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最後に
ノートに詩を、書いたのは
何年もまえのことになるのだけれども
何年まえだったのかは
もう、わからない
紙に
シャープペンシルかえんぴつで書いてたかな
えんぴつてことは ....
わたしたち、幼い風に吹かれて
食べている(食べている)
ブブンヤキソバ
わたしたちは全部ではないから
いつまでたっても部分だから
ブブンヤキソバばかり
食べているの(食べているの) ....
○「幸せ格差」
「人の不幸せは 蜜の味」
「人の幸せは 嫉妬の味」
幸せな人は 不幸せな人の気持ちなど
気づかないから
思わぬ被害を被ることがある
○「田舎の団欒」
....
窓口で紙の保険証を見せました
この方、マイナンバーカードはと聞かれました
分かりません、独居の方なのでとこたえました
後見人さんはと聞かれました
後見人さんはそこまでなかなか出来ませんとこ ....
世界の終わりは 自分の終わり
自分の終わりは 世界の終わり
こんなにも近く
こんなにも見えない
近づくほどに見えなくなるから
見えると言うほど嘘になるのを
見えると言う ....
まばら 言葉の散布
ちらちら舞い続き
専ら冷え込む
この朝に 、
真っ直ぐ射し込み
放散する陽光受け
あれまっ!
西の地平遥か
くっきりにょきっと
輝き浮き出る
富士の高嶺 ....
Yとは友達だった
しばしば話し込み
時に酒を飲み
気の置けない関係だった
熟練した監察医とはいえ
友人の亡骸を切り刻むのは
ごめんこうむりたかったが
公僕の悲しさ
選択の余地は ....
○「電車の中の会話」
じいちゃん二人の会話が面白かった!
「Kさんは79歳まで働いて
仕事をやめて5年後に亡くなったんだよ。
あんなに元気だったのにね。」
「家にいても何もすることがないから ....
死にたいと
思う時もあるが
絶対に死ねないと
思うことにしよう
命は、生きたいのだ
・
雪が
つもった
翌日の午後に
日なたぼっこをする私。
お日さまぽかぽか
・
....
正しい不正解
妄想みたいな過去
嘘みたいな現在
知りたくもない未来
間違った正解
やわらかく挟まれている
誰かが決めたあるべき姿
安心を得るために着ぐるみ着て
本心ゼスチャーしても ....
ヘミングウェイが入ってきた。
(レイモンド・チャンドラー『さらば愛しき女よ』32、清水俊二訳)
元気そうじゃないか。
(チャールズ・ウェッブ『卒業』1、佐和 誠訳、句点加筆)
プルース ....
ふるえる
ふるえる
ふるさとなき
さむいさなか
はらへり
かさこそ
おちばのまい
はらへるふるえる
ぅううおぉおお
もうたまらずに
ぽわぁんぽわぁん
はずむたましい
しいんしい ....
時間は川に流れ込んで
海に注がれていった
思い出は沖の方の
船が網に集めている
オレンジ色が海面を揺らして
波の音がだんだん寂しくなる
水平線に飲まれていく太陽
思い出を吹き飛ばす風 ....
罪か ああ
物には罪は無い
物には罪は無いけれど
罪があるとしたら
人の行為(こうい)のある部分に罪がある
私には罪がある
私の罪は
私の罪に
ゆるされることはない
ゆえに
私 ....
ハナミズキの葉がいちまい
歩道の煉瓦に落ちていた
秋の刷毛をなんども塗り重ねた深い赤色
葉裏にのせたあさつゆは
指にはめたダイヤモンドよりも
透明にかがやく
風にひるがえってしまえば
....
○「一刻千金」
老人ボケやすく
詩なりがたし
○「マイナー保険証」
年寄りにとっては
マイナーな保険証だ
前は
窓口へ出すだけでよかったのに
○「生き方」
生き方は
口では ....
おぼえて
いなければ
ならないものだ。
それは、
ぼくなんかの
くろい手では
つかめない。
そんな
はかなげなゆめなんて
とっくに
とおりすぎてしまったか ....
赤の生命の燃え立ち
青の心魂の奥まり
黄の精神の浸透し尽くし
漆黒の暗闇 絶えず呑み込まれる
無限なる純白 永久なる変容へと
死と屍と干乾びた色欲の御影を残しつ
あゝ、そうか
わたしはいつだって
情けなんかいらなかった
人と違っただけのひとだった
冷えれば冷えるほど
氷結するかのような感情
知らないことを知ることだけが嬉しく ....
あなたが指輪を外す仕草に
嫉妬と優越感の混じった
欲情が込み上げる
ギター掻き鳴らすみたいに
あなたを掻き鳴らして
クライマックスにはいかせてあげない
熱を帯びるほどに
冷酷な気 ....
○「地球のどこかで」
地球のどこかで
戦争がある
地球のどこかで
大災害がある
地球のどこかで
飢餓がある
地球のどこかで
疫病がある
僕たちと無関係だろうか
○「トイレ旅行」 ....
悲しみを悲しみ
苦しみを苦しみ
喜びを喜ぶ
さまざまな気持ちを感じる
これらが生きている証
命の命が
生きるために生きる
命に従い生きるんだ
味わおう命を
目標は
生き尽くすこ ....
予感が走った
彷徨った音が夜空から降って来るだろう
美しい幕引きみたいに
世界の魂を震わせて
救いもない物語の色をしてそっとそっと
命はいつもエリアを超えて
冬の街へ遊びに ....
意味など
とっくに剥がれ落ちた
この朧月夜に
墓石とあらゆる死に
花を手向け
改め新たに
極北の地から立ち上がる
自らを
ひたすら眼と化し耳と化して
何を ではなく 如何にし ....
生まれたくなかったかもしれない世界に
大きな泣き声で
生まれてきたのだから
つらいことがあったら
思い切り泣けばいい
そんなことを
普段忘れて固まってしまう
ツボに思い切り指を食い込ませ ....
スマホを置いて散歩へ
私達は便利の奴隷
人工知能もやって来て
共存してもしなくても
使っても使われても
私達は便利の奴隷
スマホとの距離感を
7オクターブ離し ....
○「師走」
今年も残り一月になった
時が僕に反省をせまる
今年は
悔いなく生きてこれただろうか
二度と戻らぬ日々を
精一杯生きてこれただろうか
残り少ない日々を
大切に生きてこれただろ ....
君はいつも
爛漫に羽ばたきたかった
拵えたかごの中での日常と
生活から差し込む思いやりでは
あと少し満足できなかった
行き急ぐのは
眠りを忘れた 太陽の咲く遠くまで
飛んでいきそうな予感 ....
○「つながり」
山と川はつながっている
川と海はつながっている
海と空はつながっている
空と山はつながっている
自分と日本はつながっている
日本と世界はつながっている
世界と宇宙はつ ....
ぬけられます
と、
白い戒律の剥がれた板に
赤錆びた日本語が
合法を装ってしがみついている
飢えと寒さのために、
大勢の煌めくことばが死んだ
ただ夢を叶えるために、
「嘘だ」
....
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