すべてのおすすめ
燃え上がる舌を晒し
触れるものすべてに火をつけてゆく
光の鎖骨に 首筋に
街と街を結ぶ橋の手足に



遠去かる星
斜めに傾く黒の山から
突き出された光の棘が
天の耳へと ....
ラジオから聞こえる声が
消えて
死を知って


全部が蒼になったことを
よろこぶ暇は無く
嘆く暇なら
燃やすほどあるってのに


妙な音に惹かれる ....
僕が
自分のやりたいことすら
決めかねていたころ

もうどうなってもよかった

幾度もの朝が訪れ
僕の閉ざされた心が
ひび割れていった

夜と朝の狭間で
小鳥の声が聞こえてきた
 ....
誰も分かってくれないと
出来るだけ軽く呟いて
アスファルトに転がった
ビールの空き缶蹴り上げる
それは闇に吸い込まれ
遠くの方でカランと鳴いた

目を{ルビ瞑=つむ}っても歩けてしまう
 ....
唐突に
襲い来る淋しさ。

全身
悪寒に震え
奈落の底へ
足元から崩れ

途徹もない空虚。

この感覚
何もかも
空しい。

欲望が消え
世界が消え
立ちすくむ。
 ....
きがつけばイエスタデイをうたってしまっていた

音色とかもほら、気にせずにドロドロのスーツで

綿菓子のような瞬間を不変的な寝グセで見上げる空

マンホールの底のもっと底から響いた声
 ....
昭和生まれの私の肩を
平成の雨が容赦なく打つ
汚れや痛みは流されず
ただ剥き出しの私だけがここにいる

昭和という時代の終わりを
私は祖母の墓参りの帰り道
高速道路の車の中で聞いた
ま ....
ゆっくりと確かめる指のひとから
手わたされる言葉のような
雪の散る道をすぎるひとから
聞こえてくる色のような
朝の水平線に消えかけながら
まわりつづける季節のような
寄せては返す ....
俺は写真でしか

見たことないけど

白い彼岸花

お前は

なぜ白い

赤い血を流すのが悲しいのか

赤い血に染まるのが苦しいのか

赤い彼岸花に

いじめられないか ....
俺の乗った

真夜中の回転木馬は

どうやら

止まらないらしいぜ

飛び降りたくても

まわりが

真っ暗でわからない

このまま

同じところを

ぐるぐる回っ ....
真夜中のこれからが

俺の時間

なにをやって遊ぼうか

どんなことしても

眠れない不安は

解消されない

あなたの

指で

俺の瞼を閉じてくれ

父より母よ ....
星作りの夜
音が聞こえそうなほど近く
手が触れるほど近く
唇を震わし言葉を風に変える

ぱちんぱちんと音が鳴る
星のかけらを浴びて
背に生えた見えない羽を振るわせる
ぱちんぱちんと
 ....
わたしを忘れた光が
昇りつづけて朝になった
目を閉じても冷たい指先
さよならを言う光に触れた

さらさらと
さらさらと


雨雲が川のなかを遠去かり
水鳥を連れていってしまった ....
全ての(all)終わり(goal)に私は箱庭で
オルゴールの音慈をまく
冬の祈りの十字にHighを捧ぐ
大麻と春とに角度の素敵な音響苻
I 暗いの部屋にムスクed灰
ロープに抱擁されたく ....
「 ひとりで寝るのは
寝るのじゃないよ
まくら抱えて
横に立つ。」

