すこしのあいだ
きづくことが、ありませんでした
きみのはだをみせる背のひろがりが、しろく
光をはじく海になった朝 ∞
おいかけてくるような
日常という記憶をぬけだした陽の
さざ波ばかりがき ....
空はどこまで
ってきく君の
求めている答えは
わかっていた
あのとき
君の肩は細くて

花びらを
青い水に散らして
一文字ずつ撹拌する
結実してしまうものが
何もないように

 ....
今日もいつもと変わらぬ夕暮れ
通り過ぎた黒色のワゴン
運転席からタバコの空箱が、道路の真ん中に転がりました
タバコの空箱は、次の車が踏みました
あの車も、家へ帰るのでしょう
あなたはそれを見 ....
わたしの思考と身体が
世界と和解していたという事実!

サングラスをはずすと
世界が懐かしい光のなかにあった


サングラスは
ゴルフのときにだけすると決めている
サングラスがわたし ....
青灰いろの

ひかりのなかに愛人が寝ている

そとからは虫の音がしている

その不規則な音を聴いている

家族には嘘をついている

この関係は

肉欲と所有欲だけかも知れない
 ....
ぼくには歌がうたえない。月曜日、休日。

見えすいた嘘じゃないとゆえないことがあるのだと
あまえながら
ぼくはきょうも
だれかとその場かぎりのおしゃべりをする

だれにもわかってもらえな ....
棒人間は今日も黒い涙を流す

言葉よりも大きな気持を

整理整頓する

嘘っぱちな深夜通販番組を

薄目で見ては誉め称える

貴方は死刑と言われたけれど

そんな証拠は何処にも ....
夕暮れ

みんな家路に帰ろうと
一人ぐずぐず
オニのまま
悔しいままで
夕日を睨み

そのまま暮れて薄暗く
ぽつりぽつりと街灯が
道をぼんやり照らす頃
オニも泣き顔拭かぬまま
 ....
取りあえず便利な
コンビニの弁当
口当たりは良いけど
何かが足りない
どこかオートマチックな
味がする

注文してから作られる
湯気の立つホカ弁
出来たて感は嬉しいけど
まだ何かが ....
恨み尽くして血に染まり
幽霊花だ、地獄花だと忌み嫌われて
墓場の隅まで追いやられ
歯噛みしながら散る曼珠沙華

お前憎しと今年も咲いて
わが身は白い彼岸花
恨みはいずこ、血の色いずこ
 ....
遠くに

忘れてきたものが
ある気がするんだ

はかなくて
美しいもの

でも
切なくて

思いだせない僕は

夕陽をみて
すこし泣いた
四ツ葉のクローバーの出現は
一万分の一の確率らしいね

あなたと巡り出逢えたことは
それ以上の確率だろうけど

手にした瞬間の幸せの確信は
過去の三ツ葉と違ったからね

僕らが生み出 ....
遠くばかり見てるね。

秋の夜空はとても澄んでいて
僕の焦点の合わない目でも
うっすらと星が見える

遠くばかり見て歩いてたら
石に蹴つまづいた
気付くと
隣にいたはずの君がいなかっ ....
左手くすりゆび
おじいさんとおばあさん
とれない なんごう
思い出をかたる

いいこにしてるのに
いやなことばっかり
かみさまは宅録に夢中
ビートルズのカバーに夢中
 ....
 
君の心はシャボン玉のように

フワフワ飛んでは パチンと消える

僕が君を守ろうと

そっとのばした この手のひらで

君の心を壊してしまう

どんな優しく包もうと

パチンと消える 虹色の ....
そう

お月さまをバラバラしたの

あたし

とんかちでね

えいってやったの

いいでしょ

これでおあいこよ
夜が更け、仄かに灯ってた中庭の静かな黄緑




3つ程滲み溜まった
フィラメントの光粒子が屯う傍で
誰も気に止めず、




人影を探す椅子はつまらなそうに
悪戯に気のない ....
神様は不公平だと君は泣く
生きたいと叫ぶ僕に死を
死にたいと嘆く君に生を
与える神は不公平なのだと

僕の願いはもう叶ったよ
君に触れるとそう思うんだ

私の願いも届くかしらと
僕に ....
 
