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『曲者!』と 座敷わらしを槍で刺し あれから彼女 音信不通

マンションの隣の部屋は家賃安 やたらめったら自殺ある部屋

驚いてもらえぬ私 幽霊をはじめて5年 まだ未熟者

気がつくと起き ....
中三の冬に耳朶刺し安全ピン漿液{ルビ瘡=かさ}がパンクを塞ぐ

高一で曲がりいし次女称号が遅刻の女王その親教諭

筆跡を真似て風邪引き飛び歩く我ゆえ母の土曜午後飛ぶ

ひねくれたひよこが騒 ....
縦に裂く指のひとつの行方には夕暮れのみの魚よこたわる



一歩めで柱二歩めで廊下燃し三歩で天地の境またぎゆく



「まとも」とは何を指すのかわからずにここまでは ....
涙なみだ花のつぼみを押し抱きながれるままの失語の春の


ほしいまま虚空をすべる鳥にこそつばさに適う言葉も持たず


指さきを染める苺のいじらしさキスするほどのかわいい夢を


見残 ....
蹴り飛ばした意思の行方は風まかせ本当はずっとこうしたかった

太陽に背く向日葵おまえもか不適合って誰が決めんだ

交差する秘密の哲学と犯行声明ジエチルエーテル夢を見せてよ



説明書 ....
始まりのながしそうめんひとすじの流れを開いた歌を覚えてる

水面へとそして空へと浮かび出たばかりのように濡れた満月

ぽっかりと伐りひらかれた森の中ヤブラン静かに工事を待ってる
 
なつか ....
{引用=
朝露が、透明に落ちて、
ガラス玉、

ふりそそぐ、すべてのことに、
驚かないで



あの高台にたたずんで、
きみが眺めていたものがなんだったか、
それをたしかめるため ....
{ルビ一昨日=おととい}が日蝕でした今日細い月を探すと見えていました

