誰かを好きになるってことは
いつか
その誰かを
嫌いになるっていうこと
誰かに好かれるってことは
その誰かに
いつか嫌われるっていうこと
わかっていたはずなのに
こずえとこずえをむすんだ線で空を区切ってください
右側にあるのが悪い雲
左側にあるのが良い雲です
どちらにも雲がなかったら
そこが天国です
気に食わない人ができた。
マイナスで無い、プラスで接する。
しかし、協力はしない。
上に立つ人は頭が低くないと
ならない。
自分のことだけ
考えていると
誰も助けてくれない。
もっ ....
人生が
まだ戦るのか?と
俺に問う
当たり前だろ
次はどいつだ
もも肉が
百グラム当たり
九十八円で
売られている
もしわたしが
鶏だったなら
もも肉
という名で
売られていたのだろうか
わたしの名を呼ぶ
母さんを
追いか ....
これだけは誓おう
君だけは幸せにしよう
子供だけは幸せにしよう
いつでも立ち会おう
空気の様な存在でいよう
存在を忘れてしまうが
無くては生きられない様な
そんな存在になりたい。
....
食卓の
醤油のように
泣いていた
女が一人
わたしの部屋で
醤油には
白いお塩が
入ってる 黄色い豆も
言い訳しないで
美しく
一升瓶を
抱えてた
彼女はお酒
....
喫茶クラムボンは
小さな谷川の水底にあります
室内の照明はもちろん幻燈
ではなくって
窓からの水明かりだけですが同じ青です
マスターご自慢の
かぷかぷカプチーノは350円
代々の ....
終電で帰る火宅の隙間より待ちわびて出る黒い妖精
間男を入れた女の赤いもの浴びて染まらぬ沼の紫陽花
梅雨に濡れ流れる涙 流れない未練の澱と手に染めた罪
とうさんに教えてもらった花たちを遠くの町でさがしています
暑いだけの部屋を
抜け出すから
動かないで待っていて
雨は降っていない、
ここから 辿り着くまで
傘は持たないまじない
最後に受け取ったのは
声ではなく文字
表情もなく過ぎ ....
ワンピース風をあつめて帆にしたら海は海原、海賊日和
眼が醒めた瞬間になみだがおちた
さえずりと静寂がみみに滲みた
こどうはひびく
おなじことばで
おなじいろを観て
まぶたを閉じては寂しさをたべた
あけわた ....
群青の夕暮れ削る三日月を吊るし支える宵の明星
仕事の後の達成感
全てから開放され
自由の身になる。
スイーツ三昧する
全身の疲労感と
充実感
会議の場を作る。
先生と呼ばれる。
自分に95点をつけたい
冷たいビール片手に ....
共になり三十二年の今朝の庭紫陽花咲きて陽はうらうらと
夫たちよ妻を愛せ六月の今日の聖句を心に置きて
水無月の妻と語らうこの日々の瞼に浮かぶ蛍が二三
恋しくて恋しくて
依存したくて
いつも一緒
楽しい
いつも話して
いつも笑って
いつもいつも
幸せでいたい
どんな辛さにも
耐えて見せます。
どんなに苦しくても
貴方を信 ....
仮眠していた
動物のように
本能だけで動けばいいのに
優しさの言葉
身に纏って
だれにもすかれようと
愛想笑いする
本音を言うのがこわいだけじゃなくて
憎むことがこわいから
....
かげろうのようにあなたが笑うので
髪を切ったり
鏡を磨いたり
靴下を脱いだり
コップを落としたり
ソファーで寝てしまったり
そんなささいなことまで大切になりすぎる
この恋は危険だ ....
夜中3時まで勉強をする。
疲れ果て眠りにつく。
誰とも付き合わない。
結婚したらできなくなる。
辛く苦しい。
修行のようだ
自分を痛めつける
コーヒーを飲む
部屋の中はごった返 ....
あめがふると
くさがはえるのだと
こどもがおしえてくれた
わすれていただけなのだ
やくにたたないと
しってから
おとなになるために
すててきた
わたしとこどもを
....
セーターを忘れたことを思い出す
戻るべきか残すべきか
その部屋がこの部屋になる君の部屋
あのセーターが君の部屋着に
レコードも本もおかしな置き物も
君の部屋に残し ....
缶切りで鯖味噌缶を開封し背中まるめてわぶわぶ食べる
薄荷飴ひとりで舐めてさびしがる君のことなど想ってみつつ
朝刊の明朝体が目に刺さる夜明けどこかで鳥が鳴いてる
晴れた日の午睡が好 ....
ジョギングする人とすれ違った
ネクタイをゆるめた長身の男の腕をつかみ
バランスをとりながら女が自転車をこいでいた
こんな夜中にこんなところを男女で歩いているとは
ふたりはどれだけ寂しかったのだ ....
羽虫の妖精が
肩にとまっていた
指で弾いて
空へ帰そうとしたけど
彼の眼は
地中に埋められた種を
見ていた
生も死も変わらないとしたら どうだろう?
透き通る陽気に
犯 ....
都会の道ばたに
一人立ちつくす感じと
故郷の川べりに
一人立ちつくすあの感じは
とても良く似ている
人は道を泳ぎ
魚は水底で働くのだ
生きるために
どちらも正しくて ....
岸に咲いてる、雨の花
魂宿る、雨の花
その透明の面影は
何故だかいつも腐らずに
僕の隣で、薫ってゐる。
それは愛人のようであり
それは女神のようであり
いつでも ....
校庭をタイヤ引いて
居残り特訓
砲丸投げをやれって?
砂場で練習
体格いい人には
かなわない。
県大会でも
散々な結果
疲れて水を飲んでいると
君はそっとタオルを出した。
....
海から浜辺へ
流れ着いた破片
自分の
皮膚を削り
刻まれてゆく波紋
咀嚼するごとに
産まれてくる泡
ここに
辿り着くまでに
何度
射精したことだろう
いつか魚の群 ....
泣きたくて泣きたくて
騒ぎたくて騒ぎたくて
赤ちゃんに戻りたくて
心の中はズッタズッタ
時代の風が強すぎて
もう一人では生きて行けない
話し相手がいない。
本ばかり読んでいる。
....
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