パステルの世界広がり
この一時 空がてれる
やわらかなブルーと
うすももの雲が
ほほ寄せあって

ほらね
ほんのりグレーの雲
きょとんとくぐって
天使がふんわり
降りてくる

 ....
お母さんが

近所のスーパーマーケットで





福まめを買ってきた。




この家に鬼なんかいやしないのにね。




お母さんが恵方巻きを買ってきた。
 ....
午前一時七分

   ごらん
   粉雪が降っているよ
   まるで天使の羽が舞っているように
   今は
   僕らだけの窓辺
   君と一緒に過ごしたクリスマス
   最初の告白
 ....
風が春だった

ロカ岬にたったような風の匂いがした

曇り空にはひかりと影の階段があった

幻視にちがいなかった

ショパンの別れの曲が聴こえてきた

幻聴にちがいなかった

 ....
母は24歳のとき、実業家の三男である父と見合い結婚をした。
父は教養のある人間だが、商社マンにはあいにく不向きであった。
売掛金の回収が滞るとすぐに実家を頼りにして借金をし、
その金は祖母が何時 ....
好き好き大好き
あいしてる

そんな言葉じゃ足りなくて酸素不足で苦しくて

ねぇねぇぎゅっとして

早くあなたに会いたいなぁ
雪が枝からばさりと落ちる頃
山間部のお昼です
除雪車もとまって のどかな風景

年がら年中 年寄りばかりのこの村では
序列通りの決め事と
しわの多さで明日が決まる

子供たちは 真っ赤 ....
柔肌の愛らしげな砂
たわむれるわたしは
幼い背中をあずけて

(カモメへの憧れ)

紅潮さは仄か
拙い恋文のようで
胸ポケットで温められている


潮騒が呼んでいます

 ....
未来へつづく愛なんて

ぼくの旅路にはなかったんだ

人生や社会に

なんの影響も及ぼさないところで

ひとの心とあそんでいる

こどもって

どんな大人になりたいんだろう
 ....
「牡羊座」

恋したら猪突猛進どこまでもちょっと待ったは無しの恋なの

「牡牛座」

石橋を叩いて渡るこの恋をゆっくりそっと見守っていて

「双子座」

あの人も好きだけどこの人も ....
しんしん、と
二月の雪の中に 母は溶けた
ゆうゆう、とした その表情は
茜色のきおくと 夜の闇が混ざった
やさしい 混沌、だった

(冷たい、真っ黒な腕で その先で 飴玉みたいな瞳がゆらゆ ....
冬の終わり、夕暮れの川原に

少しさびしそうな背中をした旅人がひとり


その背中を今日も

夕陽がじんわり染めています


雨の日も雪の日も

夕陽はいつも

旅人の ....
鳴き雪がきゅっきゅとうたう銀の道、負けじと春の歌くちずさむ。 世間では今枕絵が熱いらしい

見たことのない景色みしてよ

わがままだけどいいじゃないか

こんな広い宇宙の中なら一つくらい

夢物語りの世界が合ってもいいじゃないかな

通り魔は ....
ため息まじりの雪が
音もたてずに降り積もってゆく

そうよ
ため息は空気よりも重いのよ
あなた知っていたでしょう?

でも変わらず
雪は何も語らず
ただ街を白くする
白くする…
 ....
丸投げされた洗濯物に埋もれている
わたしたちの日常の色というもの

どんどこどんどこ
どんどこ、まざりあう

洗濯かごいっぱいで
家族団欒としているよう

わたしの目尻がほんのり
 ....
てのひらに乗るくらい
小さな桃色の巻貝だけ
あなたに送ったのは
あなたがくれたお手紙が
あまりに優しすぎて
どうご返事してよいのか、思いつかなかったから


その貝は、私が小学生の ....
耳を傾けて

そっとあなたを転がすから

ゆっくりと熱を伝えて

あなたをいただきます

そっと首を撫で

あなたの首の凹凸を探す

私の唇はあなたを味わう為にあるのだろう
 ....
ただただ、好きだということが。

真っ直ぐだったら良いんだよ。
朝自分で焼いたパンに
いっぱいの具をはさんで
大ぐちを開けて頬張るとき
君は一番輝いている

ボーナスが入って
我慢していた
お気に入りの化粧品を
次から次に買い込むとき
君は一番輝 ....
今日から生まれ変わった と。



これで心機一転 と。



誰にも見られないで済む と。



なんでも書きたい放題さ なんて。



い ....
{引用=





人間には
なあ〜んにも
わかっていない


 赤が赤であることも
 赤とは何であるかも

 自分が何もわかっていないことも
 何がわかっているのかも
 ....
「もーマジでおまえ死ねよー」

笑っていう君



じゃあ

私がほんとに死んだら、君はどうする?
梅の花がふくらんだよ
家族みんなでみにいった
あの梅の花が

山あり谷ありと いうほどでもない傾斜なのに
つえをついたおじいちゃんやおばあちゃんを
誘導する母や父には 救助隊みたいな緊張が ....
綺麗を飾ればコサージュのような言葉
オーガンジーにシフォン、ローズの多重層
華やかなだけならば、脈がなくても事足りる

赤褐色の壁の向こうへハンマーを打ちつけて
さあ腹の底から泣いてみなさい ....
なぜ負けなきゃいけないの

そんなことのほうが

そっちの方がむつかしいことなんて

だって

あたりきのお話しじゃないか


富士や蛙やヤマカガシ

負けることがただしいん ....
会話がなくては生きられない。
優しさがなくては生きられない。
味方がいないと生きられない。
ご飯がないと生きられない。

一人では生きられない。
夜伽がなくては生きられない。
自分を理解 ....
『ちょっと、相談があるんですけど』
から始まった会話。

あなたにぺったりとくっついて尋ねた内容は


『どうしたら背が伸びるんですか?』


もっと深刻な話を予想していたあなたは
 ....
 
 
こんにゃくの降る街を
君と歩く
手をつなぐのは
二人に手があるから
理由はそれだけでよかった

子どもたちが積もったこんにゃくで
だるまを作ろうとしている
それは無理なこと ....
エプロンのポッケの中は異次元で「夕日のレシピ」しまってあるよ
ミツバチさんのおすすめリスト(795)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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梅花観賞- 朧月自由詩610-1-29
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I_CAN'T_LIVE_WITHOUT_YOU.- ペポパン ...自由詩6*10-1-28
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こんにゃく(ご)- たもつ自由詩810-1-28
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