すべてのおすすめ
少し遅刻気味の進路

ミスを気が付いて自分を呪った

あの頃に戻りたいのはみんな同じ

いつの間にかに出来上がった

シークレットエンディングを

見るための条件は

どれも自 ....
つまらないことを
ひとつずつ重ねて

積み上がったところで
オーブンで焼いた

不満と愚痴を挟んだパイは
意外と良い出来栄えだった

ナイフを入れて切り分け
フォークを突き刺して
 ....
マラカイト・グリーンの風を追い越して
夏の扉を開けようと私は急ぐ
白い教会を通り過ぎ
聞こえる賛美歌に心はずませて
私は急ぐ 風に追い越されないように
向日葵の花の中で
白い蝶たちが私をせ ....
生まれた家の前 
坂の途中に
おそろしく大きな石の門が
その中に白い木造洋館

年老いた医者のいる医院で
診察室の窓枠は
白塗り木の窓枠
窓の外には枇杷の木が…
枇杷の葉が風に揺れて ....
こっそりベッドを脱け出して
({ルビ嗄=しわが}れたシャツのまま)

音をたてないように
(ドアノブを引いて)

土手へと向かう
(ホテルから見えた)


暫く歩いた
(犬が見て ....
渇きに身を投げて 悲しみの海
深く沈む僕に浮かぶ 浮かばない顔
漂う光 濁りゆく太陽
押し潰されそうな心を浸して
涙と一緒に 溶けて 混ざって
なにもかもが滲んでいく
これで漸 ....
 
 
やはりカバンが良い
と男は言って
口から出した大きな舌で
炎天下の夏草を刈り始めた

確かにその場所は空地にも見えるけれど
昔、わたしが「草」
という字をたくさん書いた漢字練 ....
風に触れば
誰かとつながっている

ひとりじゃない

手を撫でる
やわらかい感触

遠くて届かない
空ばかり見ていた

悔やんでばかりの頬を
しなやかに撫でる

優し過ぎて ....
見えない銃の見えない銃弾は
知らないうちに知らない人を撃ち続ける
見えない銃に撃たれたことのない人などほとんどいない
誰しもが一度は撃たれ、そのことに気付かず平然と過ごしている
見えない銃弾は ....
夏の光を受けて 
蜘蛛の巣が
ガラス細工のようにきらめき
萎れた蜘蛛が
捕らわれた羽虫のように
ぶらさがっていた

コントレックスで
乾いた喉を潤し
灼けるような暑気に身をまかせ
 ....
独りぽっちの君は
屋根の上に座り
じっと膝小僧を抱えて

星空を眺めていた。

独りぽっちの君は
部屋の隅に座り
じっと膝小僧を抱えて

畳の目を眺めていた。

独りぽっちの君 ....
暑くなり
子どもたちは、オニのように
炭酸飲料を飲む・飲む・飲む!!

1日と半分で
1.5リットルが空

パックで作る麦茶も
日に1リットルが2回なくなる

その昔、
ほら、水 ....
少し鼻にかかった柔らかな声が
携帯電話から溢れ出して
飾り気のない長い夜を
暖かな色で満たしていく

他愛ない話の繰り返しよりも
ひとつひとつの言葉よりも
君の声を近くに感じていたい ....
川の声を聴きながら
浮かべた笹舟
葉桜の影を通り過ぎて

日向に流れきらきら光る
小石に躓きくるくる回る
追いかけるうちに飛んで行った
白い帽子

笹舟は 行方知られぬ
見失って
 ....
簡単に手で曲げられる
針金のように
くいっくいっと
あらゆる方向へ折る
まっすぐだったものを
曲げたくはないけど
その方が使えるなら
ちょっとくらい
流れ落ちる水は
千年前の水と変わることはなく
ただ重力の思う通り
落差のあるがままに
変わらぬ風景を作っている