夕焼け空は 僕たちの

色んな想いで 出来ている

あの日交わした 約束や

「またね」と言った その想い

膝を抱えて 待つキミや

家路を急いで 走るキミ

泣き顔、笑顔 怒り顔 ....
蝋燭のともしびを
絶やさずに
湯気立つ水槽をわたり切る
それが使命なら
ひどく単純な、それでいて命をかすもの
人の犯した罪に/穢れ/しがらみに
神の子がみずからを捧げたように
汚辱に ....
生まれたばかりのきみは
ぽやぽやとした輪郭でふわふわとした軽さで
赤ん坊の手のひらにもおさまるほどの大きさで


あたためられてすくすく育つ
産毛はだんだん寄せ集められて太くなり
気付け ....
小さな星が僅かに光る

近未来的な都市で

黒い煙に包まれて消える

電話の向こうで話す人間は

どのような輪郭の持ち主なのか

君の首を絞める夢を見て

いつも起きる時は冷や ....
なんだか淋しくて空を見た

ダークブルーの空に
魚がいた

風が吹くと
魚は消えた


なんだか淋しくて湖を眺めた

エメラルドグリーンの湖に
私がいた


ゆらゆら揺れ ....
砂浜で

きみとぼくは
ふたりで座っている

ぼく以外のひとを想ってるきみと

きみのことしか考えられないぼくと

夕焼けは
残酷に
こころの隅々まで
照らし出す

あの夕焼け、きれいだねって

それ ....
僕だって泣きたいよ

いまの状況が分からない

好きなんだ

タイミングが分からない

もう泣くなよ

どうしたらいいか分からない

ねぇキスするよ?
 

過去の自分に 縛られて

身動き出来ない 時もある


過去の自分を 消したくて

嘘を重ねた 時もある


過去の自分が 虚しくて

殻に籠った 時もある



そんな過去でも 僕 ....
君は悪魔
太陽に照らされて君の髪の毛ふわふわきらきら光って
美しさに泣きたくなる
泣きたくなるんだよ
でもラファエロ、私もう秘密を隠しておけない
太陽と夜の秘密にバイバイ


あなたは ....
泉屋のクッキー缶の中に
アルバムに入れていない古い写真が一枚
モノクロームの色あせた写真には
小さな自分と親父が写っている。

庭の小さな葡萄棚の下
ふざけているのか本気なのか
親父に髪 ....
街灯は白んで路地を見下ろす
檻の中で眠るよりも
コンクリートに背を預けて

何度指を切ったか忘れた
さみしくない
かなしくない
別に嬉しくもないが
手を叩く
子供みたいに

空白 ....
ブルーレットおくだけが落とす
ブルーレットみたいな色の汚れが
必死にこびりついている
待っている次の人が
お母さんも含まれている列
お父さんも含まれている列

お母さんにたく ....
ミツバチさんのおすすめリスト(795)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
scone/レシピー付き- 月乃助自由詩6*09-9-30
水色スケッチ- 佐野権太自由詩14*09-9-28
タバコの空箱- 森未自由詩4*09-9-28
和解していた- 吉岡ペペ ...自由詩609-9-27
朝、秋を知る- 吉岡ペペ ...自由詩509-9-27
月曜日、休日- 国産和風 ...自由詩109-9-27
棒人間は今日も黒い涙を流す- こめ自由詩1109-9-27
土曜の夕暮れ- ……とあ ...自由詩11*09-9-26
弁当- 加羅自由詩1*09-9-26
曼珠沙華- 西天 龍自由詩6*09-9-26
忘れ物- 風音携帯写真+ ...709-9-26
幸福の連鎖、願って- 邦秋自由詩6*09-9-25
かすむ星々- within自由詩10*09-9-25
ジョン- ともちゃ ...自由詩509-9-25
‐シャボン玉‐- ‐弘‐自由詩1109-9-25
やられたら?- cass自由詩3*09-9-24
「中庭黄緑灯夜」- Leaf携帯写真+ ...3*09-9-24
Oh_my_god.- 紅-BENI-自由詩309-9-24
‐夕焼け空‐- ‐弘‐自由詩509-9-24
Nostalgia/郷愁- 月乃助自由詩5*09-9-24
言葉、へ。- あ。自由詩11*09-9-24
黒い空の下では今日も少年は掴み取る為に走り続ける- こめ自由詩1009-9-23
まやかし- 舞狐自由詩3*09-9-23
夕焼け- 風音携帯写真+ ...709-9-23
ぬくい- cass自由詩2*09-9-23
‐夜明け‐- ‐弘‐携帯写真+ ...1109-9-23
Your_Strawberry_Thunder_kiss- ゆりあ自由詩5*09-9-20
ハーフサイズカメラ- ……とあ ...自由詩12*09-9-20
九月の獣- アオゾラ ...自由詩1009-9-20
お父さん- ともちゃ ...自由詩809-9-20

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