ひとなみのなかにまぎれて君は息をしている

不毛に時々は悩みながら歌をうたうのだね

小さな偽善の積み重ねが君の鎧

教会の鐘がなっているこの世界で

盲目のままで生きてゆく


 ....
僕が資材調達課で関根さんが天体望遠鏡を組み立ていた頃総務の峯岸さんが3びきの柴の仔犬をもらってきた

工場の片隅食堂の裏の朽ちかけた木造の社員寮のあたりでわんこは皆に可愛がられながらコロコロと遊ん ....
drumの最後の一撃が吸い込まれてゆく夜明けに

トラックを転がしている

この時間の国道は意外に詩的だ


ベックのクールミントな響きにふさわしいあさだ

世界はguitarの一弦 ....
団地センター街のアーケードのタバコの自販機でひと箱360¥のWESTmentholを買ったくもりがちの空の広がる朝

商店街のゴミ箱には日曜日の夜の匂いが染み付いている

コイケヤのチップスの ....
僕の奥さんになるだろう人は

鶴ヶ島に住んでいるので勝手につる姫とよんでいる


あなたは孤児だった

身寄り誰もいないって言ってましたね

彼がおんなと逃げて消息不明

子供3 ....
きみは唄ったよね



幸せって何って

まあそれはサンタが街にやってくるようには

おそらくはこないし

いまの彼とうまくやるとか前彼とよりを戻すとかいう

次元の問題でない ....
ときがたい遺失のなかに君はいる

わかってるさでもまたいつものようにつっこんでくるし

僕もこたえるさ

男同士でケツ触りながらああ気持ちいい……とかねえねえもっととか

これって仕事 ....
僕達は北極星からやってきた

銀河の闇を切り裂き

暗黒星雲や超新星と交感しながら

遥かな光年をやってきたのだよ


オーロラのカーテンをゆらしながら

氷雪を溶かしながら
 ....
いつかどこかの私立かなんかの学校で

自分達の可愛がって育てた子豚を子供達の給食で食べさせるシーンを見たような気がする

だいたいそういう番組の時間帯はてきとうに酔っ払ってしまっている ....
おはようございます。

今まで本当にありがとう。

酔い潰れてひっくり返ったり

楽しかったけれど迷惑ばかりかけましたね。

ほんとうにごめんなさい。


あなたが心の葛藤を持っ ....
ログインしていません
愛のクロニクル

僕たちの幻想記号はI

無常をつかさどる伯楽はきょうも酔っ払っているし

ぼくの心も穴だらけだ

もう希望の歌はうたえないのだろうか


 ....
たいして欲のない親父にも幸せ願望はかろうじてあったのですー

ある日親父は彼女には大好きな彼氏がいる事を悟りました

恋愛に悟りなんて必要ねえしと

思われるかもしれませんが

仏陀の ....
僕の彼女にはストーカーがいて

僕は2番めのストーカー

夜のアスファルトを這う獣


15の夜から変わらない獣

今日も素面で盗んだバイクで走り廻ってる


軋むベッドを今で ....
別れた女房に言われたこ

ダメなものはいつまでたってもだめだって

そうなのだろうか

ダメなものだって少しは世界の愛を知っているものだ


生きとしいけるものの愛を栄養にして僕 ....
ふと目に止まった街角の後ろ姿に

雪が降り積もってゆくように君の横顔がかさなる


自分を愛せない僕はずいぶん君を困らせたものだ

喪うことを怖れてばかりの心を隠せなかったし

 ....
この道の終わりは何処にあるのだろう

子供達が手を降って遠ざかってゆくけれど

老いた道化師には風が吹きぬけるだけ


サーカスのテントは既に無く平原には担たんと陽射しが映える


 ....
闇を溶かしてながれるナイルの畔にたたずむ

星の光りを映して夜は長い



地中海のあおのために漆黒の時間がある

エーゲ海

アドリア海

チレニア海

イオニア海
 ....
麗しい時代は終わって君も魔女になるのだろうか

いまでも充分怖いが


僕は亀仙人にでもなってやり過ごすとするか

ボブディランが時代は変わると歌った


僕は生命は変化だ ....
下弦の月が押し殺した笑い声で見降ろしている夜は

やり場の無い紅い狂気がぼくを支配する


沈潜する魂は追いつかない時を追いかけて

それでもワインの薫りがなつかしいのだが


1 ....
血を流して働くのだね

愛のために


世界はとても素敵なシステムでそれを搾取してゆく

欲望は限りない狡さをもって知恵を滅亡させようとするのだね


