りんごを食べたら
なつかしい故郷の味がした

と言ってはみたものの
この街で生まれ
この街で育ったから
故郷らしい故郷なんてどこにも無いんだけど

でも、不思議なんだよね
ひとくちか ....
夢の中でも、

顔はハッキリ思い出せず、

ぼやけていた、


ぼくは悲しくて、

泣きながら目が覚めた、



まだ夜明け前、

月がまだ名残おしそうに光っている

 ....
ぼくの聴いてるラジオはあたらしい

ピアニストが突如演奏を中断すると
「残業してる父親からの電話でした。」
とひとことコメントして演奏を再開する

しかもその放送を聴いているのは中年男性三 ....
おまえの書いているものは
詩じゃないと言われたことがある

手垢のついた表現を嫌うあまりに
簡単には読めも書けもしないような字を使い
日常聞いたこともない古い蘊蓄を込め
一読では理解できな ....
チョコレート
どれにしようかな

って

贅沢な悩み

未来も
どれにしようかな
って
選べれば

それは
とても素敵な
贅沢な悩み
東京に行けばゴジラが出るんだと本気で恐れた幼かりし日
『ゴジラ』

いつだって引き出しだけは片付けて青い頭の「誰か」を待って
『ドラえもん』

コロッケをお昼休みに食べながら睡眠不足の瞳 ....
朝から
さりげない

スマイル

テーブルの上に
残された
スマイル

ありがと
朝から
元気でたよ

もう
笑顔で
好きって言っても
いいのかな
好きな子に好きと投げつけ
逃げた



それ以来ずっと
頭の上でボールが投げ交わされているのを見る
ボールに描かれているのは日本語でも英語でもなく
受け取っても読めないので
最中は隠 ....
下校中の小学生が

「すっごい きれいな夕日だね」

と、

聞こえる声で話してた。


なんで大人に近付くと

何の気負いもなく喋れなくなるのか

大人は残酷でないかわりに ....
最初はマジで嫌だった
スタッフのひと替えてもらいたかったけど
お気に入りのお店だったし
いつものひと不幸があって急に休んだらしいし
どうにでもなれって心境だった

助手のひとがわたしの好み ....
ほんものは 
かぜになびいた 
いなほになって へりくだる 

わたしはいつも 
ささいなことでいじをはり 
いなほになれず そりあがる 

じょうしきてきな 
じょうしのこごと 
 ....
コンビニで
新製品は必ずチェック

電車のなかでも
いいひといないか
必ずチェック

でも

やっぱり
あのひと以上のひとはいなくて
小さい頃は帰り道に
よく空を見上げていた
どこまでも青く澄んでいて
自然と笑顔になった

部活帰りに見上げた空は
なんだか輝いていて
手の届かない存在だって
わかっていても憧れてた
 ....
スーパー
デザート
巨大なプリン

笑って
笑って
並べて撮った

意味のないことが好きだ
意味がないから

幸せになれることが好きだ
幸せはあたたかいから

君の隣が好きだ
きょうゆう
できるか ....
きんとした
爽やかな空気が
空を大地を満たして

あの路地を折れた
静かな小道は丘へとつづく

ひっそりと冬枯れを始めた
雑草の生い茂る細い道

つる草の茶色に枯れた茎が垂れ下がり ....
哀れに焼け落ちた
オートバイ

きっと
恋も

焼け落ちたら
芯だけが
残るんだろうな

どうしても
残ってしまう
残骸が
誰かに相談する時にはもう道は決まっているんだよ
相談しようとしたらそう言われた
これは拒絶だろうか






うそをつきました
つまらないウソでした
まるで嫌いな授業のように退 ....
信じるのは、得意なんだ。




いつも根拠のない自信を持った

あなたが好きでした

いつも信憑性のないこと言って元気付けてくれる

あなたが好きでした



 ....
甘さに酔えるほど
少女になりきれず
熟しを待つ肌を整えては
苦さに慣れていくばかり


照明に浮かぶ粒
鮮やかな色彩
チェリーの眼差し


粉雪はそっと
肩を抱かせた…
食べかけたクッキー

呼ばれて
振り返って

そのまま
テーブルに置いて2時間

続きのクッキーは
甘い甘い味がした
風呂でいっぺんしずめる


(あつゅい)
溶けてしまいそう


目の前に広がるあおに
飲み込まれてしまいそう

あぁ、あおには
果てしないものが多いね


それが羨ましくもあり


悲しくもある
                  071114


月平線に地球が近づいたので
夜なのか
朝なのか
分からなくなって
月の兎に電話をしたら
声が届く前に
地球は見えなくなっていて
 ....
夕焼けに深い藍が沁みてゆく 君よ声を出さずに泣くな

寒椿体温混じるその時に二人一つの罪に散る朝

私の破片を集めても私にはならぬそれは君とて同じ事

知らぬ間に花なくなりし金木犀 時は ....
自慢話うまいひとって羨ましいな
自分のこと話したくても
つい口ごもったりして

自信が無いだけなのかな

たとえばカラオケに行っても
わたしの番になると
他のひと達世間話なんかはじめた ....
煙草って

吸ってる人より、その周りにいる人の方を

早く殺すんだって。


嗚呼、それでもいいなって思えるの。


貴方の煙草になら

殺されてもいいって

そう ....
ああ
レジよ
世界中のレジよ
全世界のお買物よ
日常の消費よ
不断の反復よ
支払い前の人々よ
支払い済みの家族たちよ
おつりよ
払い戻しよ
計算違いよ
反応の悪いバーコードよ
 ....
拝啓

只今、午後九時をまわりました。
この頃夜の冷え込みが厳しく、受験勉強をするのにもまた一段と頭を使っています。

そちらから月は見えますか。
私の部屋は西側にあるので見えません。
あと何時間かし ....
ついさっきそこにいたのに
今ここにいた

瞬きの瞬間
別の世界に紛れ込んでしまう気がして

ジッと目を開け我慢した
三分と持たなかったが
おかげで俺はここにいる




空は ....
君から逃げた
君を無視した
君から離れて
君を嫌った

そう、君は特別だった

君を想って
君を追った
やりきれなくて
隠れて泣いた



そう、私は素直じゃなかった

 ....
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