夕闇が水面を眠らせる

山頂に並ぶ鉄塔が月輪を支えて

溜池の柵に突き刺さった雲影

何処へつづくのか知らない獣道を

あなたの手を引いて走った

互いの体温は確かなものだったけど ...
ほほほと笑う

かにかにかにと縋る

草臥れた王様たち
不満だらけの猫
傷ついたサソリ
みんなの地球が
細くなるね
鉛筆削り

お金が欲しいと
知らん顔する
僕の良心に
ふ ...
砂丘に行けば
明日があるかも知れないと
とぼとぼと足跡を残します、そして


砂を数えたのです
波を数えたのです
灯台の明滅を
数えたのです


星を教えてください
色 ...
にんげんを神の家畜だと思った人がいる
あるいはそうかもしれない

そんなのおかしいよと誰かはいうだろう
あるいはそうかもしれない

じゃあほんとの家畜はどうなるんだと
ニュースキ ...
誰かわたしを飼ってください
朝 かろうじて
そう わたしの耳がささやいたとき
ひとが姿を現しはじめた

かつて わたしがどんぞこで
まだ 形をとりもどしていない頃だった
...
おそらが
あんまり 
たかく 
あおく 
すみきってくると

あかいふうせんが
恋しくなる

ふわ
 ふわ
  ひらりと
   風にのり

ひつじの群れを
追い駆けたい
...
嵐の夜
白と黒の町
{ルビ礫=つぶて}のなかの
廃屋をめぐるまわり道


螺旋階段に立つ人々
雨のなかの天使を見下ろしている
瞳から瞳へ落ちてゆく滴
水彩の ...
 焼死体が三つある
 引き出しの奥に腐ったオレンジが
 わたし
 湿り気のガラス窓で
 手を切る
 切ない気分でいる
 洗濯機の中
 誰も知らない命が
 無邪気に
...
ふと鏡を のぞきこんだら
あたしの頭がいこつが
透けてみえた



「いつもここにいた」
と云った



「知ってる」
と思った




この目でみたことは
ないけ ...
萎えてしまった
すっかり萎えてしまった
鶏の手羽を酒と醤油で炊いたものを
ラスカルの皿に一盛り食べながら
黒霧島を飲みながら
お湯割で飲みながら
テレビを見ていた
テレビではカンニングの ...
 えんじ色の椅子が整然と備え付けられた区民会館の端の席に、太一はめったに袖を通さない濃紺のスーツを着けて座っている。成人式らしく客席にはあでやかな色の和服を着付けた同世代の娘たちも目につく。館内禁煙と ... 疎まれて、嫌われる
一本づつの僕らも
たくさん集まって
命咲かせれば
ひととき、こんなに綺麗。



愛されて、慈しまれる
一人づつの人間も
たくさん集まって
命咲かせれば
ひ ...
母親が三回 部屋にやってきた

一回目は 猫の話 

二回目は 姉を駅に送ってくれないかと

三回目は この前会った 若い視覚障害者の女の子の事

点字で本が出したいと言うので 話を聞 ...
田舎から出てきたばかりで
胸膨らます新入生
4月からどこに住むのかな
不動産屋は待ってます
みんなが喜ぶ学生さん
重要事項説明書
ひらひらさせて待ってます
これでもわりと良心的なほうよ
...
散乱していたの
物体ではなく あたし の
(思考と存在 に 対する雑感
思春期めいた思考は
フォルマリン漬けにしてしまえ!)

意味でない もの  でもない
反芻 ...
降りやまぬ雨

 風が吹き
 雲が流れている
 水の中

流れ流れて
雫が温かい
それは なあに

むこう側に君
こちら側
水の中

 たそがれて
...
C'est un aquoiboniste
Un faiseur de plaisantristes
Qui dit toujours a quoi bon
A quoi bon

...
蜜のために眠るストレイキャット
廃墟の揺り篭は懐かしいか
チョウセンアサガオは雨に報復を受け
明日は古びたレコード盤のために
きっと声を張り上げて歌うのだろうよ
おいでおいでストレイキャット ...
遠くに大きな影が見える
何色の影だろうか
黒くは無い
白くも無い
揺らめきながら
不思議な色に輝き
手招きをしている様に見える

