久しぶりにあなたの墓石に会いに行った
陽射しが淡くあなたの名前を照らしている
枯れかけでも菊の花は美しかった
ずっと自分に寄り添ってくれていた
それに気づくには時間が必要だった
墓石に掘られ ....
名前のない
ゆらめく魂が

夜の端で
少しだけ、
寝返りを打つ

遠くで
赤い灯がまわる

火元はもう、
地図と一緒に燃えたのに
残酷な温もりだけが、
まだ配られている

 ....
幾日も 焦燥感に さいなまれて
ある日 ハヤの泳ぐ川の水が
ありありと 心の中に流れる

澄んだ 水の感触 腹黒さも胸の焼けたような虚しさも
済んだ

棲んでいると からだの内側 ....
僕たちのそれから

ひろい校庭の隅で三人は黙り
未来の形を小石で描いていた
消しゴムほどの 確信だけが
石灰線の先へとつづいていた

君は 遠くを見過ぎる癖があり
友は 笑って 現実を ....
祈ることはいつだって丁寧さに連結され、そして場合によってはさらにそこにけっして焦ることのない時間が上乗せされる。
たとえば某初代特撮俳優のドリップコーヒーの淹れ方。細口ケトルからお湯を一滴一滴。まる ....
結局出来はしませんでした
AIが代行してくれるらしく
ああ、これは楽だな

天気輪の真下から
同じ駅の違う時刻表で
彼に一つ、なぞなぞの答えを探して来てほしいとお願いしました。

ふと ....
その辺に落っこちている恋じゃ嫌なの

いつだって“とっておき”が欲しい
これが必然とでも言うような
運命の出逢い
出逢うべくして出逢い
触れ合えば稲妻が迸り
このひとに出逢うために産まれ ....
妹と
柩に入れる花束を
買いに行く

花束ができるあいだ
ふと
呼ばれた

すぐ横にあった
スイトピーたち

ピンクに
シアンの縁取り
鮮やかな染めブルー
淡い色たち
 ....
雪の中を走っている
肺の中まで凍りそうな空気を吸い
自然と出た涙が目の周りに凍りついている

ゴールがどこなのか
真っ白で見えない

正しい方向へ向かっているのか
真っ白でわからない
 ....
夫は
思っているより
優しい人かもしれない

今朝
お椀をひっくり返し
自分のお味噌汁が
ぜんぶ無くなった

しかたない、と
食パンを齧る

不意に夫が
「ほい」
自分 ....
いまも 周囲では風が吹きすさんでいるようだ
だが この心は妙に落ち着いて
周囲の騒動を面白いものを見るように眺めている
そうして眺めて 自らの心の裡に沈んでいると
投げやりな気持ちでも
どう ....
さよなら、いいちこ
俺たちいつか
別れなきゃいけなかったもんな

いいち〇こだったよ

と、そこここから上がる
悪魔の断末魔が聞こえ

いい声で鳴くじゃねーか

発信するというこ ....
ただ息をしているだけで良かった

ただ素直に1秒1秒生きて

雑草に意味がないように
私だって意味がない

何かをしなければならないわけでもなかった
ただ寝転んで、そこに何も意味がない ....
身近な人になればなるほど
その人のことが信頼できなくなっていく

二十二歳
新しい恋人ができた

「話してくれてありがとう、あなたの事が知れて嬉しかった」

あなたのその言葉でそれに気 ....
誰かにとっての過去の人となっても
誰かとは関わらないところで
現在を生きている

自分にとって過去の人も
知らないところで
現在を生きている

ハッピーバースデー
今を生きる君の
 ....
まだあどけなさにいた季節
愛の意味も解らずに
ただ笑って頷いていた
与えることなしに
与えられることばかり求めては
欲求不満の子供みたいに
手に入らないものを欲しがっていた
満ちて足りる ....
 夜中にテレビをみていると

 ついつい睡魔にあがなえず居眠りをする

 ひと昔前のテレビでは画面が砂嵐状態になってしまう

 ザアーという音が広がり目を覚ます

 その音が寂しく ....
・・・六徳、虚空、清浄、阿頼耶、阿摩羅、とてつもなく小さな数を表している、それらの単位の名称は、さらに小さくなって最終的には涅槃寂静という究極の境地にまでたどり着く。その小ささの中にはきわめて広大な喜 .... 辺りは静まり返り
私の胸の中も穏やか
なにも聞こえないということがいい
時計の音だけが静かに刻まれる

永遠を探し回ったけれど
幸福こそが永遠への扉だと知った
沈黙の中で
どんどん私の ....
花が咲いているのを
シンプルに綺麗だと思う

一汁一菜
ささやかな食事を丁寧に味わう
今なら丸々とした大根を
安い豚こまか鶏ももで煮る
手間は惜しまない
豚こまならば
一枚一枚広げて ....
ベートーベン
交響曲第七番第二楽章

聴きながら
浮かび上がるもの

祖父の若かりし頃の姿
昔 見た
たくさんの写真

目を瞑れば

南の白き砂浜
機銃掃射の雨
隣の  ....
たとえば僕が泥酔し
朝も夜もない生活をしていれば
ネットの広告で
シジミ汁のおすすめが
貴様、見ているな!

