ロリコンの僕はモハメッドのラジオを聴く
モハメッドは神託をもとに新しい世界を提示する

でも新しい世界には僕は居ない
絶対零度のユートピアに自生するメタセコイア

水深3000メートルの暗 ....
ぼろぼろと
食べこぼしたる
泪目の
動かぬ手足
爺捨て山の

神つきに
噛みつく犬も
いとおかし
りんご啄む
カラスが言った
ぽっと灯りがともるような
そこだけ救われていくような

歩き始めたばかりの幼な子が
強風のなかゆらゆら立っている
生きて、息して、活き活きと
強風のなか立っている

春は生命の胎動と
 ....
いつもだったら
爪切りで刈り取ってしまうのだけど
うっかりしているうち
それが
ニョロニョロになってしまったので
育てている

明日を思いわずらうなと
私の人差し指の先に生えた
ニョ ....
風が吹く
青空が落ちて来る
ゆるやかに
初めて開かれる瞳のように
巻き込まれる、夢の兆し
うねり透明な時が訪れ
大地から外される、天へのきざはし

此処で踊り此処から突き破る
此処で ....
一面のチューリップをそよがせよ

春に かなしみに
あまりにもふるえ 透きとおってしまう
心臓のために
坐してあおぞらを頭中におさめ

じっと見つめる、鏡がこわい

顔洗いあげてさっぱりしたここち

やっぱり長くゆったりだなぁと歩をすすめる


ここちよい疲れに温水あびせている

 ....
ぼくは宇宙の一過性のノイズに過ぎないが
きみも深海生物の末裔に過ぎないではないか

とりあえず会話は成立するが
ちっぽけな男が地球を見降ろしている
この世界の現状に最後まで抵抗する民衆であり ....
この模造を容認して欲しいのだ
誰も狂気を取り扱えないのだけれど

この贋作を許容して欲しいのだ
せめてものきみのへ土産として

収監されるきみへ残り少ない愛を

僕たちはじゅうぶんに生 ....
朝には
忘却している、
昨日にいざこざや喧嘩も
あったとは思うのだけれど
夢の
残滓と共に
ちりぢりとなって
雲として
流れゆく・・・


朝に
騙されていようと
ニコチ ....
{引用=カラスのギャロップ}
北国の春は犬連れでやって来る
ぬかるんだ地の上を
着物の裾を汚しながら遅れてやって来る
太陽は雌鶏
ぬかるみが半分乾いたころ目覚ましが鳴って
あとは忙しく吹い ....
ひろい町の
狭い世界で暮らしています
今は
今も、ずっと・・・


山々は霞み
あとは人工物しか目に映らず
この
木造アパートメントは
森林で
あった頃の夢をみている
みつ ....
どうですか、調子は
はい、特に変わらず
変わらないはず
あるかいや
いいの

変わらない
といえば変わらない
薬で平らに
なった心に
悲しいって言う

先生も僕より若く
修羅 ....
学ぶため、引き渡すため
風に吹かれて何処までも行く
一人になり二人になり三人になり
そして独りになり
泥水を浴び光を浴び
異邦の土地
遠い地平を目指し
進み行く

生まれ落ちた瞬間か ....
冴え返りにして雨の春は冷えるな

皿洗い終えてひとり音楽聞く夜

ジャズ・ギター熱くつめたく弾かれている

問題ないとじぶんに語る炬燵のなか

神と罪とぜんぶじぶんで持ってゆく
春風うごかす春の水を

あかるい午後五時を眺めぬく

また煙草やめようとする、深く喫う

神々も春か、私にとおくか 近くか

妻が荒れてじっとお茶を飲んでいます

駄目になりそ ....
 
四時に起きて朧な月を眺め入る

おでんつつきつつ夢の音楽を聞いている

さびしい、部屋を片付けつづける
 
冴え返りして体を炬燵に放り込む

寒気して眠くある朝

ふんだんにチーズをふった食パンを焼く


今宵はおでんの香りしている居間

おでん食べて温かな身 風を受ける

明日 ....
僕は親指を立てて
あなたの顔に、見せる

しばらく忘れていた
Thumbs up の合図を
あなたに
僕に
この夜に

フェイスブックに
ツイッターから
インスタグラムまで
誰 ....
 中庭 1

{引用=
午後の
柔らかい日が射しこんできて
すべてが淡い色のなかに溶けてゆく
地球という中庭
私の心に拡がる中庭


 中庭 2

{引用=
草をむしる
 ....
貰って帰る あたらしい帽子に安全靴

スーパーマーケットで聖人を見つめた


さて帰ってきた足を洗おう

さいきん新しいものに触れていないと宇多田ヒカル聴く

お肉は食べちゃったから ....
きらびやかな空が 剥がれ落ちて

菫の咲くほとりをたどって
指たちの

踊る環
   ひとつ
      ふたつ
         みっつ

やわらかな綻びから
洩れる調べの
 ....
ぼくの通う小学校の通学路沿いには
数件の農家がぽつぽつと建っていた
集落は、山々で挟まれており
ど真ん中を貫く小さな川の出口には
海が広がっている
山の麓の、あまり面積の広くない田畑に
寄 ....
生きて行ければそれでいい
善行を積まなくても良いのかもしれないが

澄み切った悪行ってあるのだろうか
調和を前提とした濁りがあって良いのだろうと

石畳みの街に日差しがやわらかに差している ....
よく目が覚めて涼しい朝で

昨夜の唐揚げがラップして置かれている卓上

食パンにチーズふる、ぶきような手

刻々と時間経つ 置いてきぼりか

曇天の、重い頭を支える

水気を含 ....
けさ少しふって今しずかな朝です

 
あめいろの
時が過ぎ行く
この夕べ
わたしの気遣いは宙に溶け
一閃する光の海
瑪瑙の渦は天を駆け
静かさだけが降って来る

気の遠くなるよなこの時に

静かさだけが降って来る

 ....
どよめく夜に
意識持つ
春風ちりちり 
肌を刺す 
ざわめく、さざめく
わたしのこころ
今夜はこんなに孤独に耽り
己の在ることを感じている

(遠い遥かな思い出は
廻る銀河の旋回音 ....
平穏無事に日曜終わりそう麦茶のむ

妻とふたり遊んで帰って横になる

一日一善くりごとの今日は成せなかった

簡単なことでいい語っておくれ春の夜風

簡単なことがいい語っておくれ春 ....
なるほど、ロシア君の蛮行は許されない
どう見る、やはりコロナ禍に端を発する
乱心と見るべきだろう

そこでチャイナ君、ここへ
ウィルスを漏らしたことで謝って
故意か過失かは問いません、さぁ ....
こしごえさんのおすすめリスト(3706)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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薬眠- りゅうさ ...自由詩322-3-20
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自由律俳句_2022.03.17(木)_夕べ- 田中恭平俳句122-3-17
自由律俳句_2022.03.17(木)- 田中恭平俳句322-3-17
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Thumbs_up- 服部 剛自由詩422-3-16
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自由律俳句_2022.03.13(日)_夕べ- 田中恭平俳句3*22-3-13
私説・経過報告- りゅうさ ...自由詩222-3-13

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