世界は愛ではなりたっていない ....
きみにメールを送る

会社でたまさか遭遇した雨蛙の写メそえてね


いつまでも距離の縮まらない亜空間を超えて

ぼくの小さな宇宙船は緑色に飛翔するんだね


カエルgoods好きの ....
なだらかなおかがつづいているこの辺りは

雲雀のさえずりが静かに雲にとどいている


きのう釣ったさかなをみずに帰してやるといっしゅんキラリとひかりを含んで消えた


春になるとれんげ ....
84歳の母に蛍光灯の豆電球が2つとも切れているのに

と言われた


そうなのだたぶんちょとおかしい彼女とデートするよりも

よっぽど切実なもんだいなのだけれど


ぼくは恣意 ....
何も無い誰もいない音も光りも

白い道がただ続いているだけ

何時からこの世界にいるのだろう

遠い昔のような気もするし


君の声が聴こえなくなって幾度か宇宙は生まれ変わったから
 ....
最近はお金が無くて彼女とデートもできません

美しい格差の国は何処のはなしなのでしょうか


高村光太郎では無いのです〜がちょっと頭の軽い彼女と

悪癖に懲りない僕との明るい毎日です
 ....
風景は音楽のようにながれる

車窓を光のトンネルが通過して

次の小さな駅に停車する


僕の頭の中には今も何もないな

心の揉め事は置いてきてしまったそんな午後

発車の合図が ....
何者にもなりたく無かった僕は闇のなかでそっと生まれた

認識の外の世界で生成する螢のように浮遊する外惑星だ


新しい地平線は空っぽの世界に灯をともす微笑み

漆黒の壁さえもよじ登れる気 ....
ひと気の無い遊園地の回転木馬は何の夢をみているのだろうか

つまらないことで君を傷つけてしまったり

幼稚な振る舞いを見せびらかしたり

いま秋は深まる


間違いなく哀しみはやって ....
ドンキホーテでバースデープレゼントをさがす

夏絵さんと坂本君と小百合姐さんの

誕生日のために


グループ交際歴一年四ヶ月

バラバラの星が

見かけ上星座のていをなすように ....
季節感のない親父にも

たまには愁いの時がある

無神経を絵にかいたような

ステレオタイプな日々の

粉を吹いてしまった五感が

たまには疼くのだ


無駄に過ごしてしまっ ....
梅昆布茶(1023)
タイトル カテゴリ Point 日付
すべての孤独な魂へ自由詩811/12/22 4:29
柴犬のいた日々より自由詩1211/12/21 8:30
ZipRock自由詩511/12/20 7:50
迷宮の風景自由詩611/12/19 8:15
つる姫への手紙自由詩711/12/18 8:44
君に言えなかったこと自由詩411/12/17 21:13
ふれんず自由詩511/12/13 23:10
星の子供達自由詩1011/12/13 10:13
給食になった子豚自由詩211/12/10 8:25
ありきたりな私信自由詩411/12/9 5:26
愛のクロニクル自由詩211/12/8 6:15
親父の訣別自由詩711/12/7 10:35
ストーカーの夜自由詩411/12/5 0:50
世界は愛に満ちている自由詩211/12/1 23:53
懐かしき恋人の歌自由詩111/11/27 11:12
道化師自由詩211/11/25 11:01
ナイルの畔にて自由詩311/11/20 4:53
魔女の季節自由詩411/11/17 5:34
寡黙な月と饒舌な孤独自由詩411/11/14 6:20
ワークソング自由詩311/11/13 6:05
旅と月と雨蛙自由詩211/11/13 3:09
丘を下る夕べには自由詩4*11/11/12 2:49
豆電球自由詩211/11/8 23:47
孤独なランナー。jackson brownによせて自由詩211/11/3 8:40
明るい生活自由詩311/11/1 7:16
高原へ行く列車の窓で自由詩511/10/29 6:32
ふりそそぐ陽光のしたで自由詩211/10/27 3:10
衛星の秋自由詩311/10/23 9:09
とりとめもなくワインとピンクとパープル自由詩611/10/19 10:11
哀愁の親父自由詩411/10/17 8:50

Home 戻る 最新へ 次へ
12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 
0.33sec.