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坑道は閉じられた
この町の盛衰などは
年表に改めて書きくだすまでもない
わたしたちは身を染めるように
幾百の眼で見てきたではないか
鉱石と蔓草と共同墓地
その合間のくらしの ....
たっぷりの湯に
くびまで浸かって
こんなときに
銃乱射とか
爆弾の雨とか
不意打ちすぎるって
かんがえていた
この、
のんきさ
からだの疲れがとけてながれて
ざあざあさ ....
雪がふっていた
中庭の、循環のとまった池の黒い水面に、雪が落ちてきては染みていった
この水底には八月の終わりより散り始めた花や木の葉などがしずかに沈んでいる
ゆきばをうしなった色彩がよどんで ....
わずらわしい一連の
手続きをおえて
様々な動物の墓をまわってあるいた
羊のねむる
鹿のねむる
もはやけもののにおいの
消えている
かれらの繊維の
ゆれている ....
彼女についての記録、とは
その周辺に草木が茂っているとしか言えない
清冽であったことも激烈な事象も
すべて平面にねむる
おだやかさが尋常ではなくて
参照する意欲がわかない
わたした ....
ゴースト(無月野青馬)さんの遙洋さんおすすめリスト
(5)
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日付
朽ちてもいいんだ、この町は
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遙洋
自由詩
6*
14-7-27
銭湯
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遙洋
自由詩
6*
14-2-22
冬の中の掛け軸
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遙洋
自由詩
1*
13-12-19
市役所裏
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遙洋
自由詩
5*
13-12-4
秋の庭
-
遙洋
自由詩
3*
13-11-1
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