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ぎゅっと握りしめた
こぶしの隙間から零れ
夜の奥底に染みてゆくもの

去り行く後姿に
聴こえぬ声で
いつまでも叫び続けるもの

(時間の純粋結晶が
 悲しみなのだということ)

 ....
大きな

とても大きな野原に

今 という

それまた大きな川が

流れていました

その川の川辺には

とても絢爛な冠をかぶった

優しい心の人がいました

その人は ....
ここで
てをふることにする
かぜふくにせよ
ゆきつもるにせよ
きみはもう
とまってはいけない
いちにちやふつかは かまわない 
けれど
ここで
てをふることにする
蔦は一列二列と  ....
デリーさんご指名です

かんかんかんの スッカラカラ
カラッカラッの すっかんかん
男日照りが長いので
名前をデリーにした


彼はあの子とアパート泊
私は客とホテル泊

「愛は ....
その少女の玉手箱は
最上階の右から三番目

上りきるとすでに
玄関のドアは少し開けられて
少女は風に挨拶をしながら
俺を見ている

「きょうはなにしてあそぶ?」

部屋に入るとすぐ ....
その港の海は

溶鉱炉の煙突の火で燃える

月面が見たくなったら

その火柱の傍で

7つの石を  意思を

いっそ一度に海面に放れば

一瞬だけでも見れるのだ


 ....
夕焼けにむかって
走りつづけ
夜から逃げる逃げる逃げる
ことから逃げてきたぼく
だから
太陽に追い越されちゃって
月にも追い越されちゃって
星だとか人参だとか
スパゲッチイだとか
も ....
夜のバス停は寒い

バスを待つ人は

何を思っている

俺の乗りたいバスは

昨日も

今日も

来なかった

明日は来るのか

俺の乗りたいバスは

なかなか来な ....
郵便ポストの口の滴り
水性の宛先
にじむ歌の
音色は


配達夫のかばんの底
にじむ歌の
雫 いつしか
アスファルトのくぼみの


くぼみのなかにも
ちいさな土地と
ちいさ ....
老いたるロメオ

命の根源を
回復するためにロメオ
二十四時間を
眠りつづけて浮かぬ顔


麟太郎の幸

『あかるい黄粉餅』
満喫してのち
帰って来た町
秋の日は落ち
 ....
灯台へ向かう道は
何箇所も工事中で
ガードレール代わりに
細い鉄パイプが括り付けられ
細い海峡に似た入り江は
冬の日差しで満たされる

今日
君は黙り込んで
売り払った車と
明日の ....
夕焼け の 細い指 輪
つなぎとめて

白く めくれた
枯れ木 の 小屋

ころり
まぶた
なくし

星 の 皮
扉 に 

歩いて 帰ろう

とおい きてき
 ....
俺は 雨の中 ぼっーと歩いていた

雨で折れちまった 花を拾った
名前は知らない

酒の瓶に
そっとさした

この花は もっと綺麗だったにちがいない
ひっそりと
それでも かがやく ....
寒さは人を侘びしくさせるので
細い雪道ですれ違う時は
どちらからともなく微笑みあって
凍えるのを防ぐ

カタクリの粉を握るように雪を鳴らして
灯りのもとへ帰る人の足どりを子守唄に

産 ....
電線に疾風わたる
わたりゆく
音は
こする


鼓膜は
朝から
私を
しらせる


トタンの屋根に粉雪つもる
つもりおつ
光は
 ....
カラスが鳴くと
太陽が海に沈んで
世界のきまりをまったく知らない人は
もう何も見えなくなってしまったのだと 泣き出すだろうし
あなたは ほとんどの社会人がそうであるように
明日を乗り切ること ....
やさしい 風 に
月 が ついてくる

まわり道
草原 の じゃり

心 やすらぐ場所 は どこかな
踏み潰した草 の
やわらかい感触に

ひとりで 歩く事さえ
 ....
  +

忘れていたことすら忘れていたのに
嗚呼、忘れていたことを思いだしてしまった
思いだしてしまったことをいつかまた忘れられるだろうか




  ++


花の絵を描いて ....
ずっとずっと まわりで
小さな音が鳴り止まない
バスから降りて バスに乗る
またバスから降りて またバスに乗る
いつのまにか隣に
歌がふたつ 座っている



小さな支えを失っ ....
和泉 輪さんの自由詩おすすめリスト(1099)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
悲しみ- 青色銀河 ...自由詩504-2-15
ai- 純太自由詩404-2-15
送る- バンブー ...自由詩1004-2-12
仕事- 山内緋呂 ...自由詩14*04-2-12
シュガーブラウン色の髪の少女- 純太自由詩604-2-11
本牧ムーン- 純太自由詩504-2-11
ひとり- 青色銀河 ...自由詩204-2-11
☆48_バステイ- 貴水 水 ...自由詩204-2-11
卒業式の窓の下で- バンブー ...自由詩404-2-10
四行詩六篇- 狸亭自由詩704-2-10
海へ- まんぼう自由詩104-2-6
星_の_きてき- 砂木自由詩6*04-2-5
☆43_ナモナキハナ- 貴水 水 ...自由詩304-2-5
冬の音- 石畑由紀 ...自由詩604-2-5
追儺の朝- バンブー ...自由詩604-2-2
珈琲屋- 小太郎自由詩104-2-1
揺れる- 砂木自由詩9*04-1-30
(幾つもの)ある午後- 石畑由紀 ...自由詩804-1-24
ノート(まぶしい日)- 木立 悟自由詩504-1-24

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