしてなの?
なにぬねの

ハミ ....
光満ちて
路面はキラキラ輝き
昔の夢は現実となる
労苦さえもろともせず
苦痛さえ楽しみに変える
頑張りはかたちとなり
辛ささえ吹き飛ばして
心から笑えるような
こんな日がやっときたのだ ....
色とりどりの光と人混み
やけに上昇した体温と匂いに押されながら
僕は自転車に跨りながら泳ぐ

目的地はやけに遠く
岸にたどり着くにはやけに重量のある波に
ぶつかり続かなければならない

 ....
しと しと しと
ざぁざぁざぁ
イッテシマッタネ
イッテシマイマシタ
しん しん しん
ざぁざぁざぁ
アシハミエタヨネ
アシハミエマシタネ

夏空来て 
梅雨のお葬式、遠去かり
 ....
8月6日や8月9日と一緒だという
他国から見たらそういう存在だったんだろうか
今他国ごとのように見ているこの光景は

自分のことがわからないように
自国のことはわからない
わかっているのは ....
遠くからの雨が
仰向けで倒れたままの僕たちの瞼にも恵まれ
封じた楕円に触れてもいい頃合いだと知らせる
呼び鈴が鳴らされたが
出ていけない

、 ない……が湿った封筒を差し出し
黒い口を開 ....
○「物価高」
政治家は
まずお米を買うところから
はじめないといけない

○「物まね」
物まねの時代はもう終わった!
新しい発想力の時代だ

○「大きな違い」
学校時代の問題は
 ....
行方不明の動物を飼う
止まない雨の一部になる
美味しいラムネを教えたとき
初めて知った下の名前
朝、余分にリードを離してみる
降られるまでもなく風に乗るルーティン
過多、糖分は肩を回して作 ....
別に人生に期待している訳じゃない。
好きなことに打ち込む何かもない。
とにかくただ生きているだけ。
大きな夢を持っている訳じゃない。
分が悪いのはいつも同じ。
素晴らしい才能もない。
ーだ ....
悪いことが起こっても
誰かが悪さをしても
時間が経てば結局は忘れてしまう
頭の片隅
どこか心の奥底には残っているはずなのに

その時その場所で起こった事件に悪態ついて
また新たな事件 ....
夜毎の夢に開け入る現、

ほら 一昼夜おいて昨夜の更に
鮮明に浮き立ち
私の思考生命の今に響き刻み込まれ

日々この世の側 遠くとほい此の感触、

残響し続ける大宇宙 詩想し続ける小宇 ....
悪い人より良い人
良い人より悪い人が
ほとんどの僕らに

どんな罪悪も
当たり前だろうか
どんな喜びも
相応しくないだろうか

駆けずり回って
時間を集めて
落ち込む前に
駆け ....
食卓に箸置きを添える
といってもそれは箸置きとして売っていたものではなく
両端をねじられたキャンディ型のフォルムの
ベネチアンガラスの小さな置物で
ずっと前に
ベネチアの運河に架かった
橋 ....
 
 乗り換え駅で乗り継ぎ悪くて

 電車を待つの嫌なんだけど

 君と帰りがいっしょになった日は

 まだ来なくてもいいのにって思う



  話したいことはたくさんあって
 ....
くるしさの味って何だろう
口に含んだ土の味
とても苦い薬の味
鉄の塊をかじった味
海をぐっと飲んだ味

たのしさの味はきっとはちみつや熟した果実
こっちはすぐにわかる

そもそもくる ....
風はゆふぐれの懐かしさを湛えていた
《ア》と《オ》の螺旋が交差し争って
辺りは静に満ちていた

みみのあな

鼓膜を突き刺すくらいキンと痛い

酔いどれ月が
小石となって
ばらばら ....
碧い絨毯踏み締めて空と海とがひとつになる
流れ往く時間が軟かな日差しに温められて
私の頬を撫でる

私は風になる
汐の薫りを纏う風に

ゆったりと優しく笑う貴方の顔が
私の記憶の奥に忍 ....
白菜の葉についた青虫をそっと手袋をした手のひらに乗せた
ごつい布越しからもわかる赤ちゃん特有のプニプニした触感

そっと地面に下ろしたとたん
待ち構えたように隣の年老いた男性が足で何度も踏みつ ....
 長男の叔父が相続して売却されるまで
 二十五年間空き家だった
 母の実家

 大きな日本家屋の庭で
 剪定されない樹木と荒畑
 雑草の茂る一角に、水仙が
 亡くなった祖母を忘れじと香る ....
花野誉さんの自由詩おすすめリスト(775)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
独り言6.28- zenyama太 ...自由詩3*25-6-28
ま、いっか- 秋葉竹自由詩2+*25-6-28
宙返りで着地するために- イオン自由詩3*25-6-28
不条理- 栗栖真理 ...自由詩2*25-6-27
通ずる心- 栗栖真理 ...自由詩4*25-6-27
- パぁ自由詩625-6-27
大人になった君へ- 桜 歩美自由詩4*25-6-27
アパートメント- そらの珊 ...自由詩13*25-6-27
主語を欠いた庭園- ひだかた ...自由詩625-6-27
これまで- sonano自由詩225-6-27
静黙- リリー自由詩11*25-6-27
五十音の唄- 多賀良ヒ ...自由詩225-6-27
夢は続く- 栗栖真理 ...自由詩225-6-26
密集地帯- 栗栖真理 ...自由詩225-6-26
去来・来- ひだかた ...自由詩725-6-26
Bombing- 自由詩625-6-26
楕円- ふるる自由詩9*25-6-26
独り言6.26- zenyama太 ...自由詩2*25-6-26
ミエナイ- 饂飩(う ...自由詩125-6-25
望むもの- 栗栖真理 ...自由詩3*25-6-25
無責任有機化合物- 栗栖真理 ...自由詩225-6-25
詩想、夜夢の現- ひだかた ...自由詩7*25-6-25
落下と下水道- sonano自由詩125-6-25
箸置き- そらの珊 ...自由詩9*25-6-25
電車でGO!!- おやすみ自由詩325-6-25
く_る_し_み- 馬後の竹 ...自由詩325-6-25
火群- りつ自由詩3*25-6-25
優しい時間- 栗栖真理 ...自由詩3*25-6-24
青虫- 栗栖真理 ...自由詩3*25-6-24
空き家- リリー自由詩11*25-6-24

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