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               091017


コロッケを買う
帰り道の悦楽
見事なほどの
木の根の太さ
あ〜ぁ〜あ〜ぁ〜
赤い車のホースを伸ばす
裏の川から水を汲む
火事だ!
 ....
出張さきの宴席で地元の方々が
茶わん蒸しの唄をやってくれた

いつもそれを覚えようとするのだが
芋焼酎がぬけた朝には忘れてしまっている
だからその晩はDVDをおくれよと頼んでおいた

翌 ....
すこしずつアスファルトを
黒く塗りつぶしてゆく雨に
みとれているうちに
めちゃくちゃに濡れて帰れなくなった


コンビニの明かりがやけにまぶしくて
美しいことばだけで心を飾りたく ....
ふたりの蛇が絡みあい

とぐろを巻いてぼたっと置かれている

私たちは睨みあう

舌をちょろちょろさせ

鎌首をシュパッと突きあわせ

私たちは今、威嚇しあっていた


私は ....
道を歩いていたら
言葉が落ちていたので
拾いながら歩く

拾った言葉を並べてみたら
詩のようなものができたので
額縁に入れて飾っておく

紅葉が一枚
はらりと落ちて
そこからまた言 ....
ずっと すきだった

縁があるんでしょう
こんなところで遇うなんて

コンビニのガラスがくもって
おでんの匂い
声もかけずに知らない振り
マスクを脱いだら
真っ更な他人だよ
だけど ....
廃墟     と呼ぶ 騒がしい    時間は     鎮まる わかってしまいたくないのに、目を離せない いっしゅんの  うちに 瓦礫の      写真は       .... ジュリアーノ・ジェンマって俳優が好きだった
目深にカウボーイハット被り腰のコルトに手をやる刹那
呼ばれてもないくせしてサボテンの根元に転がる根無し蓬がわたしだった

ベッドのなかでもブーツ脱が ....
母が縁の下から引っ張り出してきたびんは
レトロでポップな橙の花が描かれていて
若い頃の彼女の趣味であったのだろうと想像出来た


恐らく本来は真っ赤な色をしていたのだろう
すすけたえんじ色 ....
ああ
僕は引き裂かれる

林檎がみるみる熟れて破裂する
僕の爬虫類の目つきが変わる

すーっ と
すました顔は得意でも、
僕の宇宙の
花火大会は

は、
は、
はれんちで、
 ....
君へ寄りかかるフリをしながら
君の世界を盗み見る
僕の心の隙間に秋の風が吹いてくる

黄金に揺れていた稲穂は刈り取られ
赤に燃えている山が映りこむ
そんな折々の季節に彩られ

また君は ....
晴れた空に幸せそうな雲が

まだ明るい日のひかりが

高層のビルに当たっている

こんな時間帯に

悪だくみをする人もいるだろう

美しい歌を聴かせる人もいるだろう


失意 ....
きいた風な言い回し、
人にそれを突きつけて
ああだこうだのお節介
誰も見向きもしないもの
書いてみたって白々しい
自己満足にもなりゃしない。

イメージ不能な自由律
人を小バカにす ....
{引用=純
粋世
界の君
が笑う9ヶ
月前にこの
夢ははじまっ
た、はずの夢
*
はじまったもの達
のはじまらなかった
”名前”をひとつずつ
乾いた舌先で声にうつし
て消し去る ....
「妖」


熟れた日常を引き剥がし

馴染んだ名前を脱ぎ捨てて

あなたの熱は儚く溶けた

残り香だけを朝に置き忘れて




「怪」


仄暗い四辻を右へ折れた ....
おどおどした目で

悲しみ選んでいる人々に

営みの地平から

白い抒情よ、立ち上がれ

響きあうこころと足音

蛍光灯でがらんとしている人々

悲しみは漂白されている

 ....
どこまでものぼってゆくのです
蔓を伸ばして
空を目指して

林を覆い
木を覆い
風に翻る恨みを超えて
わたしはどこまでものぼってゆくのです

ふと
自分がどこから来たのかわからなく ....
綺麗な砂漠の真ん中で

オンボロなギターを弾き

ラクダと戯れながら

ゆっくり歌を歌っていた

蜃気楼は今日も未来の都市を

ぼんやりとうつしていた

壊れたラジオからは
 ....
              091012




カレーライスと
ライスカレイの違い
よく分からないままに
大人になって
もう一度と思ったが
ライスカレーという人は居なくなり
 ....
地面に
へたり込んで空を見る
空は
少しだけ遠く
夕焼け雲を連れてくる

