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世界のブローチ

世界が放つ冷光に吹き出る春の吐息
肩車の子は宇宙に近づいて気圧を拭う
あたかも十年後には
食卓のゴムの木と同じ高さで発育する命実のように笑い
明滅を繰り返す盛り場の暗黒を ....
光アレルギー
シンメトリー標準的にうつ

常に、こぼれ落ちる血液のように
害虫が
熱風に舞い、撹拌され
私たちの肉体に被弾し続ける日常には
何の特徴も見られなかった。

それは完全に ....
生まれ変わったら何になる?

カイリ(娘5歳)を連れて業務用センターというお店へ買い物によく行く。
仕事で毎日漬け物を使用するのだが、この店が一番安いからだ。
カイリは店内に設けられた100円 ....
死ぬほど愛し合えば
死ぬほど 憎しみあう

どっちにしろ
口からクソを吐き出す

誰もがすべてを やさしく包みたがるから
永遠に同じ形をとどめる物など無い


どんなに愛し合っ ....
青森の雪はデタラメだ。
寒さは別にいい。もう慣れてるから。
寒さはそれほどでもないのだ。というか、
家の中では暖房機をガンガンに使っているし、
外でもセンスのない(あってもいいけど)
 ....
笑う

もう逢えないから

上昇気流に乗って、すばらしいオオカミの毛皮が舞う
運河と気体は太陽がオレンジ色に染めた

黒髪を揺らした君の太ももは堤防の上に座り
回転する渦からは10 ....
アリプールで
ミクロの透明感

重力感ふり落ちるプチ人マンダラフィギア
壁掛けのネジを無限に配列し
がががとすり切れる子供の肩口
刻印は自由 肉片は関節

それでいく
それでいく ....
本屋で新任女教師が注文したのは
「夫婦交換SP」だったのに
地元の中学生にみられたので
「コレジャナイデス!」と焦って店員にしゃべりながら
その辺にあった適当な本を取ってこれだと言う
「 ....
ラードまみれの路上で
不自然に呼吸を操る君の濡れた貝殻
往来する車の振動に身体を刻み下を向く

夜ごと溶かせない太陽に
また明けてしまう日々に
玩具の馬さえ乗りこなせない毎日
君は
 ....
悲鳴を解放する自由 
あんたの神様はどっかで凍っちゃっててそれ削ろうぜ
それ削ろうぜ!それ削ろうぜ!
シャーベット状の糸を一瞬で紡げるゲームみたいに簡単な
電気ミシンでアイドルと空気ガムを ....
夏の太陽で私の唇を照らして
濁るショーの舞台からさらってくれないかしら
遠い真夜中の町でマッチに火をつけて
炎に残酷な名前を与えて吹き消して

風が向かう先 夜空のコスモスが欲しいの
適当 ....
妻を
刺して
妻が
うずくまってたが
ブラウン管には
志村がフォークで
リンゴ刺し失敗し
小さく踊っていた

観客にそそのかされ
元気に踊り出す
俺もまねして
恐怖の笑顔 ....
ビラビラの花内部は空想の迷路
瞬時に変化する明滅色のコビトタクシー模様
遙か北部の山岳地帯にある自殺者の頭脳を
ブロック崩し的色彩で抱き留めるピン留めの肉体

丘の滑り台から
春の雪解 ....
木葉 揺さんの瓜田タカヤさんおすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
世界のブローチ- 瓜田タカ ...自由詩407-4-14
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