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連れられて来て
放たれて

追いかけられて
追いかけられて

すくわれて

入れられ

揺すられ
揺すられて

閉じ込められ
名前を付けられ

見つめられ
見つめられ ....
あの人は美少年

私の心にすっと入ってきた

いつも優しい言葉をかけてくれる

いつも優しい声で私を包んでくれる

年もはなれてるけど

魂が求めてる

いつも私の癒しの人
 ....
いつもそれは突然だった
その日のために まるで気配を消し去る魔法を操っているかのように

トルソーには腕も足も頭もない
それはきっと造形の芯

トルソーは不完全であることを堂々と嘆いている ....
雨の日はビー玉に

世界を映して覗き見た。

このビー玉をくれたのは知らないおじさんで

両手に溢れるほどの色とりどりのビー玉をくれた。

雨の日は透明。

夕暮れは橙 ....
制服は重かった
着る理由も教えられないまま
私たちはだれもが脱げなかった

なにかというと並ばされた
振り向いて
目があうことがこわくて
ホントウノコトがほしくてたまらなかった

大 ....
ざーざーざーざー雨が降る

部屋にポツリと男と女
外は雨がざーざー降り
女が照らす明かりの側に
男は入らず闇の中

部屋に二人で男と女
外は雨がざーざー降り
女が尋ねる言葉の先に
 ....
「遍ねきもの」
         木の若芽


世の中で起こっている一切の事は
まさに自分の心の中でも起こっている
同時に進んでいる
遍ねき時間
ああ また
わたしに台風が発生した
 ....
秋は正しくあらわれて
冬になるまでに仕事をする


暑いからいや
寒いからいや
そう言っていた君はいまどうしているんだろう


春には
あたらしいという言葉が
使わなければな ....
私に優しいあなたは 
私じゃなくても優しい
それが悔しくて 
唇を強く噛みしめる
ひとり占め出来ない男は 
心を{ルビ蝕=むしばむ}む

胸が苦しいの 
肌が紅く染まっていく
女の身 ....
きっと生まれて初めて見た色って
ターナーの洪水
まばゆいなか ひかりのなか 空映す青
きっと生まれて初めて知った色って
ターナーの洪水
まばゆい夢 ひかりの夢 母なる海

無から有へと蓄 ....
花は成長すると
笑う
花びらをいっぱい広げて
笑う


人はそれをみて
きれいだなぁーと
笑う

落ち込んでいる人
泣いてる人
苦しんでる人
大切な人と歩く人
寂しそうに歩 ....
目的などなかった
最寄りの寂れた無人駅から
たまたま通りすがった赤錆の列車に乗った
血の乾いた衣服はぼろぼろにほつれ
おそらく僕はひどく青ざめた顔をしていただろう
幸いにも乗客はほかにいなか ....
木々の葉が周囲に
ざわざわ鳴っている 
{ルビ藁葺=わらぶ}き屋根の山門が 
中天の日に照らされている 

あの門を{ルビ潜=くぐ}った向こうの 
石段を上ってゆけば 
一体何処へ導かれ ....
ひつじたちへかなしみの業を負わせる物語に
いっさいの批判をさしのべてください
いかなる犠牲をもいとわないという独裁の
空白への遺言として五感が間引かれてゆく


領海の侵犯をそらんじ ....
あなたに感謝状を差し上げましょう

ありがとう!

宝石のような言葉で
私を輝かせてくれる
あなたは素敵なペテン師さん

ありがとう!

負けず嫌いな私は
いつも敵を作ってしまう ....
{画像=120921223131.jpg}


遠くに星が見えているように
人には遠く目指すものがあるのだと
その男は言った
目は漆黒の闇の奥の奥の
遠い輝きを見詰めていた



 ....
夢を見ていた
バイトをしていた
家で絵を描いていた
夢ばかり見ていた
だけど歳を取り
知らない間にみんなバイトを辞めていく
ある者は営業になり
ある者は鉄道員になり
綺麗な看護婦に ....
今、自分がいる七メートル四方は平和 かもしれない。
(家族が静かに眠っている)

