私の脱ぎ捨てた靴を
整理するその手を

一人で黙々と
料理するその手を

じっくりと眺めてみたよ

涙が溢れて
崩れ落ちてきました

思い出したよ
いつかの砂時計

何処か ....
明日はお見舞いに行くのだ
末期がんで抗がん剤投与も止めてしまった
半年か一年に一度くらいの頻度で会ってた
親戚のおばさん

会いにきてほしいと
おばさんの家族から連絡があって
それはたぶ ....
お揃いで買ったTシャツ
いつの間にか色も褪せて
流れ行く時間が
二人を変えてしまったの
ねぇ、覚えてる?出会った日の事
あの時、確かに永遠を感じたよね?
今 あなたの言った別れの言葉
冗 ....
朝まで笑って ずいぶん寝過ごしたら

少し残ったアルコール

きしむ体とあやふやな昨日


無駄な時間と嘆いたこの日々も

いつかきらめいて

この後悔も笑えるんだろう

 ....
照れてることを
見破られないよう
ちょうどいい角度に
傾いてみたんだ

海の色は夕日の色

僕の色は夕日の顔
君が運転席に座っているのをぼーっと見ているのが好きだ
車を走らせる君の
いつもより真面目な横顔が
いつもよりカッコイイ
なんてそんなことを思っている

窓の外の景色がするすると流れ ....
道の端(はし)にいる僕の上を
季節が素通りし、
時間が頭上を通り過ぎる

そんな僕が立ち止まると
道の反対側には君がいる。
こちら側には僕がいて
反対側には君がいる。

僕の代りに反 ....
夕焼けに染まる溜息と
ただ、虚しく哀しく伸びる影
汗を滲ませて夢を見ていた
狂い出す寸前のような空

踊る姿を霞んだ夢のような光で
届きはしない
だから全ては美しいまま消えていける

 ....
マリア、
人生はまるでジェットコースターみたいだ

後悔とか悲しみをキャンディにしたらきっと甘くて爽やかなカルピス味
舐めたらスキップしたくなるでしょ

青い傘さして
雨の中

あの ....
わたしたち、結婚しました
うす桃色の踊るような文字と
着物姿で微笑みあう男女の写真


はがきを持つ指の腹から
じわりじわりとあったかさが
組織の中まで浸透してくる
温度の正体をはっき ....
あなたによく似たひとだった

人違いと戸惑うわたしの顔を覗き込み
どうかしたのと気遣ってくれた

これを落としたひとをずっと探しているのと
あなたの落しものを目の前に差し出した

その ....
一縷の望みですら
崩れ去った 崩れ去った

まだ何も知らないのに
まだ何処も触れていないのに
これで終わりなのですか?

ずっと焦がれてました
ずっと哀しませてばかりでした
貴女さえ ....
今日会えました
夢の中で

忘れかけてたのに
ひょっこり現れ
心丸ごと
ごっそり持っていかれました

なぜか泣きながら橋を早足で歩いてる

前方に居るあなたの元へ向かって
気付い ....
いつもいつも
きみのこと
考えてるわけじゃないよ

ただ
青空を見上げて

時々
どうしてるかなって
思い出すんだ

胸につかえができて
切なくなる

もうあえないきみが
 ....
隙間無く並んだ町並み
商店街のアーケード
自転車こいでるお巡りさん
穏やかで愛想のいい
クリーニング屋のおじさん
後ろ手組んで
何かを眺めてるお婆ちゃん
雑多だけど人情が染みる
夕日が ....
{引用=
僕のアパートは猫が飼えない
窓から見えるのは隣の物置と、アルミのベランダの裏側だけ
コンビニのビニール袋が 風にふかれてカサカサ笑い
忘れられた洗濯物が 雨に打たれてしおしお泣いてる ....
駅の東口を出る、二、三歩の、携帯のメロディ
ごめん、やっぱり会議で遅くなる。
待ちぼうけに、溜息が渇いた
不似合いな街の、バックグラウンド、どこか鮮やか

歩きついた香水店の、誘惑の一滴
 ....
金曜ロードショーや
日曜洋画劇場で
「教育にいい」ような映画を
放映する日は
子どもはコーヒー牛乳を飲んで
映画が終るまで
観てもいいことになっていた
たとえば「ローマの休日」や
 ....
空はどんより曇り空
それなのに憂鬱、休日出勤
だーれもいないフロアに内線が響く
>めし行く?もう昼だけど?
やったねお誘いごちそうさま

いつものきたない定食屋
おばちゃんは今日もテンパ ....
コップの縁からあふれている
緑は
泣き出しそうに
低いところへ向かっていく

その底辺で
受け止めて
手の中に溜まっていくのをみてる

私の睫毛の先から漏れた
藍色と
手の中 ....
はたしてそれは

恋だったのでしょうか


はたしてそれは

愛だったのでしょうか


はたしてそれは


はたしてそれは・・・


本当に


私の想いだっ ....
七年ぐらい土にいて
一週間だけ空にいて
今は何処を飛んでいるんだろう

部屋に落ちていた蝉の抜け殻
そんなこんなに想いを馳せる
ゴミ箱に詰め込んで火をつける
灰になったらそのうち土に還る

巡り巡って僕になる
白くて深い雲の色
ゆらゆら揺れて流れていった

カラカラカラと鳴り響く
雲の音あれは色

白くて深い雲の色
光がとまどってばかりいるから
しずかに カーテンをひらいて
部屋にいれてあげた

よろこんだ朝日に
きみがまぶしく 伸びをする
がまんできなくて ひろがる髪に
唇をあててしまうのは、 ....
 演台に
 原稿用紙を広げ
 子どもたちは声の限りに叫ぶ


「笑顔の
あふれる町にしませんか」


「あなたの近くに
寂しがっている人や
弱っている人はいませんか」
 ....
「僕は悪魔の子なんです。」
と、彼は言った。

彼の両親は教師で
彼の弟も頭が良かった。
勉強が得意ではない彼は
「親に言われるんです」と言って
ニコッと笑った。

並んで自転車に乗 ....
誰かが言った
真っ赤な夕焼け空を見上げて
すごいなこりゃ
天変地異でも来るのかな
明日は地球滅亡するね

子供は走って家へと急ぐ
筆箱カタカタすっ飛んでいく体操着袋
慌てて拾ってまた駆 ....
利用される側の私がぐっすり寝たふりをした中二人の若い男女は水音を部屋に響かせた

筋肉がもう限界だ
でも起きていることがバレたら終わり
眠いのに、こんな姿勢じゃ眠れない
二日酔いの吐き気が酷 ....
朝 居室に入ったら
大きな声で おはよう
それだけで 一日の関係が和らぐ

昼 ひと段落着いたら
見渡すように 飯行きませんか
それだけで 休み時間が温まる

出張にいったら お土産を ....
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