太陽が死んでしまって
僕らはどこへいけば
光を見つけられるのだろうと
凍りついた足で
凍りついた息を吐きながら
凍りついた道に迷う

破壊の二文字に踊り狂った
少年少女も
目覚めるこ ....
いつも真顔の青年が
たまには冗談を言ったっていいだろう
でも時としてそれは本気だったりするんだ
どんな冗談も起こしてしまえばそれは事実
なんか面白いことを言ってやろう
信じているならばそれさ ....
青灰色に輝く海岸沿いに
小さな赤い屋根の家が立つ
その家には
ブラウニーの妖精たちが棲んでいる


小さな妖精たちは
茶色のボロ着を身にまとい
いつからかその家に棲みついている
 ....
先輩ってまんまセブントゥエンティーなんですね

褒められているのか
それとも貶されているのか
一回り年下の後輩が私の耳元で囁いた

街中でも見かけるあのスタイル
脚の短さを隠そうとしてパ ....
じゃんけんに勝っても屑に生まれ来る



しゃぼん玉まだ見ぬ原へ消えてゆく



少女には明かされぬまま冬の蛇



音を見る瞳吸い寄せ鈴の色
 ....
おやすみ
ゆっくり休んでね
そういってもらえたらなぜ安心するの

おやすみ
いい夢みてね
そういってもらえたらなぜ見れそうな気がするの

たとえひとりの部屋でも
おやすみ ってつぶや ....
昨夜の雨を吸った落ち葉はぶよぶよと柔らかくなり
いくら踏みしめても何の音も鳴らさなかった
足跡さえも吸収してしまいそうな弾力は
寒さを忘れそうなほどの優しさで失望を覚える


冬はいつだっ ....
私のふたつの乳房は
アムリタの豊饒に満たされている
明けたばかりのこの夜
現世が終焉するその前に
私のアムリタをあなたに飲ませたい
真っ赤な舌をチロチロと動かす毒蛇のように
長い
この腕 ....
じゃあさ、とりあえずこの山を登ってから死のう
それで頂上に着いたら生きてよかったって一度だけ死のう
蔑んだり後悔したなら、それらのピリオドとなって死のう
じゃあさ、朝日が映っちまった瞳の中で死の ....
じゃあさ、とりあえず岩を割ってここから生まれよう
それで丘を目指して、そこで何度も何度も生まれよう
泣いたり笑ったりしてその言葉の隙間から生まれよう
じゃあさ、夜を喰っちまってお腹の中から生まれ ....
くちにだせない
気持ちは
胸に抱いたまま
Moonlight Express

埋めてしまおう、
柔らかな後悔の穴へ
人が静寂の月に行きたがるのは、そのため
そこまでいけば、小さな ....
雨の日は虹の七色探索す。ポスト、au、ロフトにハンズ。 だいたいは同じ形の
だいたいは同じ色をした
少しずつ違う大きさのものを
中心から外へと

奥に
手前に
はしを重ねながら互い違いに
重なりと重なりとの間隔は
徐々に広げながら

 ....
 わたしは蓋をしめていた

あきっぱなしのものを見てしまうと
得体の知れない
なにかが
侵略をしに来るのではないか
感情は青ざめ
そして おののくのです


 気付けば穴をみつめて ....
 
 
夏の正午に駅が沈む
誰かが思い出さなければ
なくなってしまうかのように

向日葵が咲く、その近くで
若い駅員が打ち水をしている
息づかいは聞こえなくても
肩を見れば呼吸をして ....
(なぜ僕は泣いているんだろ)



バケツやホウキを見て
なぜ僕は泣いているんだろう



全力疾走 雪だるま
寒さにおわれる雪だるま
冬が終わるその前に
どこかの誰か ....
 漢字の練習とかでさ
 同じ字をずっと書いていると
 突然
 あれこの字ってこんな形だったっけと思うことあるよね

娘がポツリと言う

漢字の書き取りではないけれど
仕事で文字ばかりを ....
こんぺいとうを食べた

好きだから


壊さないように、そっと

噛まないように、舌先で

ころがしていたら


わ れ た


いつかの氷菓子より

ひどいとおもっ ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=235166 ぼくはずっと眠っていた
家並みの混んだ路地の奥
細い電線が空に絡まる保育園の
二階のしわくちゃな布団の上で まんまるに