犬の目線
猫の目線
カエルの目線
車の目線

テニスコートの
そばの車道で
ぼんやり
身体を投げ出 ....
そのいて座の子らは
日曜日の夜が好き
うたげのあとの
{ルビ零=ゼロ}の織りなすパターンが

ひょっこりと
谷で夜風に当たったり
市役所の屋上から綿毛を飛ばし
無人駅の明かりをともす
 ....
傷つきやすいこころがあるならば

ひとを傷つけるようなことをしてはならない

喜びを感じるこころがあるならば

ひとに喜んでもらえる自分でなければならない

キンモクセイは夜のどこにあ ....
ひどく疲れた時ほど
眠るのが怖い
このまま孤独の名前を
受け継いでしまうんじゃないか、と
そのまま全てが書きかけのまま
止まってしまうようで

帰りに知らない店に足を向けて
名前もわか ....
長月の夜に
細かく降り注ぐ秋の雨
人も街も月でさえも
水煙で霞んでいる
そんな中
大地を真っ赤にできそうな
目一杯の彼岸花の花の群れに
小さな
水滴が
つく
時 ....
青い空
うろこ雲
空の端で
太陽はオレンジ色に染まり
今日にさよならを
告げる

歌を口ずさむ
随分冷たくなった空気と混ざり
微かに香る
金木犀を辿って
道路沿いの並木道

 ....
あなたの遠ざかるうしろ姿

を見つめたまま立ちつくす僕

が遠ざかる曇り空の下

の駅前が遠ざかる


あなたの遠ざかるうしろ姿

を見つめたまま

立ちつくす僕

をう ....
夕刻の列車
窓に頬を寄せて
待ち合わせの停車駅で
夕陽を眺める
ほんの九分間

たとえば
一日を振り返ってみると
夕食の献立が
浮かぶ
なんて、便利でいいのに

どんなときも
 ....
何度もあなたを殺していた
言えなかった言葉を尖らせたナイフで
いつの間にか覚えてしまった
人格者の微笑をまとったまま

何度もあなたを殺していた
愛憎の糸がこんがらがったロープで
い ....
スライドする
夜の窓辺

あかい灯が
高速に乗って流れていく

ひかりの背に乗った
過去と未来

一秒先の遠い未来より

今があることが
今であることが

こんなにもあたた ....
ほっといてほっといてほっといて



なんでそんなにだらしがないのか

なんでがんばれないのか

なんでやくそくをまもらないのか

どうしようもない奴だおまえは


そうなん ....
月乃助さんの自由詩おすすめリスト(2519)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
僕らはたまに- あおば自由詩6*09-10-17
茶わん蒸しの唄- 吉岡ペペ ...自由詩909-10-16
恋雨- 一条 は ...自由詩209-10-16
蛇つかいたちの行進- 吉岡ペペ ...自由詩909-10-15
秋は詩人- 未有花自由詩27*09-10-14
アンタの世話になんかならない- 蒼木りん自由詩109-10-14
がれきの工作- 《81》 ...自由詩12*09-10-13
ジェンマなひと- 恋月 ぴ ...自由詩31*09-10-13
梅酒- あ。自由詩10*09-10-13
お寺の娘の君がそんな格好してくるから僕は・・・- 都志雄自由詩109-10-13
君と僕の世界- 朧月自由詩509-10-12
秋の日の午後- 吉岡ペペ ...自由詩509-10-12
二級品- ……とあ ...自由詩11*09-10-12
- 夏嶋 真 ...自由詩19*09-10-12
四行詩四態_<9>- nonya自由詩14*09-10-12
夜道にあう音楽- 吉岡ペペ ...自由詩409-10-12
紫色——葛- 照留 セ ...自由詩1*09-10-12
先にあったのは小指一本だけ- こめ自由詩1309-10-12
魔法- あおば自由詩3*09-10-12
とうめいピース- umineko自由詩5*09-10-11
ケイローン考- 都志雄自由詩209-10-11
夜のキンモクセイ- 吉岡ペペ ...自由詩1609-10-11
anyone,anywhere- 瑠王自由詩5*09-10-11
彼岸花- 麻生ゆり自由詩7*09-10-10
飛行機雲- ミツバチ自由詩7*09-10-10
あなたの遠ざかるうしろ姿- 都志雄自由詩409-10-10
まちあわせ- かんな自由詩7*09-10-10
- nonya自由詩19*09-10-10
『夜の窓辺』- あおい満 ...自由詩5*09-10-10
ほっけって美味いよね。- ゆきちゃ ...自由詩409-10-10

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