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ゼンマイ仕掛けの時間は
古い鳩時計みたいに装飾されてさ

彼女だって珍しくつけまつげをしてる
僕はピンクのカーテンの裏側は何色か考えてる

演奏者の孤独と陶酔
空から蜘蛛が降りてくるなん ....
この部屋中にある
あらゆるものを突き刺して
壊れたオブジェをつくる
グラスも、時計も、棚も、オルゴールも、
本もめちゃめちゃに破い ....
強いってなんだろう

冬の朝は潔い
そんな空気の中を歩いてゆく
けっして潔くはない私の足は
心を映すようにふらりふらり

視線までもふらり
はらりの葉っぱを追いかけて

自由なんて ....
夜の塊をそっと口に入れた

あなたは

シャーベットのように崩れて

記憶の澱のなかへ消えていく

寂しさはない

永遠が凝視する

無辜の表徴

絶え間なく壊れていく〈無 ....
今年も行った サーモンデー・フェスティバル
鮭が地元の川に戻ってきたことを祝う
アメリカ・ワシントン州イサクアという町で
毎年行われているフェスティバル

お祭りといっても
焼きそばやお好 ....
見上げると木の葉はもう染まっている

風もずいぶんと冷たい

そうして

風で葉が落ちているのを

何も考えずに眺めていると

いつのまにか私が大切にしてきたことも

こうして ....
ナナメだろうと
まっすぐ生きたい
まっすぐ行くが理想です

ぶつかりながら
転がりながら
みえない方まですすんでゆく


きこえないけど
確かにひとりじゃない地球で
真夜中
雨音が風に波立つ時
目を覚ます
そうしてどの道止む
自動信号の点滅は
空が明ける、
黙とうを
ひとつひとつの 命にしながら
思い出してゆく
(さらば
  ....
わたしは
とてもつよくて
いつかは泣いたりできると
おもっていた

花は咲いていたし
空は青かった ような気がする
でも、よくわからずに
ただ
立っていた

お気にいりを
 ....
男と別れた夜
ひとり寝の布団の中
音が聴こえる

肋骨の奥のほう
ピシッピシッと
何かが砕ける音がした

心の薄氷を踏む音か
未練の鱗を剥がす音か
遠ざかっていく男の靴音か

 ....
君のきれいな手が
思いがけない角度から
あざやかな深みをさぐり当てるのを
僕は見ていた

遠い昔から
数多の吟遊詩人たちが
僕の胸へと歌いついできたのは
きっと君のことだったんだ

 ....
君とは砂場で出会った
人見知りの激しかった僕が どんなきっかけで
初対面の君と口を利くようになったのかは
よく覚えていないけれど
とにかく君と 日が暮れるまでそこで遊んだ

別れる時に ....
黒い服についた 絵の具の白色

それは汚れでしょ

心を真っ白にして 無になって……

ムラサキ色の心が 決して

虫に食われた イチョウの葉であっては

ならないなんてね
 ....
「借り物は、持ち物以上に大切に。」

子供の頃

そう叱られました。

週に1・2回

ハンドルを磨き

フロントガラスを磨き

付属ミラーを全て磨き

(事故を、起こし ....
「お母さん、コンデンスト・ミルクっておいしいね!
 明日もまたこれ作ってね!」

娘達が練乳をお湯で溶いた飲み物を啜りながら言う

「いいよ。
 お母さんも子供の頃 これが大好きだったんだ ....
 
やさぐれた町に、カップ酒の男がひとり

あまりにしっくりしていて、存在すらわからない

そのポケットに色あせた息子の写真があるなんて誰も知らないし、興味もないことだ



 
私がまだ子供& .... 期待しないように
どうせだめだって想っていれば
傷つかない
そんな壁づくりにいそがしい

なんにもしない夜
できないわけじゃない
のも いいわけ

明日にゆけないと
それはそれで困 ....
凍てついた冬の坂道を 
転がるように落ちていく
石ころみたいな 
わたしのプライド
何が正しくて 何が間違いなのか
誰も教えてくれない
答えはクロスワードクイズ
空白のマス目を
自分で ....
「里山歩き」
                 木の若芽

旅は草と親しく
心は緑に染まる
木々の山
清水の谷
快活に越え渡り
心は光に澄む
旅をつづり生きてゆきたい
先人の行を思 ....
やぶれた帆を持つ幽霊船のような障子から
指穴ほどの照準窓から目が のぞき