五キロメートル四方はどうだろう。
参千キロメートル四方は・・。


家族が静かに眠れますように。

 ....
お風呂の中で
私の人生とは
と考えた

考えたところで
とまってしまった

そういえばこれも
湯船という船だな
この船で旅に出れぬなら
どこにいても
どこにもゆけない

顔が ....
赤と黒が点滅する
トランクルームの一室
思考する夜に
コトバは放射線を描き
空気中を飛び交っている

石膏の中の海馬は
熱を帯びて 幻灯機のように
現在と過去を飛来させる
蛋白質 ガ ....
無数のマロニエ/或いは樹木の香り
世界がささくれ立ち
保湿して、
穏やかに錯綜する朝が現出する
そして秘めやかに抑揚のない朝が消え
世界は流れ弾き熟れる
無数の弾道がわたしを貫く
一瞬に ....
「いつかの秋川」
            木の若芽


なめらかな岩肌のすじをたどり
緑の水がゆっくりとゆっくり流れてゆくすじを見つめ
虫の鳴く草は生い
鳥の鳴く木々は色づき
わたしは ....
「歌いつづければ」
             木の若芽



台風が何事もなく過ぎた朝
日が昇り 一掃された世界に光がしみこむと
歌い出す いのちの声

「歌いつづけなさい
書きつ ....
チタンのように平坦な夜
音ばかりが暗がりを分けて
羽ばたく
一秒ごとにかたちを変えながら

身ごもる月 流産する月
苦しみを丸く閉じて流星を包む
理路の極北にひっそりと息ひそめて
まば ....
泣き疲れた夜に
窓から零れる銀河の小石を
硝子瓶に詰めて抱いた

おもてでは大人たちが
ぱりぱりと均等な音をたてている
かすかに聞こえる密やかな声は
何を話しているのか知れない
 ....
青い空を切り取って
それも丘に埋めたのだ
まるでお前の目のような
きれいに澄んだ青空を
果てなく自由な青空を
閉じたお前の目の為に

春が来れば
硬くお前の口一杯に
詰まった土も温も ....
ブラインドタッチのせせらぎに
あなたが流れている
まぶたをおろして
まるで ひとりでいきているかのように

真夜中の岸辺は
いくつもの{ルビ蹠=あなうら}を傷つけるという母のおしえが
 ....
ストックをつくりたい
せっせと
余計なことを考えず

動物も集めてる
眠りにむけて大事なものを

足りない という想いは
満たされることはない
まだまだ
まだまだ
その作業は安心 ....
 柄のとれたモップの毛先から滴りおちてくるのは
 汚れた雨だれ
 きっと
 津波だってそうだね
 津波なんて言葉ききたくもないけどね
 月なみだってそうだよ
 邪気がないからや ....
{引用=



 掠れた息をつくように
 ベッドにそっと
 言葉にならないものを吐いたとき
 その言葉にならないものはすぐ露のように朝の陽にきえた

 あの日のあの雲にはもうであえな ....
月乃助さんの自由詩おすすめリスト(2519)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
金魚の命- 夏美かを ...自由詩26*12-9-28
美少年- 月乃 姫 ...自由詩312-9-28
トルソー- そらの珊 ...自由詩1112-9-27
ビー玉- 永乃ゆち自由詩13+*12-9-26
秋の校舎- 朧月自由詩912-9-25
雨の別れ歌- ……とあ ...自由詩8*12-9-25
遍ねきもの- 木の若芽自由詩512-9-24
正しい秋- 朧月自由詩512-9-24
【_柘榴_】- 泡沫恋歌自由詩17*12-9-24
ひかりへ還る- もっぷ自由詩512-9-23
- スマイル ...自由詩412-9-22
dialog- 紅月自由詩612-9-22
山門_- 服部 剛自由詩712-9-20
未完の歌- 紅月自由詩412-9-20
【_感謝状_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-9-20
遠くに見えるもの_/__わたしはいつまでも分らないのだった- beebee自由詩28*12-9-20
角のコンビニ物語- 番田 自由詩912-9-19
平和への詩- 侔義自由詩4*12-9-18
船旅- 朧月自由詩412-9-18
【_踊り子_】- 泡沫恋歌自由詩6*12-9-18
嘔吐/隠喩- empty自由詩612-9-17
いつかの秋川- 木の若芽自由詩612-9-16
歌いつづければ- 木の若芽自由詩412-9-16
結晶- 瀬崎 虎 ...自由詩112-9-16
祈りというには小さすぎた- peau自由詩7*12-9-16
兵士の為のピエタ- salco自由詩19*12-9-14
真夜中の岸辺- 伊月りさ自由詩9*12-9-13
ストック- 朧月自由詩312-9-12
石の気分で- 石川敬大自由詩9*12-9-12
失語症から- 石川敬大自由詩28*12-9-12

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