今この気持ちが嘘だとしたなら、あたしは一体、如何したら良い・・・?
あたしは誰かを想ってはいけない。
あの人に負担を掛けてしまう。
あたしの感情(なか)には沢山のバグがある。
好き ....
わたしはこわい
あなたがこわい
あなたに見られるのが
感じられるのが
思われるのが
こわい
こわくていつも
嘘をついてしまう
嘘をついて生きてしまう
わたしは嘘をついて
わ ....
またねと君が笑う
次の邂逅はいつだろう
嗚呼 桜花よ散るな
君の姿が見えなくなる
僕らが迷子になってしまう
繋いでいなかったんだ
手を離す云々の話じゃなかった
....
キス拒む言い訳にマスクをつけて「風邪ひいた」
彼
マスク越しにチュ
かぜひいて
ママはたまごおかゆつくる
おいしくて
またかぜひこうかな
昭和の夜
ポッケに10円詰め込 ....
表情や態度で表すなら
平淡なままが楽で何かに気を荒げたり、迷ってみたり泣きじゃくったりするのは今でも格好が悪いと思っている。
わたしはカメを飼っていて触れないけど愛おしい。
子供の頃に縁日で ....
ジャンプアップ
カモン
フィールソーグット
カウベルカンカン
レコード片手に
友達の家に訪問
手巻き寿司の差し入れ
美味い!
ギターの奏法を習う
チョーキング
ネックベンデ ....
ふと君のことを思う人がいます
椅子にすわりながら
悲しい目で
僕は病院の待合室
病人の自分と付き合うのは大変だろう
その人は思います
君は
頑張れとは言わない
ただ
見守 ....
私にも
少し休みをくださいな
静寂の中
何にも刺激されず
自分の脳と
戯れたいんです
だから
どうか
少しだけ
私に休みをくださいな
仕事の憂さ忘れ彼女と四回戦
それでも朝はやってくるもの
夜に咲く恋にうつつの吸血鬼
それでも朝はやってくるもの
仕事なく金なく友なく死ぬ気なく
それでも朝はやってくるもの
....
あなたは昔言いました
…お前、偽物だ。と
寂しげにぽつり言いました
…お前、偽物だ。と
私 言い訳を探して
だってあなたは脳の病気だし
寝たきりでろくに口もきけない ....
きれいな芝を見つけてしまうと
アプローチの練習がしたくなる
愛人と逢う数時間まえは
どんなふうにやるのか思ってしまう
想像と渇望のお話しだ
芝にねっころがるだけでは
....
彼女がいやなのは
その事柄よりも
それを知らないでいる時間
彼女がいやなのは
戦わずして逃げること
彼女がいやなのは
無視されること
人は傷つきすぎると
誰もが自分 ....
小屋立てば芝居の怪人隠れ住み若者誘う
劇スパイラル
板の上かたく抱き合うお芝居の稽古を夜も続ける二人
午前2時
公園の隅で{ルビ台本=ほん}を持ち叫ぶ台詞よ
届け世界へ
....
無心の空に 雲がとおくまでたなびいていた
いちばんの孤独を慰めてくれたのは君だった
きみが口ずさんでいた はかない歌
橘の花に夕立が降っていました
蜜柑色のとっぷりしたくうきのもとで
....
{画像=080406010521.jpg}
激しい自己嫌悪に疲れた
物憂い晩春の夕暮れ、
壁に凭れながら、
眠りたいと思った時、
もしかするとこの眠りたいというのは
死にたいということなの ....
先週末に桜が散ったばかりなのに
あなたは
物置から引っ張り出したビーチパラソル
具合を見たいからと
これ見よがしに拡げてみせる
どうやら使えそうだな
アルミパイプの椅子まで組み立て ....
花は美しいから
誰だろうと盗みたくなる
だから
花盗人は罪にはならない
優しく
暖かい貴方
貴方に咲かされた
あたしの花
ねぇ
花びらが散る前に
盗んでよ
あたしの恋心
それは
川面に映る
夜桜のような
儚い恋だった
瞼裏に残る
桜を
胸にやきつけて
夜桜、
もうすぐ散る
七色の虹
雨上がり
ふうわり浮いて
ここまでおいで
って言っている
追い掛けるけど
触れなかった
七色の虹
全部合わせると光になるって聞いたから
クレヨンで光を作ろうか
白い画用紙の上 ....
仕事から帰り
洗面台でうがいをする
ぶく ぶく ぺぇ
ぶく ぶく ぺぇ
まっしろな洗面台の
お湯と水のつまみは
少し飛び出た両目で
真中のましろい底に
丸い口を空けたま ....
誰かを傷つけてしまうのに
世界平和なんて願えない
まして自分だけ幸せならいいなんて
なんで思ったんだろう
ドロップの缶をゆすると
世界がひっくり返るような音がして
ハッカ味が転がりでてきた
たいていこんな感じで
詩を書いている
これしかできないと思いながら
これすらできないと泣いて
....
桜が散る頃には君を忘れるだろうか
君の薬指に光ってた指輪が
もはや自分とお揃いでなかったことや
髪をかきあげる仕草が変わってなかったことや
相変わらず椎茸を食べられないことも
季節が ....
ガラス割るホームラン打ち「すみません!」泣く坊主君見てピンクの花咲く
夢に見た少女にも一度会いたいと願う心に青い花咲く
無能呼ばわりは気にせず勤むべし やがてその手に黄金(こがね) ....
管制官、飛びます、どうぞ。---------------そう残し春のブルーと着床をした
「あー、ごめん。2008年マイドラマ第一話で君、もう死んでるから」
寂しげな水 ....
ぼっかり空いたこころの隙間に
あなたの優しさが忍び込む
そのひとに騙されているのではと
友達は忠告してくれた
仮にそうであったとしても
構わないと思ってしまうわたしがいる
ひとの弱 ....
ピアノ伴奏のある
昔の洋楽を聴きながら
朝の街道をドライブする
ニッポンのビジネスマン
街路樹の子宮のなかをゆく
きょうもハードな商談がいくつかある
じぶんたち ....
わたしのパソコンのどこからか
プレデターSのカラカラいう声がしています
わたしのプレデターSは先日エイリアンと闘って勝利しましたので
カラカラカラカラ 上機嫌なのでしょう
とても良かったと ....
彼女がうたう
まーわるまーわるよわたしーがまわるー
ぐるぐる
どーーーーーん
うたう
まわりながらうたい続ける様を見る
実に滑稽
いい歳してさ
そのまま尻餅付い ....
「自分をよく見てほしい」
というふうな
ふんぞり返ったこころ
「自分は駄目な奴だ・・・」
というふうな
しょげかえったこころ
ふたりの自分の間で
あるがまんまに立っ ....
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