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やいたほねをくったことがある
ざらついたにがみと
のどにひっかかるかんしょくは
それがおとといまで
ねむり おき くって ゆめもみたのだ とは
にわかにしんじがたかった

こどもだったこ ....
さよなら
 でも
さようなら
 でもいいが
それは
 またね
をかくしているはずで
 またね
は むぼうびなのに
わたしたちは
うたがうことをしない

 まだ
ことばのないこ ....
滴るように
明日の予定を考えながら
窓の外を眺めて
濡れている植木鉢
サルビアの葉を這う
カタツムリになりたい

フランス人はカタツムリを食うらしいが
美味いか不味いかではなく
最初 ....
飛び上がった身体は
地面から順に世界を捨てていったのだ
アキレス腱からハムストロングにかけては
やはり加速が強いが尻では一端躊躇する
背中はすべてを覚悟していただろう
椎間板の辺りか胎盤のま ....
流行性感冒になったまま
廃棄物処分場の見える小窓の角の
名前も知らない虫の屍骸を睨む
新しい靴はまだ買いに行けそうにもなく
何がしか捕食しなければならないが
手足はとっくに死んでいる

 ....
足の裏で
整然と寝ていた床板が
めりめり
めりめり
起き上がる
半座位になり
座位になり
テーブルを跳ね上げ 止まれ!

睨み合う
鼻先から吸い付こうとする
くんくん
くんくん ....
午後の輪郭をなぞる
コーヒーの湯気は婀娜っぽい
ブラックはもう飲めない
この頃は結婚式に呼ばれてばかりだから

フレッシュを二つ入注ぐ
深いマグカップに沈み混んで
滑って 昇ってくるのを ....
散乱していたの
物体ではなく あたし の
(思考と存在 に 対する雑感
思春期めいた思考は
フォルマリン漬けにしてしまえ!)

意味でない もの  でもない
反芻 ....
 心臓を 下さい
 何処かに置き忘れたのです
シナプスを飛ばして 過去の駅
遺失物預かりの四角い顔は
どうして揺れることがないのでしょう
同情して下さい なんて 
云えないのだけれど

 ....
故郷といる
私は故郷といるのだ
何処へも行かない故郷は
やはり田んぼの匂いがして
葬式と悪い噂話が好き
山は刻々と死に 生まれる
夕方には日暮が鳴いて
21時を過ぎたら車は一台も通らない ....
二つの海のことは 誰でもしっているはずなのだ

例外なく液体の飽和した皮膚の深部へ
浸透し 沈下し 腐臭となろう
腐臭は巡り 巡らせながら明滅している
素粒子の奥ではクオークが クオーク奥で ....
     散乱する格子らに
     畏まって居られないらしく
     文字達が泳いでいる
     水族館にしては蒸し暑いし
     少しも苦しくない
     もともと肺呼吸がとくい ....
ジュッ ジュ、ルルルル  ゴーゴー

  痰壺に
   (さくらいろの)
  錆びかけた     はる

   「はるには、帰らななー・・・

ジュッ ジュ、ルルルル ゴッ ゴーゴー
 ....
晴れた空は、あまりに眩しくきれいだ

幼い頃、一番欲しいものはなあに?と問われて
そら とは答えられず
むきかごーぶつ と答えた
(空は大きすぎて僕のおもちゃ箱には入らないとわかっていたから ....
冷え切った校舎の裏
ささくれ立った言い訳をした日
嘘をつくのは単なる処世術ではなく
空気と同じなんだと信じることにした


地球は今この瞬間も律儀に回っている
無数の嘘を繋ぎ止めながら
 ....
汗臭いほんとうのことにはもう付いて行けず
けれど 瑞々しい嘘をよけながら
照れ笑いで誰かと話すのが好きだ

政治とか宗教とか戦争とか
どうだっていいことじゃないからつまらないんだ たぶん
 ....
朝靄の中
頼りない影を引いて
配達夫は世界の悲報を配るのに忙しい
昨日のキスは二人しか知らないこと

ベットに傾けようとしたとき
「今夜はいや。」と云った君の
声の湿度は僕の鼓膜しか知ら ....
残業もそこそこに
今夜もいそいそと帰ってきた
玄関のすぐ脇の部屋で
かつて母だった生き物が
また呻いている


父の三回忌を済ませた頃から
母は溶け始めた
ビデオテープのように過去を ....
女の残り香が飽和した部屋の片隅のベットを
夏が来る前にシングルにしよう
と決めてから

もう何度も朝日を浴びて
僕が寝返りを打つたびに
ぐっと沈み込みながら
男臭いにおいを嗅ぎ続けてくれ ....
化石になった受話器から
感傷が漂って来る

あの日から忍び寄るいつもの夏を
おぼろげに感じかけた矢先だというのに
僕は夏を失ったのだ
あの日からという夏を


あの日
やがて歴史に ....
二日目のカレーに冷えて立つ母は火に掛けて最早温まらず
soft_machineさんの窪ワタルさんおすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ほね- 窪ワタル自由詩5*06-5-20
(ワカレ)- 窪ワタル自由詩12*06-5-20
カタツムリ- 窪ワタル自由詩4*06-5-1
醜い四月に- 窪ワタル自由詩7*06-4-12
流行性感冒- 窪ワタル自由詩6*06-4-5
手紙- 窪ワタル自由詩4*05-12-24
冬蝉- 窪ワタル自由詩7*05-11-14
子午線- 窪ワタル自由詩405-10-26
それでも_生きているのだ- 窪ワタル自由詩13+*05-9-8
故郷といる- 窪ワタル自由詩7*05-9-1
忘れっぽい僕のために_(即興)- 窪ワタル自由詩4*05-8-22
泳げない八月十六日_(即興)- 窪ワタル自由詩12+*05-8-17
はる- 窪ワタル未詩・独白3*05-2-28
白い言葉- 窪ワタル自由詩22*04-10-6
朝の儀式- 窪ワタル自由詩15+*04-9-20
グラウンド・ゼロ- 窪ワタル自由詩11*04-9-13
朝刊- 窪ワタル自由詩18*04-8-27
肉じゃが- 窪ワタル自由詩60*04-7-31
さよなら- 窪ワタル自由詩32*04-7-11
種無し葡萄- 窪ワタル自由詩6*04-7-7
キッチンにて- 窪ワタル短歌5*04-7-5

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