そんなあり得ない話を信ずる訳も無く

流れ落ちる水は
削り取った岩の ....
駈けて

駈けて

君のもとへ

幾千の夢を経て


久遠の時

遥かな空

夕日に誓った

あの日の指切り


時は人を得て

人は時を経て

佇む影 ....
僅かに感じる視線に

蛇に睨まれた蛙のように

小さ角においやられていった

繋いでいた手は

急に離されまた掴もうとしたけれど

追い付くことはできなかった

人は誰でも大き ....
かたこと
左隣に少女
向かい席に老婆

かたこと
右隣空席
後ろに霞がかる空

かたこと
気付いたことが有る
或いは気付かない振りをしていただけかもしれない
右隣空席
車掌のア ....
真夜中/街灯/無人駅/アスファルトに咲いた白い花

煙草/缶ビール/読みかけの本/錆びて褪せた古い看板

波止場/大観覧車/真っ赤な郵便ポスト

朽ちて行く町/崩れて行く遠い影/消えてしまった風情 ....
抱えきれないほどに大きくなりたかった


青々としたたくさんの細長い波が視界を埋め尽くし
何処まで続いてるのかなんて見当も付かない
涼しい風が吹く頃には黄色く重い稲穂が頭を垂れ
やがて精米 ....
七夕なのに 今日は曇り  
 
 
+8月19日

背が高くていつも
自信がなさそうにしてる
優しい普通の女の子
美しい横顔で
声を出すと歌になる
大切なことは
いつも最後に
こぼしていった


 ....
あ どうも こんちは
暑くなってきました でもまだ梅雨のようで
雨がしとしと降っているんですよ 降ったり止んだり。
雨は好きなほうですね
大雨や雪ってナンダカじっと見ていられま ....
信じるものがあれば情報なんてなくても生きて行ける。

多くの人は雨が降ればカサをさすだろ?

それを見て今日は雨降りなんだと思えりゃソレで十分だよ。

カサをさすかは自分で決めるけどナ ....
どんなに顔がくずれても
涙がかわいたらお化粧をなおして笑顔をつくる
顔を洗ったらまた泣けばいい
悲しみや寂しさは敵じゃない

どんなに足が痛くても
夜がくればねむり、朝がくれば目をあけ ....
バーに行けば オーケストラが行き交う

饒舌なバーテンダーが指揮をとり

客は各々の楽器を手にする


銀行員の男性は総銀製のフルートを吹く

離婚歴のある女性が笑うようにピアノを叩 ....
生身の傷みを知った日に
熱い苦悩は溢れ出て
愛が刻んだ哀しみを
包む優しさ
つらすぎて
ビニール袋の柔らかさに
頬を染めた私は
君と手を繋いだまま
6月の冷たい雨に嫉妬した


鬱屈した気分を
なんとかしたくて
床下の君を
掘り起こしてみたけれど

既に冷たくなった ....
いそいそと絶望へと駆け出す
海辺にて(砂を蹴り、ジャイロを傾けて)
つま先立ちでピルエット(革靴のまま)
肩でそろえられた髪に光降る

白い砂の一粒一粒に(印象によれば)
思いを託すような ....
月乃助さんの自由詩おすすめリスト(2519)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
グッバイグッバイグッバイ- こめ自由詩2009-8-8
認識- 未完自由詩9*09-8-7
マラカイト・グリーンの風を追い越して_−サナトリウムへー- 未有花自由詩11*09-8-5
びわの木- ……とあ ...自由詩15*09-8-5
地球の子- 瑠王自由詩3*09-7-16
さんずい- 遊僕民自由詩409-7-15
草刈り- たもつ自由詩709-7-15
その手をのばして- 未完自由詩1*09-7-15
真空にかすり傷- 木屋 亞 ...自由詩6*09-7-15
初夏のコントレックス- within自由詩9*09-7-14
気が遠くなるほどの時間_独りぽっちだった君へ- ……とあ ...自由詩7*09-7-14
粉末ジュース- 森の猫自由詩6*09-7-14
- nonya自由詩9*09-7-13
笹舟- 照留 セ ...自由詩2*09-7-13
鋼索(こうさく)- 未完自由詩2*09-7-11
- ……とあ ...自由詩6*09-7-8
牽牛- 柊 恵自由詩13*09-7-8
ノートの端の落書き- こめ自由詩1409-7-8
翡翠色電車- 梨玖自由詩309-7-7
ノスタルジー- 遊佐自由詩5*09-7-7
回帰する海- あ。自由詩9*09-7-7
行方知れず- within自由詩6*09-7-7
空は人のかたちに似ていく- 石田 圭 ...自由詩2609-7-7
7月6日だって詩なんだもの- ヨルノテ ...自由詩309-7-6
15/40- BOOKEND自由詩9*09-7-6
それぞれの夜- 八月のさ ...自由詩209-7-5
奏でるものたち- 瑠王自由詩7*09-7-5
抱擁- 柊 恵自由詩2*09-7-5
- ジャイコ自由詩409-7-5
海辺にて- 瀬崎 虎 ...自由詩209-7-5

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