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規則的にしずかに眠らないモーターが
半音階だけその声をあげて
いつの日か再び息づきはじめる時
スキャナーは熊のように鼻をひくつかせ
カウンターは目盛りをゆるやかに揺らし
サーモスタットが ....
「線路の上を歩いて海を渡る
 それ自体はけして珍しい行為じゃない
 だが
 心してきいてほしい
 次の駅にたどり着くことのできる者は
 きわめて稀である

「大洋をどこまでも縦断する ....
みんな
まだ覚えているかい?
白い自転車に乗った少年の神様を
くすんだベレー帽を耳までかぶって
よくとおる口笛でポルカを吹いていた
あの痩せっぽちだよ

少年の時代がかった白い自転車 ....
かわいいウェイトレスが
おれの投げだした脚につまずき
仔犬のような目で「もうしわけありません」をくり返す
こんなところにまで
潜在的な暴力の根がはびこっていたのか

びくびくしちゃいけ ....
和泉 輪さんの角田寿星さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春の記憶- 角田寿星自由詩1807-4-25
海を渡る(マリーノ超特急)- 角田寿星自由詩1004-11-20
白い自転車(オラシオ・フェレール「白い自転車」より)- 角田寿星自由詩504-3-20
港町ろきしい★チャンピオンズ- 角田寿星自由詩604-3-13

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