いっそのこと
壊れてやろうかと思ったのです
午前8時20分 正確には午前8時19分49秒
あなたは怖いものでも見るような目つきで
私を見ると言葉でない何かを叫びました
それから物凄い ....
意地を
張ってる
だけ
日々習得する仮面を強がりと呼び
日々解脱する鱗を素直と知った
寂しさ
も
切なさ
も
自業自得で
庇う対象
が
自分
でないことくらい明確なだけに
余計
意地を張ってやり ....
心のダムに
言葉の雫がたまったら
きっと流れるうたの川
溢れ出してしまいそうになりながら
きらきらした雫だけ抜き取って
私しかつくれないうたの川
いつかとっておきの
雫でできた川
ここのダムから流 ....
雨には匂いがあると思った
昼下がり
蒸しあがった空気と入れかわるようにして
突然降りだした雨の
湿った冷気が部屋を満たしてゆく
「雨だ」と
呟いたかどうかはさだかではないが
そん ....
ある人は
足取り軽く
またある人は
ズシッと重く
それでも会場へ向かう
人波
* 1
愛無しには生きられない
わたしは本気でそう思っていた
* 2
あの水着もそうなんだけど
これもなんだよね
目新しさは常に外側からやってくる
そんな時代になった ....
屋根をつくった
もう雨が降っても
濡れなくてすむ
立ったまま目をつぶると
近くや遠くから
夏の音が聞こえてくる
いつもと同じなのに
いつもと同じくらい懐かしい
誰か早 ....
人肌が
恋しくて
輪郭がなくなるくらい
とろけて
‥満たされた。
ふいにかすめる不安混じりの溜め息
....
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街角に子供が一人
地に染みる影を従え
かくれんぼする
すきな ひとの休日
あさ
最初に会った知り合いがあたしだったら
すごく
うれしいじゃないか
それだけ
じゅうぶん
さんもんのとく。
ああ
すき
すきなの。
叶わなくて ....
パリのエッフェル塔を全部オレンジ色に塗ったらどうなるだろう?
世界中の蜜柑の木を一本ずつ猫の額ほどの自宅の庭に植えたらどうなるだろう?
私の髪の毛を蛍光オレンジ色に染めたらどんな感 ....
アセスして潮止めてまたアセスかな七七
僕は駄目な男です
僕は今日も眠ります
夢は想像を消さないと
影すら見せないので
舵は枕任せです
枕は北風を浴びて
雪で遊ぶことに
決めたようです
一面に雪が積もります
冷気が沸き ....
ひらかない花など、あるだろうか
どんなにか速度をかえようとも
いつかは、ひらき朽ちていくものなのだろう
とどまることのなく
枯れおちていくからこ ....
三日後にわたしは
三十三年間着ていたわたしを脱いで
風の衣を着るだろう
その時世界の何処かに響く
あの産声が
聞こえて来る
その時空から降る
透けた掌と差しのべるこ ....
消そうと思っていた
携帯の電話帳をすっかり空にするように
思い出すだけでうんざりする関係の螺旋を
人生の画面を消去にあわせて
消してしまえば楽だった
それなの ....
梅雨と真夏の狭間で
紫陽花が耐えている
真夏の青空の色を湛えて
夏が来るのを
待っている
色はだんだん
褪せていく
散りきるまで
もうすぐ
今日は楽しいな
だって今日はサンデー
今日は楽しいな
だって今日はグータラデー
お袋の機嫌が良い
YESだけで話す
楽しい
仲がいい
昨日友達の家で
トンカツを作った
楽し ....
忘れ物はわりと多い方だと思う
イベントにはさらさら興味が無くて
あたし誕生日なんよねー
とかいわれたら
とりあえずスリッパを投げる
とりとめもない日が好きだ
昨日と今日はず ....
下心がないと言えば
それは興味ないってことで
だけど君は
純粋な人が好きで
僕は勝手に
純粋=エロくない
なんて思い込む
どうしようかな、
どうしま ....
プリン
水ようかん
ティラミス
カスタードシュー
かき氷
かき氷
キャロットケーキ(クリームチーズフロスティング付
チョコバナナマフィン
杏仁豆腐
アフォガート
か ....
親指姫になりたいな
ベッドはタンポポ
お布団はチューリップ
枕はハルジョオン
黄色や赤の夢を見るのです
テーブルはキノコ
クッションは木の葉
カップはどんぐり
お皿は薄い栗の実
....
風がとてもつよいので
窓をしめて
新聞紙のうえで爪を切る
あれから、
手のひらを丸めるくせがついて
そのくせ伸びるのは
はやくて
パチン、パチンパチ、ン、
的をはずれ
飛び散 ....
こたつとみかんは
飽きたのです
ストーブとおもちは
憧れなのです
君と僕は
幸せなのです
一番安上 ....
キャラメル一粒の幸せを
あなたの心は
誰によって覆われているの
魅力のあるあなたなら
きっと
沢山の人に
幸せを与えているのでしょう
その心を少しだけ
私にください
すべて ....
取っ手のない扉を前に、
僕らは立ち止まった。
誰かは、そっぽを向いて。
誰かは、泣き始めてしまって。
誰かは、殴り始めた。
殴り続けている。
僕はそれらを見て、何もしていない。 ....
いま僕に必要なものを…
真っ白きタイルの床に落したる黒きメガネのこちらを向きぬ
さっきの話は聞かなかったことにして
君を悩ませるつもりはなかったんだ
僕のことは気にしなくていいんだよ
君は君の幸せを選べばいい
ピエロの仕事は笑わせること
泣いてる姿は見 ....
結婚はチューインガムのようだ
と誰かが言っていた
口に入れると
はじめはほんのり甘い
恥じらいまじりの
恋の香りに満たされて
交われば交わるほど
恋の甘さに酔いしれて ....
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