野の花に
名前などあるはずがないと
思うようなあなたなのに
振り向いて欲しいのは何故

ここにいる、ここにいる、と
声を限りに叫んだとき
それを感じ、立ち止まってくれたのは
「花を愛す ....
たましいが擦れ合って
生まれた音は
いつまでも胸のきざはしを
昇り降りしている

忘れてしまおうと思った
夕暮れの端から
温かい闇を連れてその音は
何度でも訪れる

君の仕草が ....
貴女がいなくなった日
空には虹がかかっていた

私は涙が零れない様に
いつまでも虹を見ていた

それから幾日経ったのか
私の心は未だ停まったまま

《2009-08-08》作
ねえ、そんなに悲しい顔しないで…
貴女が泣くと私の瞳からも涙が零れるから…

もう子供の頃の様に
声を上げて泣く事も出来ない…
悲しくても涙堪え
貴女の前では笑ってみせる

ひと粒 ....
好きなのに
言えない
自分では不足だと思い
言えない。

貴方への思いは
人一倍人十倍
空回り
硬派なんだよ

意気地なし
振られるのが
怖くて
苦しくて苦しくて
助けて下 ....
透明な風が
ぼくらを包む

夏の香り
夕暮れの風

きみは
笑うけれど

ねえ
今一瞬だけ
真顔で言わせて

きみは

きみのままでいて

きみのすべてを
ぼくが肯定するよ

無理しなくて
いいから
 ....
生きることに疲れたっていいじゃない
私だって忙しくてたいへんなの

母は困ったように笑って机を叩いた


俺を産んでくれたのは彼女だ
母子手帳を見たらそう書いてあったし
父も彼女しか愛 ....
体に気をつけて
言いたいことはそれだけ

いろんなことがあったけど
今はひとつだけ思うよ

ただずっと
元気で生きて

きっとまた
会えるように
 目を刺すような光
 烈しい熱風
 体中が針で刺されたような鋭い痛み
 何が起こったのか分からない

 さっきまでのいつもの日常が生活が人生が
 まったく変わり果てていた

 焼け果て ....
小さな太陽が
点々と続いて

水面にまで
その光を落としている

泣くもんか

景色が滲んだって

泣くもんか

新しい橋を
渡るよ

灯が
ぼくを導いてくれるから
幸せは
あなたがいて
わたしがいること

月に食べられた太陽の
その切れ端を見ている

絡めた指先と肩に触れる体温
鼻を寄せるとほんのり汗の匂い
暑いね、ってつぶやく

 ....
 
 
よちよち歩きの頃から
そう呼んでくれた
近所の酒屋の父さんが
亡くなった

いつか帰省した時に
店にタバコを買いに行くと
タバコよりもたくさんの
缶ビールをくれながら

 ....
やわらかすぎる窓辺で
まだ未来を知らない
不安を覚えるよりも
呼吸するのに忙しいと

しなやかで軽い繊維
気持ちばかりが走る夜
時間と季節を一足飛び
白いスニーカーに風

戻れるな ....
響く蝉の鳴き声
からみつく湿度
伸びる影を踏む
緑が眩しい午後

瞼の裏に
あの人がフラッシュバックして
立ち眩む

溶け出す思い出に
輪郭が歪んでいく


響くあの人の声
 ....
天空が開いた

光の梯子

天使が舞い降りる

お願いだ

ぼくを連れて行って

憧れの空の上

待ってるひとが
いるんだ

でも

天使は帰っていく

空が雲に覆われる

人々の願いは
いつだって
 ....
遠い昔のことなのよ
あの人を
好いていたのは
まだ
覚えていたのね
そんなこと

忘れないと
添い遂げるのは
あの人だけと
誓ったのは本当よ
まだ
若かったから
愛ってい ....
蜻蛉が雫に映るとき、
雨の一粒一粒に
空は宿る。
濡れては飛べぬその羽は、
悲哀の純度で透きとおる。


雨の最後の一滴が
蜻蛉の羽に落ちるとき、
無数の空は連なって
ひとつの空を ....
揮発する夏の底で
胸が かなしみに沁みてゆく
青と白と銀の空
見あげても見あげても
{ルビ眩=まばゆ}さは
かなしみの純度を高めるばかり

向日葵のあざやかさが目を
降りしきる蝉の声が ....
とりもどすんだ

とりもどすんだ

失なわれた私を


その腕を振りほどいて

纏わるものを祓い浄めて

もとに戻すの


もう

なにもいらない

みんな ....
飢えているのかもしれず
もって生まれた悲しみを
あなたがたは口にしない

島を取り囲んでいる
水のような白き砂を
波紋が渡っていくのを
凝っとみつめている

辛い塩水はもうない
考 ....
風に吹かれて
闇の彼岸へ
遠ざかる
テール・ランプ
滲んで
見えなくなるまで
追い続けた
ついさっき
さよならを
言った
横顔の
髪の艶やかな
乱れと
掌の温もりが
もう  ....
波が足下に打ち寄せる
私の足場を削ってく
疑えば
何もかも離れてゆくよ

波が足下に打ち寄せる
私の土台を削ってく

信じれば
必ず報われるとはかぎらないけれど

波が足下に打ち ....
まあだいたいに於いて
君のことを考えている時間というのは
さして忙しくもなく
またさほど疲れてもいない時なのだろう

逢いたいなとか
声が聞きたいなとか
そんな
他愛もないことを

 ....
たくさんの後悔の間から
こぼれ落ちてくる綿埃のような溜息は
やはり全部後悔だ。

黙っていると
まわりの空気が
鈍い鉛色の重みをもって
締め付けてくる。

その中で蠢いている自分は
 ....
いつだってそう 丸め込むの

私からの別れ話は
『逃げてるだけ』って
打ち消したくせに

貴方からの 別れ話は
引き返せないのね

本当のことも話せない
臆病者のくせに


 ....
あの娘がまっすぐにあたしを見るから
あたしはドキドキしてしまう
ああ神様いっそこの心臓をあたしから抜いてはくれませんか
リサの青い眼はとても澄んでいて
吸い込まれちゃいそう
「リサ、こんなと ....
こぼれ落ちそうな夢のカケラを

拾い集めて君は笑った

振り返らずに歩けるように

泣きそうな顔で 僕は笑った

「バイバイ。」



カバンの中には重たい荷物

大切に抱 ....
 きみがすき。
 
 そのままのきみが。
 
 必死で、取り繕ってるきみが。
 
 ヒトマエで、猫かぶってるきみが。
 
 素直に、泣けるきみが。
 
 ココロ ....
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