すべてのおすすめ
ちぎれちぎれの茜雲のもと
飛びかうトンボの色が
世の中の色を更に朱に染める

桜並木、葉に紅がまざり
隣に流れる大河は
やわらかな日差しを受け
こがね色に輝きながら
音もなく流れる
 ....
伝えたくて
伝え切れないもの

捨てたくて
捨て切れないもの

慌てふためいて
掴み損ねたもの

握り締め過ぎて
壊してしまったもの

煩わしいものたちを
もう一度抱き寄 ....
君は悪魔
太陽に照らされて君の髪の毛ふわふわきらきら光って
美しさに泣きたくなる
泣きたくなるんだよ
でもラファエロ、私もう秘密を隠しておけない
太陽と夜の秘密にバイバイ


あなたは ....
泉屋のクッキー缶の中に
アルバムに入れていない古い写真が一枚
モノクロームの色あせた写真には
小さな自分と親父が写っている。

庭の小さな葡萄棚の下
ふざけているのか本気なのか
親父に髪 ....
石楠花がきれいに咲いている庭園で
俺は募金箱を抱き皆様方の善意を募る
流山の自宅に妻子を待たせているんだ
乳飲み子が二人腹を空かしているんだ
だから俺は石楠花の咲いた庭園に立つ
そうして皆様 ....
悲しいと思うから
悲しいだけだ

誰かが遠くでそう囁いた

鼻の奥がツーンとして
目の周りがやけどしたみたいに
熱かった





何も知らなかった頃のあたしは
プールで ....
ねぇ 覚えてますか?


初めて逢ったあの時を


風が涼しい秋の頃だった


貴方が席一つ開けた所で腰掛け


熱いブラックコ―ヒ―で火傷


少し可笑しくて笑 ....
黄昏時

万世橋から昌平橋
煉瓦造りのガード下
ぼーっと浮かぶその灯かり
なぜか涙があふれ出す。

移転した交通博や
やたらモダーンな秋葉の街並に
ヤッチャバの名残を想い出し
なぜ ....
たわし二十歳 竹ざおの思い出をどうにかして
夜になると また青くて白い森の少女の姿 わたしたち
これから先もずっとエンドレス円 重い肩にはのしかかる
涙のあとの肌ざわ

りがいいときにかぎっ ....
結合因子が重なって
「私」という包みが生まれた

誰かに閉じられやがて誰かに解かれてゆく
「私」という包みが生まれた

前世では一瞬にして死を知ったとか
来年の八月にはひとつ数字を増やす ....
明日はお見舞いに行くのだ
末期がんで抗がん剤投与も止めてしまった
半年か一年に一度くらいの頻度で会ってた
親戚のおばさん

会いにきてほしいと
おばさんの家族から連絡があって
それはたぶ ....
お風呂から上がると
生き返ります

そのあと水を飲むと
もっと生き返ります

ひだまりで昼寝をすると
生き返ります

そのとき誰かとぎゅっとすると
もっと生き返ります

美味し ....
よく見知った鳥たちの
生まれる音が遠くから
ここまで
骨がぶつかり合っているようにも思える
低い腰つきと
正確な手さばきで
つぎつぎと収穫されていった
ばんざい 収穫だ
ばんざい 越冬 ....
ふりむいた

満月が煌々と輝いていた

ほつれた髪が頬にかかる

月はあまりにも正確な円型だった

知らずに涙が流れた

影が含み笑いをしていた
孤独でもないのに

孤独のふりをして

俺いまカフェで暖められています


○○さん、裏切られましたね、あいつら○○さんに、感謝ってないんですかね、

そんなんないやろ、でも、裏切ら ....
{引用=うずくまる。
からだの表面積をちいさくして
世の中の37%を遮断する。


わたしのまるいふくらみと
わたしのしろいふとももをくっつけて
ひとつ。にすると
やわらかな鼓動を感じ ....
夕立/突然の豪雨と雷鳴が轟いた
それは子宮の中で聴いた母の心音のような気がした
時折、去来する淋しさは冥府からの呼び声に思え
無言で空を見上げると、大きな穴が開いていた

依りかかって生きて ....
道の端(はし)にいる僕の上を
季節が素通りし、
時間が頭上を通り過ぎる

そんな僕が立ち止まると
道の反対側には君がいる。
こちら側には僕がいて
反対側には君がいる。

僕の代りに反 ....
パンドラの蓋がずれた
安物の蝶番のせいだ
イライラしていたせいで
乱暴に扱った
最初は煙
嫌なニオイがする
煙というものは蓋を閉めても
漏れてくるからね
も一度蓋を開けて
きちんと閉 ....
さやかで悲しい朝なのに

夏の匂いをかぎました

感謝でむせぶ朝なのに

黒いこころもありました


ひとのこころはどうも遠くて

応酬ばかりのありさまでした


さやかで ....

