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ひとを責めずに全力を尽くそう
ひとを裁かずに全力を尽くそう
そしてなにものかにお任せてしてしまおう

なにものかはたたずんでいる
世界にみちて存在をしている

責めず裁かず全力を尽くして ....
水たまりを跨いだら、一国の王になっていた。

捨て猫の声が聞こえてくる。何故、捨てられた猫であるとわかるかというと、猫の言葉がわかるわけではなく、捨てられた猫の啼き声は、激しく依頼してくるからであ ....
{引用=
不完全な過去 不確実な現在 無知な未来



カスタネットの赤と青が嫌だったから
いつも校庭のすみっこで地面に円を描いてた
繋ぎ目がゆるんで共鳴しなかったから
いつも答案用 ....
 
あなたに似た人と
あなたの名前に似た名前の人が
あなたに関連のないことを
頁の片隅で語り続けている
数日間降雨の無い乾ききった道を
一台の軽トラックが
砂埃をまきあげて走る
そして ....
F1モナコグランプリを見つめている

レースが始まると一斉に

相似のコースどりをうねらせて

バトルの河がながれだす

胸のつかえをとるには

F1の精密なバトルを見つめるに限る ....
今この瞬間が

期日ででもあるかのように

それは炎のような境涯だ

胸を痛めひとりでかかえこむ

正しいことが絶対でもない世の中で

こんなことはごく当たり前のストレスだ

 ....
 
 
ぼくのタクシーが壊れてしまった
だからもう、ぼくはタクシーに乗れない
朝食の後、歯を磨いていると
血のような味がして
吐き出すとやはり血だったので
歯槽膿漏か何かかと思い
壊れ ....
食事を邪魔された黒猫は
あんぐり口を開け、あらぬ方向を眺めた。
何かが見えるようだが、
飼主に頭を撫でられ、首を大きく伸ばした。
彼女は飼主が好きなのだ
視線を合わせたままにゃーとなく。 ....
だれかが祈ってくれている


だから祈りをかさねている


まわりを見つめる

まわりを感じる

胸の痛みなくなるまで

まわりを見つめる

まわりを感じる


だれ ....
それらをぼくは追いやって新しく息をしよう

それらをぼくは追いやって古くからの息をしよう

新しくて古いぼくは息をしよう


東大阪の公園で中国人のこどもたちが日本人のこどもたちを追いや ....
  
 
ぼくの中を犬が泳ぐ
きれいな犬かきのフォームで
どこかにある向こう岸を目指して
一方ぼくはといえば
水の中どころか
空気の中でもうまく泳げない
手足を無駄にばたばたさせて
 ....
{引用=
いなくなったきみを探していたら
僕は自分を見失ってしまった

砂浜を歩くたどたどしい足元が
早く何処かへ連れて行ってくれないかと
波にさらわれることを望んでいるこころは
宙に浮 ....
駆け上がったスケールの天辺で
頭にティアラを乗せられた途端
3オクターブ下の森へと転がり落ちた
黒鍵に打たれた身体に赤い痣が散る
地面に投げ出された
ティアラの真直ぐで静謐な輝きは
脆い影 ....
                    
内地から釣りに来た太陽と恋人たちを
島尻の斎場御嶽にガイドする。
財布から百円玉を取り出し受付機でパンフレットを買うのを指笛に
午後の観光が踊る。
 ....
いじわるをいわせないためには、どうしたらいいだろう







最近の話をしようとすると
思考は酷く曖昧で
断片的なものになってしまうから
こんな形をとっ ....
 
 
卵に言葉を教えた
教えた言葉を
卵はすべて覚えたけれど
口がなかったので
話をすることはなかった
雲が形を変えながら
夏の空に消えていく
わたしが生まれてから
何度も見たそ ....
最初は無色透明だった…
今は寂しくて蒼くなって 貴方に逢うと紅く染まるの

最初は無色透明だった…
誰にも染まらないと思っていた

いつから 貴方に染まったのでしょう
いつから無色透 ....
ユキオに乳房を噛まれるのをヨシミは歯で叩かれているように感じていた
部屋の窓からのぞく欠けた月を見つめていたらじぶんが死ぬとしたら地球でなんだと思った
そしてなんだか深い愛情をヨシミはじぶんのなか ....
社会をはみ出し
坊主とやくざ

空(くう)に

般若心経撒き散らし
それ 有り難がたや
有り難がたや
老若男女が踊り狂

え〜どえ〜どの断末魔
江戸八百八町
と言える都心は ....
{引用=
雨が降っているの
こころの奥深くで
あの夜のような朝からずっと
それでも空は晴れているから
傘もさせずにびしょ濡れのまま
けれどあなには見えない


魔法のような
私を支 ....
どこかで
見たことのない
同じ夜を告げるのならば
眠らずにいよう
刹那の翳りも惜しまずに

空が目を覚ますまで
満ち欠けを繰り返し
地上を見つめ続けるのは
この世界の何かが

わ ....
眠れずに
    話し続けて窓から見えた白い月
集合場所は明かされぬ森の中
    獣達は眠らない
獣のような人間も眠らない
    人間もまた獣のように目を光らせる

夜にメスを入れる ....
 
 
門のところにクラゲが大量に発生していた
透き通ってきれいな形をしているのに
触手に毒のある種類なので
外に出ることもできない
裏門から出ようとしても
この家には裏門がないし
裏 ....
{引用=
それぞれに交差する
よっつのひとみ

そのやわらかな表面は
甘いのだろうか
それとも潮の

見詰めれば
卵黄を飲み込むように
喉を滑らかに落ちてゆく

嗚呼

同 ....
空き部屋になって久しい一階奥の角部屋
いっこうに入居の気配感じられなくて
郵便受けはチラシとかで溢れている

ポスティングするのが仕事なんだろうけど
声をかけたとしても臆すること無く
ほん ....
空間の凝縮
色彩の単一化
情報の漏洩
あからさまな現実逃避と
淡い現実

紙束の重みに
瞼は耐えられず
微かな肉欲と供に
癒されない眠りが始まる

トム・ウェイツのAlice
 ....
{引用=



一、花占い


仕方がないので
この
頼りない
ゆびさきに
精いっぱいの呪文を
語るしかなくて
それでいて
そんな瞬間が
いとおしく思えて
ならなくて
 ....
わしづかみするような五月のひかり
なだらかな緑のモザイク
呆然と見つめるいがい
ほかにどんな対処があっただろう

見つめかえしてくる
こんなところにいるんだ
ひかりが静かな
ざわついて ....
ハッピーエンドは幸福の始まり

でも幸福の始まりはハッピーエンドではない

終わりは始まりであるのに

始まりが終わりに続いてゆくのを見たくない


あなたは今年どこで桜を知ったのか ....
君は風船だ
空高く昇って行くのだ
目一杯膨らんで昇って行くのだ
しかし、
パチンと割れたらもうおしまい
だが
君は空の高さを思うのだ
内なる圧力を思うのだ。

僕はポンプだ
君を目 ....
月乃助さんの自由詩おすすめリスト(2519)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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蘇生- within自由詩9*10-5-29
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