金魚がおおきくなりました
もうポイではすくえないくらいです

まるまると太った金魚さんは
キビキビと水槽を泳ぎ回ります

その様子を見るのが
楽しくて仕方ありません

餌をあげるつも ....
僕はクレヨン
友達に冷たくされてブルーな気分
ひとりぼっちは寂しいよ

僕はクレヨン
君に恋して高鳴る心臓
毛細血管活発化
おかげで頬っぺた真っ赤っ赤

僕はクレヨン
ジャンクフー ....
いつも同じだった
互いに
別れ際のことばが
見つからなくて
何か言いたげな
眼差しが
さみしいのに
見つからないのだ
終わりではなく
始まりの別れ
別れ際の
掌の温もり
熱い光はただ重なって
そっと重ねられて


渋滞した道でせわしなく鳴るクラクションも
軽やかに散歩する犬の太くて短い声も
光に飲み込まれてかき混ぜられて
珈琲に落としたミルクみたいにぐる ....
あるところにえほんつくりのジミーさんがいました
ジミーさんはえほんをつくるのがだいとくい
ひとりひとりにあった
せかいにひとつだけのえほんをつくります

なきむしなぼうやには
ゆうかんなゆ ....
寄り添う時間すら失って
それでもただアナタを想って

近づく程に遠く感じ
それでもアナタの口から聞かせて

虹の彼方へ行こうと言った
あの言葉を今でも待ってるよ

記憶を巡り辿り着い ....
冬色に染まった君へ捧げる純憐歌

雪降る金曜日
君は玄関前でずっと待ってた

空晴れた日曜日
君は俯きながら扉を開けた

君の残り香が怖くて
私も部屋を後にした

雪がちらつき
 ....
目には目を、歯には歯を、

このハンムラビ法典の言葉は

復讐法だとか拡大報復の戒めだとか

そんなふうに言われてはいるけれど

この言葉の連なりに

私はひとの悲しみを感じるのだ ....
大好きなあなたが隣に居て欲しい。

2人とも甘いもの好きじゃないからケーキは食べられないね。

わたしの作ったお弁当食べて、少しだけお酒なんか飲んで手を繋いで

それから何も言わずに抱っこ ....
「痛い。」
「え、ごめん痛かった?」
「うん、でももっと痛くしていいよ。」


みんな知らない
私がこんなにも死にたいということを

みんな知らない
私がこんなにも彼女が好きだという ....
黒目がち腕はまっすぐ一六三センチの背で天使もどき

ヘルメット転がりやすい日に暗示もえるこころはもえつきるもの

満月を伸縮させる術を知る女子大生の手まだらもよう

「遠いってダレコーてい ....
機械のひと

超高層ビルの屋上で

タンポポの綿毛を吹いている

いのち

夕焼けに熔かされてゆく

この星の肌を流れてゆく

抱き寄せたものの輪郭も不確かな

暗い夜に聞 ....
すれちがう人の香水の匂いが

鼻にまだ残っている

僕が貴方を思っていることを

手渡しで渡してもいいですか?

今はまだ分からないけれど

いつかは答えが見つかると信じているよ
 ....
純白に耀く 胡蝶蘭たち
由夢、ゆめ、さらにゆめ
楽園に捧げる最高の想い
奇跡起きれと祈り続ける
桜咲く愛の未来へ
太陽が
沈むまで
君のために祈ろう
あと40゜
君に祈るのに
残された時間は
あと40゜

君は
死ぬのかもしれない

それとも
ただ
立ち去ってしまう
のかもしれないし
 ....
真昼の頂点に、輝く水飛沫があがり、影のない一瞬 私は
ぽかんと口を開けて、天頂を見る、ヤブ睨みをする
不機嫌だった幼児も、相貌を崩し 笑い出す
はしゃぎだした子供たちに大人たちはお手上げ
だけ ....
…ありがとう

きっと…来てくれると 思っていました

期待じゃなくて 

優しいあなただから なおさら

そうせずにはいられない

…そう、それならば、

今宵はなにも言 ....
夏の夕風が さやかに 
吹きぬけるような 
誰にも優しい きみだから 

生きる重さを手に さげて
心をいためて ばかりいる
会えないときは、なおさらに
名もない星のような 孤独や寂 ....
 
 
命がひとつあった
命なんていらないと
思ったときもあった

命がふたつあった
どちらかの命が
残ればいいと
思った恋もあった

命がみっつになった
みっつすべて
残ら ....
光を恐がらないで
震える あなたは
優しいから

言葉の中で
迷い続けてしまう

いつか見た空が
美しいと思うのは
心の隙間を埋めるような
静かな瞬間を
きっと 今求めている ....
苦手な夏を
少し前向きに思えたのは

あなたの笑顔が
感覚を鈍らせて
生まれ変わるように
包み込んでゆく

だから
この痛みに似た
感覚の向こう側で
見たこともない
景色に ....
季節外れの神社に
十歳の僕と親父が歩いてゆく
親父は何もしゃべらない
僕も黙ってついて行く
参道の階段には銀杏の葉
黄色い黄色い石の道
段々を上って一息入れる
親父の肺は一つしかない。
 ....
無知な人たち、と
父の生家に唾を吐き
母が消えた
時の区分は夏、そして
秋にも依然、消えていた

秋の再来
消えている母
九月は母の誕生月
父はきちんと知っていた
本日、九月の二十 ....
 まっすぐ流れる川の向こうに
 大きな病院はある
 窓の灯りはみな消えて
 無言のままそびえたつ
 月あかりがわずかにもれてくる病室で
 眠れない乳がん患者が
 隣のベッドの寝息を数えてい ....
おーい、と言った
おーい、と返ってきた


そっちはどんなあんばいですかあ、
と聞いたら
そっちはどんなあんばいだあ、
と聞かれた


それじゃ、意味ないです
お義父さん ....
ああ早く
一秒でも早く
眠らせておくれ

思考回路が停止している
こんな状態では
もはや何も出来やしないだろう?

早く目を閉じたい
そうでなくとも
まぶたが勝手におりてくる
そうさ、もう
閉店なのさ ....
橙色に照らされた木造二階建てのアパート
蹴飛ばせば簡単に壊れてしまいそうな垣根から
紅色の白粉花がその艶やかな顔を出す


やがて来る闇に飲み込まれてしまう前に
黒くて固い種子をてのひらに ....
光来の海に
想うまま 焼けた砂を飛ばせば
来歴は誘われ
まばゆい白波が綾なす 潮騒の天覧模様
小さな島の
漁師の若者と海女の娘の
恋物語

しのつく雨がたたく嵐の午后は、導きの 
 ....
レベル26の魔導師は
いけてない呪文を唱え
空を飛んでばかりいる


レベル26の戦士は
でかい剣を振り回し
最後には自分が一番傷ついている



レベル26の僧侶は
とにかく ....
指が触れると
草の実がはじける
ふるえる心の動きを
あなたは知ってか知らずか


見つめるあなたの瞳に
青い空が映り
その青に溶けてしまいたいと思う
その青はいつか見た風
その青は ....
ミツバチさんのおすすめリスト(795)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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初秋の対峙- 伊月りさ自由詩19+*09-9-4
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かべ- 小原あき自由詩12*09-9-3
睡眠- モコ自由詩109-9-3
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「潮騒」- 月乃助自由詩6*09-9-3
Lv.26- udegeuneru自由詩3+*09-9-3
草の実はじけて- 石瀬琳々自由詩9*09-9-3

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