道化師
梅昆布茶
この道の終わりは何処にあるのだろう
子供達が手を降って遠ざかってゆくけれど
老いた道化師には風が吹きぬけるだけ
サーカスのテントは既に無く平原には担たんと陽射しが映える
忘れかけた記憶のなかで輝いている幾多の笑顔が甦って
こゝろをほぐしてくれるのだろう
道は道としてある
誰かを誘うように導くように
そして生きとしいけるものの気配を辿り続けるのだ
この道を追う果てに希望の光りを放ちたいのだが
自由詩
道化師
Copyright
梅昆布茶
2011-11-25 11:01:10