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黒々と枝を拡げる
はだかの木
ひび割れた空の奥に
狼の貌が現れる

雲を裂いて
鋭く光る眼
夕陽を噛み砕く牙

ピアノ線に触れ
切れ切れに落ちる
はだかの言葉

燃えるランプ ....
新しい季節になったので、
しまいこんでいた靴を
取り出した。

かかとに葉の切れ端が
付いていたので、
つまんで取った。

なぜしまう前に
洗わなかったのかを
考えていたら、
 ....
スキップが出来た日
ひとりの道を楽しむ会の
仲間になった

逆上がりが出来た日
さかさまを楽しむ会の
仲間になった

しびびーが出来た日
くさむらを楽しむ会の
仲間になった

 ....
住宅地の向こうに
田畑があり小川が流れて
せせらぎが響き渡る

文明が発達しても
昔の豊かさを感じさせる

小川のせせらぎは
夢を見ているようなふわふわした
優しさへいざなう音色
 ....
木の天辺に腰かけて 青空と雲ばかり見る
木の葉を見下ろして 草が波のよう
風から生まれる 花の歌
花しか知らない 風の夢

靴が かかとから外れて
靴が 足から うっとりと飛ぶ
羽など  ....
椅子になってみようと思って
椅子にはなれなかった
三秒で挫折した
たゆまぬ努力なしに
椅子は存在しえない
私の大腿四頭筋は悲鳴を上げ
痙攣を始める

あまねくすべての椅子は
慈悲とい ....
人の体温に恋して
霊は家に住み着くらしい
頼んだわけでもないけれど
周りにたむろする木や草の
のぞき込む好奇心を追い返し

昼間 人が出かけても
テーブルの下 柱の陰
ドアの後ろの暗が ....
暮れのこがねの海岸に
こがねに染まった猿がいて
石穴に石を通そうとしている


街中にはりめぐらされた
ロープウェイの鉄線を
無人のトロッコが走りつづける


 ....
甘すぎる飲みものに
あまり遠くまで泳いで行けそうにない日
という名まえをつける

低体温というひびきに憧れなかった?
いいえ、わたしは
身体のとおいところが
ゆっくりとまわるようなめまい ....
遠ざかる
深夜
かえるはないている
あちらへ

ちかづきゆく


零時の
あなたよ
覚えていましたね

しんなりする石

あいさつの
あまおと
え ....
帰宅早々インターフォンが鳴り
え? 宅急便?
受話器を取ると
「とりっくおあとりーと!」
子供達の雄叫びが両耳に飛び込んで来た
驚いた
かぼちゃランタンがそちこちに並ぶ時節
とうとうアク ....
  水色のピアノを
  あなたは弾いていた
  獰猛なまでに素早く指をすべらせ けれども
  唇の端にはささやかな笑みをあつめて
  手に負えない{ルビ巨=おお}きさと
  理不尽な ....
コンクリ-トの囲いとか
有刺鉄線のバリケードとか
があるのではない
ガラスのドアが閉じているだけ
外からは自由に開く自動ドア
それでも内からは
鍵が掛けてあって開かない

食事は確 ....
6年前
私の体の一部が切り取られた

時々 なんだかんだ 体中を調べられる
白衣を着た 爬虫類のような男性が
私に君臨して お告げを述べる

私の 感性 思考 理性
ずらしてずらしてず ....
ひとかき
ひとけり
その分だけ進む

ひとかき
ひとけり
私の力の分だけ進む

ひとかき
ひとけり
私が今出せる力の分だけ進む
それ以上でも
それ以下でもなく

しなやかで ....
歩くたび、足元に広がる波紋。

広がった波紋は波となり

遠い過去へ、遠い未来へと

とめどなく広がっていく。

立ち止まり、その波紋を止めようと

必死に地団太を踏むも

新 ....
 ブランコ


息を吸って
息を吐いて
息を吸って
息を吐く
いつも意識の片隅で
緊張している
生きるために

前脚を出して
後ろ足を出して
前脚を出して
後ろ足を出す
 ....
笑い声の間に聴こえる雨の音が。





心を満たす。




















 ....
眠ることがすきだ
だが眠れば明日がくる

夜になると眠るのが惜しくなる
きっと明日が近付くのがこわいんだ

夜中になくのは弱いものだけじゃないだろ
強いからなく
夜になにかを決意してな ....
丁寧に通り過ぎる風 風は感じ次第で丁寧だ
私は丁寧でありたい いたるところ艶やかの下地に

