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空の青が眩し過ぎて
つい瞳を閉じてしまう
そんな風にしていつも
小さな幸せを見逃してきた

あの日の君の心さえ
信じることが出来なくて
差し伸べられた手を振り払い
今ではもう届かない場 ....
また新しい命が芽吹く頃
{ルビ灰塵=はいじん}と化した私の心が
ひらりと空で宙返り
螺旋を描き散っていく

重力に逆らうことも出来ず
天に召されることもなく
こうして誰にも忘れられ
 ....
誰も分かってくれないと
出来るだけ軽く呟いて
アスファルトに転がった
ビールの空き缶蹴り上げる
それは闇に吸い込まれ
遠くの方でカランと鳴いた

目を{ルビ瞑=つむ}っても歩けてしまう
 ....
昭和生まれの私の肩を
平成の雨が容赦なく打つ
汚れや痛みは流されず
ただ剥き出しの私だけがここにいる

昭和という時代の終わりを
私は祖母の墓参りの帰り道
高速道路の車の中で聞いた
ま ....
この闇が続く限り

きっとどこかに

眠れない心を抱えた誰かがいて

その誰かもまた

違う誰かを求めてる

私もその誰かになりたくて

こうして今夜も眠れずに

昨日と地 ....
どうか血となれ肉となれ

この不甲斐なき悲しみよ

一人の寂しさに震える夜は

月にこの身を委ねましょう

そしていつの日かきっと

私は花になるのです

そしてまた土となり
 ....
和泉 輪さんの快晴さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
眩し過ぎる青- 快晴自由詩7*05-6-3
亡命者の季節- 快晴自由詩6*04-4-8
月はいつでも- 快晴自由詩7*04-3-31
雲の切れ間- 快晴自由詩9*04-3-28
誰かの誰か- 快晴自由詩11*04-3-21
帰還- 快晴自由詩4*04-3-3

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