世界は愛に満ちている
梅昆布茶


別れた女房に言われたこ

ダメなものはいつまでたってもだめだって

そうなのだろうか

ダメなものだって少しは世界の愛を知っているものだ


生きとしいけるものの愛を栄養にして僕らは生きている

愛に無縁な生き物なんていないのだ


僕は今でも朝の光りと味噌汁に愛をもらっている

僕の貧しいテーブルの上でさえさまざまな愛が遊んでいる


それを感知するセンサーを失いながら求めている

次なる階梯はすべて開放されている


革命や社会変革がより身近なものになって

TwitterやFacebookが未来を導くのかもしれない


恋愛も含めてすべての愛は同列同次元のもの

孤独な人間を救えない国は政治を失っているとも思うし

許容する僕もすでに革命家ではない


共産革命でもなく経済革命でもなくこころの織りなす音楽祭

迎賓なんていない祭典

後悔や苦渋さえも透明にさらさら流れてゆく


今の彼女にきかれたこと

じゃあ幸せって何?


幸せって少なくともじゃんけんで順番にめぐってくるものでもないし

ポケットのなかに突然入っているものでもないのでしょう


アメーバの次元でこゝろ模様のったりと感知できるならよいのですが?




自由詩 世界は愛に満ちている Copyright 梅昆布茶 2011-12-01 23:53:12
notebook Home 戻る  過去 未来