カラス座が見える春には懐かしく地平線下の星々を思う

花たちの静まる気配に何事かと思えば空に月浮かび来る

向こうか ....
白濁が白濁に午後つらぬいておまえを息に刻む刃の先




一時から一時半にてひとり縫う花の棘の指つぎはぎの指




夜が消え夜の代わりの夜が笑み早すぎる星に刺 ....
流れ星
鮮やかに降れ
今すぐに
僕の心臓
射抜け貫け







 ....
ボツリヌス菌がポツリと呟いた。僕、ボツリヌス。ポツリじゃないもん。

白鳥の王子の翼を手まくらに金の梯子をほどく娘子

ビロードのつぼみは輝くモクレンの裸体のための毛布だそうです

その彼 ....
たったいま はるかな星が 消滅したの。 あたしたちもきっと 何かなくした。



小鳥にも 性器はあるの?と きくきみに きらきらまぶしい 木漏れ日の花びら



ポケットに 愛を握り ....
箸置きに次元をかえて架ける橋 転がる二本の非常階段




きみの手のあやとりの糸たぐり寄せ真水に飛び込む指を絡めて




爪先もまなこも縦に尖らせて剥がす鍵盤しろいとこから
 ....
吹雪いてた処も多かろ、此方ではこれが初雨。静かに優しく。

舞い上がった正月埃をほんの少しほんとに少しの雨が鎮める



恋人は何かの匂いのひとがいい焚き火の匂い潮風の匂い

失くした ....
この星はせつない星ね。吹く風がみなサヨナラのかたちをしてる。



お母さん。お母さん。お母さん。誰もいない教室。椅子のぬくもり。



放課後の音楽室で鳴るピアノ。セーラー服のリボン ....
エウロパで木星食を眺めていた。星降る夜に銀髪の子らと。



くちびるに ふれると はぷって かまれたね 1999年。



ごぜんにじ こんなよなかにも くもはゆっくり ながれるから ....
雀たちふわふわススキを持ち帰り夜寒の寝床に足し綿しなさい

凪という名前の少女を知ってます炎の魔女と呼ばれていました
  
ナンテンとツルウメモドキとピラカンサ小鳥たちおいで朱いご馳走

 ....
DISC6

TRACK5を呼び起こす

♪さんしんろんうぃざわーとぅでー

あどんのーわーりりーず♪、、、













 ....
他のどの白い花木にも思わない山茶花だけが降る雪に似てる

結納を終えほっとした友の父「本とマンガは全部持ってけ」
 
落ちたザクロ割れ目ざっくりぎっしりとダリのルビーがのぞいて見えてる
 
 ....
触れられぬ光のようにそばに居るそばに居るのに遠い宝石




濡れ髪をそのままにおく季のうちに夜の声きく朝の声きく




灰という名の舟のどに羽ばたか ....
誕生日に友にもらった筆入れから上目づかいでムーミンが見てる


数式の行間からのささやきを待ってるだけよ解けないんじゃなく


「棘抜きで魚の骨を残さずにとってあげたい」そんな恋文

 ....
幼さをテトラポッドの棘とげに爪先立ちで残してきた夏  

木漏れ日から乱調の秋降り注ぐ エンブレムなんて破り捨てよう  

遠き日に屋根へと投げた乳歯が今落ちてきたよう昼の初雪  

ふく ....
薄紅のネム天辺に咲き残り夏の限りを見送っている

風に挿す飾りのようなミズヒキの合間をそっと抜けて行くもの
 
秋植えの球根花屋に並びます眠り姫おいで土の褥に

ベランダの雑草大事に見てま ....
高くばかり吹いていた風降りてきて翻る葛の葉裏の白さ

金も銀もまだ咲いてません少なくもこの風が来た道の限りは

せいせいと水色の空の低いとこに三日月そっとすくっと立ってる

西はイリ東はア ....
{引用=


甘苦しい鼓動と呼吸で輪郭を肥らせていく小部屋にいます


焼けついた涙の痕を剥がそうと掻き毟ってる深爪の指



(吐いた息、吐いた涙、吐いた嘘 ぜんぶぜんぶきみだけ ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=259181 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=259391 (雨に濡れた明朝体のようなてのひらで羽だったあたりをなぜてください)

水のない水底で背びれをあらいあう僕らは人にも魚にもなれずに

「この鱗あなたにあげる。ともしびをわすれた夜のともしびとし ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=259343 ゆうるりとただゆうるりとそそがれる刃から青とどろく夕べ




五の橋も四の橋もまた傾きぬ異なる生の軋みあう街




壁ひとつ扉のひとつも越えられぬこ ....
高梁サトルさんの短歌おすすめリスト(96)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おかると- 北大路京 ...短歌27*11-9-30
- salco短歌4*11-8-18
水無月粒- 木立 悟短歌2+11-6-29
失語の春- 石瀬琳々短歌8*11-6-9
インスパイア- 士狼(銀)短歌3*11-5-22
卵みたいな卯月- 小池房枝短歌4*11-5-17
名もなき明日- 望月 ゆ ...短歌7*11-4-18
生えて来ていた弥生- 小池房枝短歌2*11-3-2
触れずに- 木立 悟短歌311-2-19
のび太くんったら本当にしょうがないなぁ- TAT短歌2*11-2-16
時のこちら側のフェブラリー- 小池房枝短歌2*11-2-7
貝殻の時間。- 青色銀河 ...短歌611-2-4
非常事態- 佐藤真夏短歌6*11-1-23
睦びあう睦月- 小池房枝短歌511-1-17
永遠の地平- 青色銀河 ...短歌410-11-18
名もなき季節- 青色銀河 ...短歌110-11-9
立冬月の秋のこと- 小池房枝短歌4*10-11-9
Livin'_On_The_Edge- TAT短歌1*10-10-31
十月夜の四方山話- 小池房枝短歌6*10-10-20
解と業- 木立 悟短歌510-10-4
Highschool_Life- カワシロ短歌410-9-28
廻航したい季節- カワシロ短歌610-9-27
September_Sepals- 小池房枝短歌2*10-9-13
寛ぎはじめた九月- 小池房枝短歌3*10-9-10
熱帯夜- あぐり短歌6*10-8-29
八月は風の葉月- 小池房枝短歌3*10-8-17
八月は花の葉月- 小池房枝短歌5*10-8-10
東京人魚- 萩野なつ ...短歌610-8-6
八月は歌の葉月_人と人外の巻- 小池房枝短歌5*10-8-4
めぐり_ふたつ- 木立 悟短歌510-8-4

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