それは
ほんの小さなことで

二つ並んだお揃いの箱

「中身、当てるから言わないでねっ」

そう言った君がかわいくて
んーって
むーって
蓋をノックする
重さを確かめる
そんなしぐさを眺める僕

 ....
何を言ったところで、
地平線まで埋まった
人類の群れは
いっこうに減る気配など無く
眼の前に蠢いている。

こんな気配を感じたとき
我々は目を見開こうとはせず、
もちろん、目を瞑ってい ....
時追鳥を 知っていますか?
時間を追いかける鳥 それが、時追鳥

大きな羽根に小さな身体 頭は小さく 尾羽根は長い
七色の鳥だと言う人もいれば 真っ白だったと言う人もいる

ゆっくり過ぎる ....
地球の公転軌道がほんのわずかずつ
ずれていることを憂うガリレオの
思いを想い過ぎて
抑うつ気味になった僕は
バナナがいいと聞いて
毎朝食べるようになった

いつか太陽の手をはなれ
地球 ....
あんなに耳障りだった蝉の声も
虫眼鏡で集めたみたいな痛い陽射しも
まるで色あせ始めた遠い物語


なだらかな坂道を自転車でおりると
向かい風がほんのわずかの後れ毛を揺らす
時折小石が顔を ....
ドキドキするのは

不安と恐怖とあなたのせいだよ。

生きている。

まだ。

この心臓という臓器が生きてると苦しくてもおしえてくれるんだ。
目と目を合わせて
喫茶店で待ち合わせる
男たちが噂をする
グラマラスな谷間

握手で出した手を
叩き落とす
ガードは難い
目をギラギラさせる

抜き足差し足忍び足
そっと近づき
 ....
異常気象というけれど

二十四節気はまだ狂っていないようだ

啓蟄にはたしかに土の匂いが漂いだすし

きのうは処暑で

あきらかに暑さが退散している

加害者づらしてエコを論ずるよ ....
可哀相にペンギン
一人になってしまった
強く手を握り締めると
夜の虫が鳴き出す

湿った空気でぱんぱんの
孤独な立体駐車場
壁を照らしたヘッドライトは
あの別れ際の笑顔に似ている
振 ....
猫が伸びしてあくびする。
それを見ていた子猫も
ふぁ〜あ

子猫のあくびに
母猫
ふぁ〜あ

子猫が虫を追いかける。
前足交互に
しゃぁーっ
しゃぁーっ

そのあと、子猫は肉 ....
夏が終わるのが目に見えた

夏、最後の日

ヒグラシが鳴いている

カナカナカナカナ

空が夕焼けになった

夏を思うと

サラリと涙がでた

夕焼けが美しいので

 ....
 
熱があるって
わかると
途端に具合が悪くなる
 
恋してるって
気付くと
途端にどんどん
好きになる
 
君を想うほど

でも君は人のものだから

奪えない

ため息しかでないよ

心から君が好きなのに

でもきっと生涯好きだよ

叶わなくたって仕方ないさ

出会えたことだけで ....
あたしの胸の中で思う存分。

受け止めるよ。

本当に愛しい人ならね。

わたしにできることはこれくらいしかない。

大好きな君に送るよ。

死ぬまでのクーポン券をさ。

幸い ....
暖簾靡いて
初秋を告げる
静寂の下
淡い酸味を懐かしむ
この青空はあの日と変わらず
期待を寄せてチャイム待つ


理由もないまま急ぎ足
畦道の花が愛おしい
掌ほどの綻び
ふふふ、 ....
橋の袂から川に沿って伸びる灯り
向こうは賑やかだね、と言う
川は此方から彼方へ
花火の焼けた火薬の匂い
炎に揺れる小な提灯あかり
再び鳴き始めた虫

るりり、るりり、るりり、

ばあ ....
楽しかったよ。
4回くらい泣いたけど楽しかったよ。
○○さんさよなら。。。

むかしなら

ほんとうの気持ちを

ほじくりかえさなければ

気が済まなかった

楽しかったよ。
 ....
 
たましいのすべてで、君のことがすきだ。

アヒルぐちのまま、右側からよだれを出して
「プリント、一枚60円になります。」と
寝言を言うきみがすきだ。


たましいのすべてで、君のこ ....
明日を30回数えた午後
空からたくさんのきのこがふってきました
私はそれをとてもきれいだとおもいました

きのこは
隣に住んでいたハイカラなおじさんを連れて行きました
私はおじさんはもう見 ....
ひとの悲しみは

心と身体で感じて

はじめて分かるものだ

あたまで理解しても

思えているかは分からない

ひとの悲しみを聞いても

いいことを言わないようにしている

 ....
 