ぼくの夢の上を白茶けた紙飛行機と
たくさんの紙の砲弾が行き来した
 ....
斜めがけしたかばんの中にいっぱいつめた希望は
重すぎるからがたごといって僕の首をしめました

電車の窓をあけたくなって
黙ってあけてみました 外の
景色の一部がはいりこんできて
だれかを連 ....
夜明け前
夜を操る 鳥の声

「この歌で夜を叫ぶ 産声の主は一体 何某か?」

黒檀の夜の中心で
一羽の巨大な鳥の翼に
覆われて 視界は黒く埋められた
聴覚で見ろと
胸の熱い 心 ....
夜の雨の手
蒼とおる蒼
迷霊の足跡
川へつづく


背から土へ
脈動は抜け
眠りはひとつ
ひとつだけ来る


避けた風に指を入れ
音の温さを乱して ....
             紙風船に ふうって 
             たましい吹き込んで
             ぽんっ とあげる

             あなたの心に届くころ
  ....
 
 
右手の人差し指がちくわの穴に刺さって
抜けなくなってしまった
ちくわはとても嫌いなので
食べるわけにもいかない
そのままデートに出かけたけれど
あいにく恋人もちくわが大嫌いなので ....
傾いた春の海、季節の春分点から誕生したばかりの
太陽を浴びる雨

真珠色に輝く鱗の人魚より、二足の人間に目覚めるための進化の探求

我が子の足跡を追いかけて
夢の境界から、氷の白地に這い出 ....
季節の変わり目は
不思議と あいまいで、
みあきた建物たちの 
街色は、いつもの 
寡黙のまま

昨日とのくべつのない 
今日を数えながらも、
オリオンをあとにしたら
きみを探し ....
「再発は再出発のことだよ。」と笑った母のわたしは娘。 星と星の間をじぐざぐに歩く
ぶつからないよに 触れないように
そんなしぐさのことを
愛と呼ぶのです

つんつん 低いところつつかれて
なあに と振り向く心
そんな温かさのこと ....
 ちゃぷちゃぷ
   ちゃぷん
 ちゃぷちゃぷ
   ちゃぷん

水の調べは心地いい

水面の{ルビ泡=あぶく}をよく見てご覧

生まれて直ぐの{ルビ泡=あぶく}たちは
列になった ....
高梁サトルさんのおすすめリスト(1411)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
凍りつく此岸- within自由詩9*10-2-23
気晴らしのための下絵(3__゛Banksy゛- 瑠王自由詩4*10-2-23
ブラウニーの棲む家- 楽恵自由詩13*10-2-23
コブの無いひと- 恋月 ぴ ...自由詩11*10-2-23
冬躄- 木立 悟俳句410-2-23
おやすみ- 朧月自由詩410-2-22
帳尻を、合わせる- あ。自由詩21*10-2-22
乳海撹拌- 楽恵自由詩12*10-2-22
気晴らしのための下絵(2- 瑠王自由詩3*10-2-22
気晴らしのための下絵(1- 瑠王自由詩1*10-2-22
Moon- 月乃助自由詩14*10-2-22
Symbol_Color- ことり ...短歌5*10-2-21
薔薇のエスキース- 小池房枝自由詩510-2-21
蓋をしめる- 窓枠自由詩11*10-2-21
秘密- たもつ自由詩910-2-21
雪だるま- ……とあ ...自由詩11*10-2-21
ゲなんとかという現象- kauz ...自由詩18*10-2-20
こんぺいとう- くろきた自由詩510-2-20
夕陽の国、空の少しだけこちら側- 小池房枝自由詩610-2-20
ぼくは眠っていた- オイタル自由詩10*10-2-20
逃亡先は海底なのです- 朧月自由詩510-2-20
魚座の裏切り者の歌_/_****'04- 小野 一 ...自由詩5*10-2-20
冬と水- 木立 悟自由詩310-2-19
言霊使い- 鵜飼千代 ...自由詩16+*10-2-19
指がちくわに刺さってしまった- たもつ自由詩810-2-19
海豹に抱かれて- 楽恵自由詩6*10-2-19
冬のさくら- 月乃助自由詩17*10-2-19
- ことり ...短歌510-2-18
それは愛とよぶものです- 朧月自由詩3+10-2-18
水の調べ- みずまく ...自由詩610-2-18

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