生きていた時
おやじが謡った
都都逸だ。

習い性になって
毎夜長い枕を抱えて
眠りに就く。
 ....
君の人生を色にたとえたら

何色

僕は何気なく聞いた

君は

オレンジ色って笑って言ったね

君らしい答えで

君らしい笑顔だったよ

バラ色ってほど

いいことば ....
1.
内ポケットに入り込み
しっかりとボタンを留める
頭を膝にうずめて
もれてくる光が無いことに
安堵


2.
予感と習慣から
ふいに
ひたいに張り付いた前髪をかきわけ ....
俺は

あなたに何か言って欲しかった

あなたが旅立つ時そばにいたかった

俺が

息を切らせて

駅にたどり着いたとき

あなたは1本早い列車に乗った

月の美しい夜
 ....
磨きたての線路が

最初に摘み取るのは

車輪が裂いた

誰かの手向ける

紅い花

深夜二時

時計回りの線路研磨車

棺の中を流れるような

排気をもらす構造は ....
僕は好きな池のほとりに

一人たたずむ

その昔

美しき姫が祈りを捧げた池

氷の花を咲かせ

冷たく微笑む

心痛めた者だけが

その冷たい微笑の奥に咲く

優しき ....
実をいえば

俺は

電話ってものが好きじゃないんだ

その俺が

真夜中に

水に浮くキャンドルの

揺れる炎をみて

無性に誰かと話したくなった

誰でもいいって訳 ....
この闇が続く限り

きっとどこかに

眠れない心を抱えた誰かがいて

その誰かもまた

違う誰かを求めてる

私もその誰かになりたくて

こうして今夜も眠れずに

昨日と地 ....
ぼんやり 新聞コラム 眺めてたら
女は 存在 男は 現象
つまり 全ての基本は女 だから
はじめに女ありき との文章

これはもう 現代常識である
聖書の記述は 間違えたのだ
好きに ....
あなたの瞳が
私に慣れてきた

そしてそれからの
私が虜のホログラフィーは
茎を傾げた優曇華の花びらが
リアス式の高い海岸段丘の上で
凪だけど揺れ舞う景色

瞳が放つ言葉は
緩急を ....
みんな
まだ覚えているかい?
白い自転車に乗った少年の神様を
くすんだベレー帽を耳までかぶって
よくとおる口笛でポルカを吹いていた
あの痩せっぽちだよ

少年の時代がかった白い自転車 ....
絆ってものが

本当にあるのなら

目に見えればいいと

俺は思う

結ばれているのを

確認したいぜ

でも やっぱり

目に見えないほうがいいと

俺は思う

 ....
(?)

夜の路地裏で
また一歩
靴音が連れ去られていくのを見ていました
静寂の胎で
わたしは叫びにも満たないのです

壁にもたれて煙草を吸いながら遺された足跡に浮いた灰汁を眺めていた ....
君の笑顔は椅子に似ていて
笑うと誰もが顔に座りたがる

散歩途中のお年寄りや
旅に疲れた旅人
アイスキャンディーを持っている人
ただ夕日を見ているだけの人

誰かが座ると嬉しそうにする ....
わたしは投げ出す
わたしは拾う
手は銀になってゆく


つばさ失く飛ぶ火が越えてゆく海
ただ音だけで造られた海のむこう


骨と魔術師との対話
夜に生まれ
朝に消え ....
俺の翼が

ボキリと折れた

痛みがなくて

音で気付いた

もう

お前の所へは飛んでいけないぜ

俺の翼が

ダランと下がってる

痛みもなくて

自然に抜け落 ....
和泉 輪さんの自由詩おすすめリスト(1099)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
彷舌記- 木立 悟自由詩404-4-5
ばらばら- 小宮自由詩2*04-4-5
★58_ボクノココロ- 貴水 水 ...自由詩4*04-4-4
月はいつでも- 快晴自由詩7*04-3-31
この淋しさは- 狸亭自由詩904-3-29
Astronautとか。- 示唆ウゲ ...自由詩204-3-28
雲の切れ間- 快晴自由詩9*04-3-28
- 木立 悟自由詩404-3-27
☆89_シロイ…ヒガンバナ- 貴水 水 ...自由詩704-3-27
☆88_カイテンモクバ- 貴水 水 ...自由詩104-3-27
☆87_マヨナカニ…ヒトリ- 貴水 水 ...自由詩404-3-26
星作りの夜- 暗闇れも ...自由詩6*04-3-25
ノート(わたる光)- 木立 悟自由詩504-3-25
雨臆しWalks- 六崎杏介自由詩304-3-25
抱き枕- 狸亭自由詩1304-3-25
★51_オレンジイロノ…- 貴水 水 ...自由詩704-3-25
毎朝が来るまで- 湾鶴自由詩504-3-25
☆85_ワカレノトキ- 貴水 水 ...自由詩304-3-24
夜に銀の自傷- 田川修作自由詩304-3-23
★49_ボクノスキナイケ- 貴水 水 ...自由詩504-3-23
☆82_デンワ- 貴水 水 ...自由詩704-3-22
誰かの誰か- 快晴自由詩11*04-3-21
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白い自転車(オラシオ・フェレール「白い自転車」より)- 角田寿星自由詩504-3-20
☆80_キズナ- 貴水 水 ...自由詩4*04-3-19
秒針とのコンポジション- 前方後円 ...自由詩604-3-19
似顔絵- たもつ自由詩18*04-3-19
銀の手- 木立 悟自由詩704-3-19
☆79_オレタツバサ- 貴水 水 ...自由詩304-3-19

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