エスカレーターに乗れば段を踏み外す
券売機のタッチ・パネルはいくら押しても反応しない
施錠をすれば鍵を無くす
自動ドアには挟まれる
わたしは
文明というものに適応するように
生まれつ ....
■秋
すべての色を飲み込んで
ただ透明である、秋

■チャイム
夕陽が窓ガラスに映ったとき
風がいつも置き去りにするもの

■図書館
古びた新築の匂いがする

■デジャヴ
 ....
ぼくはあなたで

あなたはぼくで

そっくりそのまま

コピーしている

貼りつけている


ぼくの未来にあなたはなる

あなたの未来にぼくはなる


ぼくはあなたで
 ....
まっすぐに生きて行く


それ以上でも


以下でもない



ただ



suki


まっすぐに
私の体は
とても小さい
両腕をいっぱい広げて
君を抱きしめる

君の広い背中
君の大きな手
君の優しい声
君の暖かい心
全てが好きで
とてもいとおしくて

私の小さな胸からは
 ....
僕じゃない

ゴミじゃない

ころされる感情



広い部屋にポツリ

ひとつ涙ポツリ



金じゃない

夢じゃない

惑わされた感情



すごい嘘ポロ ....
   

    {引用=
    思えばまるで体全体が鼓膜で包まれているかのように敏感で危うくて響
    きすぎだったのだから詰め寄るとなると耳かきなんてもってのほかでせ
    めて綿 ....
この街に
夜が戻ってくる
小さな無数の鳥の形だ

夜が鳴き交しうるさい真っ黒な空だ
夜が羽ばたき異臭 夜が巻き散らすむせる羽毛
鳥たちが空に満ちれば
この街の夜が完成だ

この鳥たち ....
                090915



5のつぎは6
指が足りない
いっぽんかしてくださいねと
お祖父さん
お墓の中で指を折る
ガラガラと
意志が崩れて
明日は休む
 ....
今日会えました
夢の中で

忘れかけてたのに
ひょっこり現れ
心丸ごと
ごっそり持っていかれました

なぜか泣きながら橋を早足で歩いてる

前方に居るあなたの元へ向かって
気付い ....
月乃助さんの自由詩おすすめリスト(2519)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
トンボとんで- ルナ自由詩509-9-21
もうひとつの理由- nonya自由詩18*09-9-21
Your_Strawberry_Thunder_kiss- ゆりあ自由詩5*09-9-20
ハーフサイズカメラ- ……とあ ...自由詩12*09-9-20
心からのメッセージ- セガール ...自由詩309-9-20
涙プールにて- みぞるる自由詩7*09-9-20
記憶- 自由詩109-9-19
泣き虫- ……とあ ...自由詩7*09-9-19
卵は- 人 さわ ...自由詩309-9-19
「私」という包み- ゆうか自由詩209-9-19
向き合う- 水中原動 ...自由詩6*09-9-18
いきかえり- 小原あき自由詩6*09-9-18
一つは行き、一つは絶えた- 嘉村奈緒自由詩1309-9-18
- ty自由詩109-9-18
孤独のカフェ- 吉岡ペペ ...自由詩709-9-17
うずく、まる。- 夏嶋 真 ...自由詩4909-9-17
あいまいな秋の地平線- within自由詩11*09-9-17
道の端- ……とあ ...自由詩11*09-9-17
コゲクサイ- Amelia自由詩4*09-9-17
秋のリビドー- 吉岡ペペ ...自由詩1209-9-16
オートメイション- 吉田ぐん ...自由詩1209-9-16
サヨナラのテーゼ- 南波 瑠 ...自由詩27*09-9-16
あなたの未来にぼくはなる- 吉岡ペペ ...自由詩309-9-16
suki- 草野大悟自由詩1*09-9-15
好きな人へ- ミツバチ自由詩5*09-9-15
社会の時間- 海 猫自由詩109-9-15
ザッツベリーダーリン- ogawa hana自由詩5*09-9-15
夜の鳥- キムラタ ...自由詩5*09-9-15
ロク- あおば自由詩7*09-9-15
睡眠薬ガ欲シイ- くゆら自由詩309-9-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84