耳鳴りがする
聞いているうちに
それが言葉である事 ...
お日様を
ペンキ屋さんとおもってる
娘には 
まだ早すぎる
 ただイタズラに時を過ごし
 くだらない非生産的な妄想のなかにうずくまる
 暗黒の世界を目にしてしまったボクは
 うめき もがき 叫んで
 なんとか地上に這い上がってきた
 しかし後遺症は残 ...
電柱立つよりかからずあかるために

蜘蛛が飛ぶてっぺんからてっぺんまで

三つのことば千の手法にて一軒の小屋

黒い婿に手を取られ階段のぼる

無神の岩場でルーズなポーズをとる坊主
...
春の朧には
狼の遠吠えが聞こえる


黄身を崩した
蒼い朧月に


マンションの屋上から
屋根の上から
銭湯の煙突から


ああほら


またも
遠吠えが聞こ ...
遺さずに
消えるものはない
指先で
痕をなぞると
血の滲む感触
知っている
拒んでいる

肌の震えは
接する場所を
浮き彫りにして
揺れる
境界
けれども
破れることなく
...
ある日見た空に
飛行機雲が白くひかれていて
それが矢印のように思えました

きっとそんなところにもきっかけはあって
感じたままを力の向きに
見上げるその
角度にも
だから


  ...
足を上げて歩けないのは
日頃の疲れからなのか
明日が見えない今日を
繰り返すしかないからか

履き潰した靴の数だけ
削れて行く生き様があって
磨耗した靴底に気が付けば
見えない針が刺さ ...
夜道ゆく君と私の歩幅から平均時速を出したスピード

あの公園おばけが出るよと脅かしてあと100m遠回りさせ

ほっぺたにキスを残して去る君は小さな恋のメロディさながら

ほっぺたにキスはな ...
いまだ、私はメンチカツ
所詮、空は飛べない

ただ、もう一度雲に乗ってみたかった
あの頃を思い出し、今でも涙する


カニクリームコロッケであった私は
メンチカツよりも、遥かに優良だっ ...
醜いものを見てしまったので
わたしも醜くなるところだった
気がついてよかった

間違っていなかった
わたしは

帰り道
見えていたのは
あの現場
聞こえていたのは
あの言葉
何 ...
仮想遊園地へ行った
こっちこっち
手を引かれるまま
仮想の列にならび
きゃあきゃあ歓声をあげて
仮想ソフトクリームを頬ばって
どっかり
仮想ベンチに座り込んだ
お弁当持ってくればよかっ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
密触相馬四弦自由詩2*05/10/26 21:39
鉛筆削りあおば未詩・独白4+*05/10/26 21:36
さがしものを教えてたりぽん(大...自由詩705/10/26 21:28
ニュース石川和広自由詩4*05/10/26 18:28
ハウス自由詩8*05/10/26 18:26
*ふうせん*かおる自由詩6+*05/10/26 17:53
円原視座木立 悟自由詩1005/10/26 17:52
リゾートカンチェルス...自由詩305/10/26 17:49
頭がいこつかなひめ自由詩1*05/10/26 17:11
秋枯れ黒田康之自由詩105/10/26 14:10
太一の成人式MOJO散文(批評...2*05/10/26 13:12
つぶやける絨毯たりぽん(大...携帯写真+...9*05/10/26 13:00
ついさっきトラック自由詩105/10/26 12:10
ほんとうのことチアーヌ自由詩2+05/10/26 11:46
子午線窪ワタル自由詩405/10/26 10:40
水の中まどろむ海月自由詩305/10/26 9:11
論文提出にまつわる些事こたろう自由詩105/10/26 9:07
猫の子守唄唯浮自由詩205/10/26 7:52
幻夢自由詩0*05/10/26 3:16
紅葉米倉瑠学未詩・独白105/10/26 1:36
自分を映す鏡を読みながら炭本 樹宏自由詩105/10/26 1:20
乙女の尻黒川排除 (...川柳305/10/26 1:04
春の狼蒸発王自由詩205/10/26 0:57
異葬いとう未詩・独白505/10/26 0:27
飛行機雲は消えてもベンジャミン自由詩10*05/10/26 0:11
靴擦れ松本 卓也自由詩2*05/10/26 0:07
kiss一代 歩短歌2*05/10/25 23:57
K.a.t.z完食自由詩1*05/10/25 23:08
まだ 見下すのがお好き?蒼木りん未詩・独白3+*05/10/25 22:55
ゆっくりと私たちはアンテ自由詩1*05/10/25 22:45

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