たとえば父母が老境で
明日をもしれない齢となれば
メールの広告で
遺産相 ....
月が行方不明になったから
月を捜して彷徨った

夜の海では夜光虫が瞬たき
青く発火していたけれど
月はいなかった
枯れ野で風に訪ねても
実態のない躯をうねらせて
けたたましく笑いながら ....
宇宙船から地球を覆うオーロラを見た
こんなに神秘的で美しいのに
権力者は領土争いで殺戮破壊を繰り返す
地球に戻りたくないな
ゼロから宇宙でやり直せないだろうか

せっかく生まれてきたのに
 ....
こっそり
言葉を綴る

背中から這い上がってくる言葉を
鳩尾にぶら下がっている言葉を

こっそり
言葉を綴る

毛細血管が吸い上げた言葉を
消化して易しくなった言葉を

こ ....
”シアワセ禁止”
君が言う

シアワセだと私は言い過ぎるらしい

君と一緒にいることが
こんな年になって
さらにシアワセで
言葉をこぼすだけなのに

何かの不安を感じているのか
 ....
夜空から月が消えたから
わたし何にも怖くなくなって
今なら眩暈がしそうな失墜も平気そう
どこまでも滑空する空は群青
青が群れて駆け出してゆく
天馬が疾く走る
ペガサスを捕まえててね
スト ....
目の前の小さな世界で溺れてる
ニュースにもならない出来事は
大海の向こうには何の影響も与えない
それを知れば足がついて
我に返るだろうか

シャボン玉のような
ノンフィクションがひとつ
 ....
暗闇にともしび
あたたくきんのひかり投げかけて
道行く迷子を微笑む
100均のガチャをせがむ子供のように
宿命は背負いきれない覚悟がたりない呼ばないで手放して
わたしは傀儡じゃない

気 ....
生きているだけで罪なのか
生きていくことは過酷だ
尊さ忘れて今日も怠惰に
罪を積み重ねている

生きている音が聞こえるか
生きていることを忘れていないか

光の速さの一生を
どんな音 ....
こしごえさんのおすすめリスト(4820)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あなたの名前- 自由詩726-1-27
透明な火- atsuchan69自由詩11*26-1-27
はらぐろくも_むなしくもない- るるりら自由詩13+*26-1-26
僕たちのそれから- 足立らど ...自由詩726-1-25
祈りとコーヒーと- 本田憲嵩自由詩1426-1-25
銀河鉄道2- wc散文(批評 ...5*26-1-24
完璧な恋- りつ自由詩8*26-1-24
花束ができるあいだ- 花野誉自由詩11*26-1-23
真っ白- 自由詩6*26-1-22
半分くれる人- 花野誉自由詩12*26-1-19
台風の眼- 岡部淳太 ...自由詩3*26-1-19
気をつけること- りゅうさ ...自由詩3*26-1-18
全ては過ぎ去る- 弥生陽自由詩15*26-1-17
初春の訪れ- 白嶺春自由詩426-1-17
ハッピーバースデー- 自由詩526-1-17
Answer.- りつ自由詩6*26-1-17
砂嵐- 佐白光自由詩9*26-1-16
極小- 本田憲嵩自由詩1426-1-15
沈黙の縁に触れる- 杉原詠二 ...自由詩4+*26-1-15
一汁一菜- りつ自由詩6*26-1-15
第二楽章のあいだ- 花野誉自由詩13*26-1-14
よくある話- りゅうさ ...自由詩8*26-1-14
捜月- りつ自由詩5*26-1-13
オーロラ- 自由詩926-1-13
詩作- 夏井椋也自由詩13*26-1-13
温度差- 木葉 揺自由詩1226-1-12
プロローグ- りつ自由詩3*26-1-11
小さなノンフィクション- 自由詩9*26-1-11
詩を喰らう- りつ自由詩5*26-1-10
生きている音- 自由詩626-1-10

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