その目は 富士山麓の鸚鵡の帰りを待ち
わたしの逃げ場を俯瞰し

すべてのものが 見事に該 ....
人差し指にけがをした
ごく一部のその指が
とたんに大きくなっている
心臓までもひきよせて
痛い 痛いと主張する

10本の指の一本が
大事なものにおもえてる
残りの指までいとしくおもう ....
いつか詩人になれるなら

世界中を旅して回ろう
草原を駆ける羊たちの群れを
湖に映る青空の影を
収穫を願う人々の踊りを

感じたものを
感じたままに
言葉に紡ぎ出せるように

世 ....
一、

顕微鏡を抱えて
潜り込んだ湯船に
わたしたちの空が眠っている
あぶくを
覗こう
口から吐いたあぶくを
捕らえて
なにが詰まっているか
知りたい
ふ、ゆ、と言ったらふゆが満 ....
お前はついに来なかった
その足音をどこかに葬り去ったままで
俺が自分の嘘を屠殺するこの広場まで
稲は刈られ 柿は熟し
だがお前は来なかった
来なかったという銀河を巻き
来なかったという未来 ....
なんにももってない
そうおもってるのに

いっぱいもってる
なぜそうおもわれるんだろう

幸せってなぁに
見本なんてないよ

わらってる
だれかはなにをもってるの?

こころの ....
ぽろぽろぽろ
言葉がおちる

温かみのない言葉がおちる
刃物のようにとがっておちる
後悔と苦悩が降り注ぐ

冷たい言葉を君に投げた
君はきっと、泣いたでしょう
やがて来る明日を嘆 ....
金木犀のかおりが郵便受けから流れると鍵をしめた
私は外に出ていたときに
人生で最初の婚姻届の切れ端を届けた
しあわせに封をして焼印を押し君に告げたいことばが溢れた
買ったばかりのダ ....
真実がみたいからと写真を撮るひと
夢がみたいからと詩をうたうひと
はきだしたくて
いやされたくて
そんなに求めてどうするの

片手でもとめて
片手でふりすてて
おなじ方向をみんなみてる ....
「わたしのしごと 1」
               木の若芽



木に登る
カシの木かクスの木
すわりごこちのいい太い枝を見つけて
体を思いきりあずける
そして
時を忘れて木と ....
月乃助さんの自由詩おすすめリスト(2519)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
辻音楽師- 梅昆布茶自由詩1412-11-11
_『逆流』- あおい満 ...自由詩512-11-11
潔い朝- 朧月自由詩312-11-11
シーニュ- empty自由詩412-11-9
サーモンデー・フェスティバル- 夏美かを ...自由詩13*12-11-9
秋の飛翔- 灰泥軽茶自由詩15*12-11-9
ころころ- 朧月自由詩612-11-6
雲影(さみだれの)- こしごえ自由詩5*12-11-6
シルバー2- はるな自由詩212-11-5
【_音_】- 泡沫恋歌自由詩9*12-11-5
Bless- 塔野夏子自由詩3*12-11-3
少年の時間- 夏美かを ...自由詩15*12-10-31
ステンド・ハート- 芦沢 恵自由詩22*12-10-25
教え- 梓ゆい自由詩4*12-10-24
練乳- 夏美かを ...自由詩19*12-10-24
男がひとり- 殿上 童自由詩21*12-10-22
N2- 2012自由詩212-10-22
野生本能- 朧月自由詩312-10-22
【_混沌_—_chaos_—_】- 泡沫恋歌自由詩8*12-10-22
里山歩き- 木の若芽自由詩112-10-22
あなたにパイを投げる人たち- るるりら自由詩7*12-10-22
一の指- 朧月自由詩412-10-21
いつか詩人になれるなら- 結城 希自由詩3*12-10-21
オペレーション- 佐藤真夏自由詩4*12-10-21
- 葉leaf自由詩712-10-20
秋晴れ- 朧月自由詩212-10-20
ぽろぽろぽろ- 三奈自由詩15*12-10-19
封をとく- かんな自由詩7*12-10-19
真実のかたち- 朧月自由詩312-10-18
わたしのしごと- 木の若芽自由詩312-10-17

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