壁を自在に移動する窓
持ち歩き可能な窓
心臓に取り付けるための窓
蜃気楼だけが見える窓
窓硝子に詩を書くための窓
叩き壊しても何度でも再生する窓
脱け出すためだけの窓
忍 ....
洗面所の壁を
優雅に歩く
脚が一本
足りないなんて
誰にも
気づかれないように
その人が生み出す詩は
言葉が前倣へをして
心地の良い感覚を保って
キチン、と整列をしているのだ
私の言葉たちよ
少し、見習ってはくれまいか。
カンの良い人間は気付いただろう!
俺の人生に何が起こったかをヲヲヲヲヲォォォッッッッ!
フハフハフハハハハハハハハ!
馴染む!緊急事態は実によく馴染むぞッ!
最高に「ハイ」ってヤツだァァッッー ....
からっぽの冷蔵庫
ぼくはおなかを鳴らしてる
奥のほうに バームクーヘンがあったので
今日は これを食べることにしようかな
そっと袋から取り出して
果物ナイフで綺麗に三等分して
皿の上で ....
ユニコーン
あの人から私を守って
ユニコーン
心傷付く前に
その蒼い瞳で私をみつめて
おまえのやさしい胸に抱かれながら
永遠の夢を見るのよ
汚れ知らない{ルビ処女=おとめ}のまま
....
小さな幸せが
芽をだした
小さな幸せを
たくさん育てる
私にちょうどいい
幸せのサイズ
目隠ししてから選びます。
あなたと繋がるその一瞬に
何故だろう無性に不安になる
このしあわせが明日もありますように
と、祈りながら声をあげる
ゴーアウェイ付きまとう影よ
愛することに怯えたくない
すべて預け ....
ひとりでいることって
決して好きくはないんだけど
ひとりでいたいときがある
壁のカレンダーを眺めてみれば
いつもと同じこよみなのに
この日だけは特別だよって囁いている
瞬くイルミネーション ....
暗闇に言及したって、いつだって答えはない。
強く息を吸ったら僅かに死臭、が
ねぇ、君。
愛していたよ。
すごくすごく。
愛していたよ。
ふわふわの頭持ちながら
死 ....
朝早く目が覚める
軽やかに起き
朝のお勤め
気合入れて
時間が経つ
ゆっくり早く
ヒゲを剃る
歯を磨く
外は寒い
ホカロンつけて
今日も笑顔の練習
目じりと口元を上げ下げ ....
ハルマゲドンこねーかなー。
37歳の先輩はそういう。
こないでしょうねえー。
僕は答える。
俺を殺してくれよ。
37歳の先輩はそういう。
僕は捕まりたくないから嫌ですよ。 ....
私は産まれる時代を間違えたんだわ
僕も産まれる時代を間違えたよ
私は少し昔に生まれるべきだったの
僕も少し前に生まれるべきだったよ
そうね
そうだよね
100年くらいかしら
100年くら ....
どこまで行けば
あの頃の
私に辿り着けるのか
走っても走っても
曲がり角は見つからず
ただ真っ直ぐに
ただ真っ直ぐに
巡る空の流れに
ただ逆らって
ただ戸惑えば
髪の毛の先っぽも
空を映した瞳の ....
流れ星のいけず やくたたず
声、届かないよ
こころ?
うん、よけい届かない
精密機械のおもちゃが悲鳴のまねをしてる
手の平サイズのさびしさは
空気と、からみあうラインへ
....
学校帰り
たまたま忘れ物に気づいて
教室に戻ったんだ
誰もいないと思ったのに
あなたがいた
同じクラスだけど
なんとなく怖いイメージがあって
話したことなんてなかった
その日は ....
とりあえず、アイツをぶん殴りに行こうか。
もし、君の話が本当なら。
これほどムカついたのは久しぶりだ。
とりあえず、で良いから。
殴らせてよ。
自分のタネを撒き散らす、アイツを。
責任も取 ....
そういえば最近 アドバルーンを見かけない
昔はアドバルーンをよく見たような…
空にプカプカ浮かんで
色とりどりに 遠くから呼んでいた
“いらっしゃいませ”とか
“本日大売 ....
いつも僕は空回り
いくら努力しても空回り
何度試しても空回り
いくら自分を見つめ直しても空回り
何度挑み続けてもいつも空回り
七転び八起きとゆうが
それ ....
気がつけば 真紅の色に 葉が染まり
逝く秋を知り ただ眼をとじる
雪ん子舞い散る故郷から
童子たちのまぶしい笑顔が消えた
あの頃の笑い声は
顧みることを忘れた古いアルバムのなか
北風ぴゅうぴゅう寒かろう
すっかり刈り取られた稲田を望む
古 ....
バイトしてきました
一緒に働いていたあの人が
初めは仲良くしてくれたのに
急に冷たくなりました
どうしてだろう・・・
理由はすぐわかりました
事務の人がおしえてくれました
....
もしこの僕に翼があれば君の元へと飛んで行けるのに
もしこの僕に翼があれば君が悲しみにくれないようにそっと包んであげるのに
もしこの僕に翼があれば君が二度と泣かないように強く抱きしめてあ ....
去年のいまごろ
わたしは受験生で
センター試験の勉強に追われて
とかなんだかんだ言いながらも、
みかんに落書きなんかしていた
あの頃もっと必死になっていれば
今とは違う環境
出会わなか ....
ネコ語解読本、満を持してついに発売!!
1.ニャーゴ≒おはよう
※読者の声:ほう
2.ニャーゴ・ニャーゴ≒こんにちは
※読者の声:ほうほう
....
ジム君流悪魔の辞典「団塊バカ」
団塊世代の代表「小泉政権」
彼に象徴される団塊世代の大人
世の中に対する無関心と無責任さに極まる世代
もっとも恵まれた状況に生まれ育ち
....
人は皆自分が大切で事があれば自分を取り繕うとする
人の心の真髄に触れる前に虚言で修正してしまう
事が起きても自分に害の無いように
勝手に取り繕い傍観者となり
自分には関係な ....
サッカー中継をみていたのだけど、あまりよく知らない黒人の選手が、と名前も知らないくらいだからあまりというより全く知らないといったほうがいいんだろうけど、その人が「フリーだ!!」みたいにお国の言葉で仲間 ....
そうなのね
消えたいのね
あなたも
なら好きなところへ
おゆきなさい
わかったわ
消えたかったのね
あなたも
遅くないのよ
どうせみんな消えるもの
そうね
消えた ....
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