そして、ゆっくりとその手から宝石のように煌きは落ちてゆく。

なにも嘆くことはないよ、ってきみが言うものだから
プリズムのままあたしは融けたんだ三面鏡に立つ世界樹のふもと。
 
*
 ....
いろはにほおずき くちづけしたね

緑のこころはあかい頬だった


いろはにほしくず ながれておちて

二人のなみだと彗星だった


いろはにほのぐれ ゆうやけこやけ

あなた ....
今日は飲ませて
だって星が泣いているから
ワインで酔わして
首に綱つけて
どっか行かないように
見張っていて

涙が流れ
一つの花が終わった
一日だけの夢を見せてくれた
詩人になれ ....
夏の夕暮れ

散歩する僕を突き放すように
雲は遠く空を覆っている

沈んで行く太陽に照らされて
黄金色に光っている


あたりには
雨の匂いが満ちてきて
遠くから雷鳴が聞こえる
 ....
朝焼けは随分きれいで
青紫のしじまに黙りこくり
そっとアクセルを踏み込む
見慣れた速度で
過ぎていく風景をやり過ごす
少し肌寒くなったようで
エアコンのスイッチを消した

仄かに燃えて ....
見通しのいい場所で
感じないのは何故だろう


グッバイガール
細い月はハイヒール
運命はやはり
あると思うんだ

遠く遥かなものに
励まされてきた
君は近くのものに
励まされ ....
水面下で寝息をたてるわたしに
おはようのあいさつは
いつもキスだった

大切はいつも
抱えていたつもりで
放り投げていたかもしれない

川のあたりできれいな石を探すようには
見つから ....
もうすぐ秋だよ
そういう風の香りがする

もっと僕を
欲しがってよ

長い夜の
秋がくる前にね

もっと僕を
 感情のもつれを
 解きほぐすように
 受話器から延びる線を
 逆に回している
 回線の向こうの
 静かな苛立ちが
 ザーッと時折混じる
 誰か妨害しているの?

 向かい合わなくて ....
かなしみの淵をなぞるゆめ
鋭利なガラスで指を切るゆめ
開いた詩集を風が繰るゆめ
その一ページに血をこぼすゆめ

うすももいろの唇に
ぼくのインクで紅を引くゆめ
まだ汚されぬやわはだに
 ....
ミツバチさんのおすすめリスト(795)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なんでもない、特別な日に- 瑠音携帯写真+ ...209-8-26
末期症状- ……とあ ...自由詩8*09-8-26
トキオイドリ- 甘菜自由詩409-8-26
祝福- within自由詩18*09-8-26
夏休み- あ。自由詩22*09-8-26
鼓動- アサギ自由詩109-8-26
アマゾネス- ペポパン ...自由詩6*09-8-26
処暑- 吉岡ペペ ...自由詩709-8-25
ペンギン哀歌- テシノ自由詩2*09-8-25
朝の陽だまり- ……とあ ...自由詩9*09-8-25
日暮らし- 黒川 蔵 ...自由詩2*09-8-25
自覚- 次元☆★自由詩209-8-24
ため息- アサギ自由詩109-8-24
泣いてくれ- アサギ自由詩109-8-24
懐古巡りて- 中原 那 ...自由詩509-8-24
盆送り- プル式自由詩8*09-8-24
別れのメール- 吉岡ペペ ...自由詩309-8-24
たましいのすべてで。- 仲本いす ...自由詩609-8-24
放浪g- ゆるこ自由詩909-8-24
流儀- 吉岡ペペ ...自由詩709-8-24
ホログラムⅡ- 仲本いす ...自由詩309-8-24
いろはにほおずき- 瑠王自由詩7*09-8-24
ワルツと共に- ペポパン ...自由詩7*09-8-24
夕立- kauz ...自由詩10*09-8-23
夜明け前に、走る- within自由詩12*09-8-23
夏のカーブ- 昼寝ヒル ...自由詩1009-8-23
いいわけ- かんな自由詩12*09-8-23
もっと僕を- 風音携帯写真+ ...309-8-23
存在のダイヤル- 伊那 果自由詩509-8-23
ゆめ- 瀬崎 虎 ...自由詩8*09-8-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27