 丁寧さを吹きかける 呼吸を意識する丁寧でありたい

対極の雑魚にも諭しを潜らせたい
されど目を ....
  観覧車の見える場所で 夕陽が落ちるのを待ってた
  きみの左手に巻かれた馬鹿みたいな時計、
  その形が何かに似ていると思いながら



  足元に置いたコーヒーの空き缶には
 ....
自分の弱さを知って
人の汚さを知って

大人には自然になれると思ってた

先行きに恐れを抱いて
願いの遠さに気づいて

認めること簡単だと思ってた


今 僕から大人 ....
仕事をするように詩を書いていた
だけど頭や心が疲れ 何もかもが消え 空にした 自分を
そんな不毛さを テレビでも見て 紛らわす
かけ寄ってきた人に テレビや あるいは
そこに陳列された商品 ....
かさぶたみたいに乾燥した
喉がかわいた
ごくごくとカルピスを飲む

また喉が乾いた
ごくごくとカルピスを飲む
泥水を飲んでいる気分だ

瞼が重い
腐った卵ににた丸いメガネをかけて
 ....
 
 「好きな娘」
漢字を造った人は
女ぎらいか ロリコンだったか
女の子と娘のほかは
 妖 妨 嫌 姑 㛏 娭…
どれもこれも うざい字だ


  「結 ....
あまり元気が出ない時
虹を見かけることが多い気がする

七色の光が
直接心に流れ込んで
七色の川になり闇を洗う

日常生活の波が
絶え間なく押し寄せてくる
自分が創った波に苦しめられ ....
あなたの言うことは
どんな時でも正論で
つけいる隙なんかありゃしない

あなたのシャツにはいつだって
きっちりアイロンがかけられていて
一筋の小皺でさえ見当たらない

あなたの書く文字 ....
よなかに こねこが ないて
どこかとおい よびかけのよう 
しずかに
開く扉 


こころ うもらないなら もう ろここ


      軽んじてゐた      薫       ....
しびれるくらいの夕立を浴びせられながら、緑のカラコンを落としたと言ってうずくまる彼女のふくら脛を見ている。膚は湿ってはいるのだが水滴がそのまま伝って靴の中に入っていくのが見える。おれは傘を差し .... ■■■
■■■ 電車の連結部で
■ ■ シュノーケルの音
■ ■ 渚が車窓から消え
    つり革の人々は
    相変わらず揺れ
■ ■ 大波小波が
■■■ 電車内の人々の足を濡らして ....
月乃助さんの自由詩おすすめリスト(2519)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
吠える- Lucy自由詩16*13-11-10
雪解けの靴- クナリ自由詩9*13-11-10
お天気倶楽部- そらの珊 ...自由詩20*13-11-10
小川のせせらぎ- 夏川ゆう自由詩313-11-9
み_どり- 砂木自由詩15*13-11-4
あまねくすべての椅子に捧げる- そらの珊 ...自由詩2313-11-4
家霊- イナエ自由詩22*13-11-4
ノート(かたむき)- 木立 悟自由詩813-11-4
ミルクティー- 平井容子自由詩1013-11-1
- こしごえ自由詩2*13-11-1
黒船- salco自由詩13*13-10-31
水色のピアノ- 草野春心自由詩613-10-28
塀の中- イナエ自由詩10+*13-10-28
がん- 小川麻由 ...自由詩10*13-10-28
ひとかき_ひとけり- 夏美かを ...自由詩34*13-10-28
波紋- 山川いち ...自由詩5*13-10-26
北の亡者/Again_2013神無月- たま自由詩33*13-10-23
Rainy_day- 世江自由詩213-10-20
夜になく鳥- 朧月自由詩613-10-20
丁寧に生きる- 朝焼彩茜 ...自由詩16*13-10-20
観覧車の見える場所- 草野春心自由詩513-10-20
大人に成る、大人に生る。- 雨の音自由詩113-10-20
山手通りを巡る夜- 番田 自由詩213-10-19
_作文なんてやめちまえ- 南条悦子自由詩313-10-19
観字雑想・抄- イナエ自由詩15*13-10-19
虹色- 夏川ゆう自由詩213-10-19
Edge- 夏美かを ...自由詩25*13-10-19
薔薇- るるりら自由詩13*13-10-19
エロ本曼荼羅- 自由詩313-10-15
まわり道- るるりら自由詩14*13-10-15

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