ぬれた土におわせて
立つ光 単衣透かし
いたむ秋桜や朝顔に
掛ける眼差し
千代紙を破るよう
縫い閉ざされた叫びに
こころ添わせてしまうなら
もう 
恋でいい
つめたい火に炙られながら ....
午後11時37分
駅前のタクシー待ちの列に並ぶ

星のない夜空に
ぽつんぽつんと浮かんでくるのは

今日の飲み仲間

いつもの見飽きた赤ら顔
お久しぶりの伊達男
歳をとってもマ ....
利を生むための悪意か良心か
歴史は書き換えの連続
普及するのは触りの良い事柄
そうやって歴史の主人公が爆誕
ヒーローにもヒールにもなれる

アレンジ可能な程度に
真実は隠されて
死人に ....
 追い越して

 前に回って

 覗いてしまう

 人違い

 何も告げられずに

 去られてしまった

 独り善がりに

 花も枯れる

 女心と秋の風

  ....
心を泳ぐ魚が
とても穏やかな日は
暖かくて誰にでも優しくできるよ

いつも見向きもしない
知らない家のまえに置いてある
鉢植えの花にだって
綺麗だねって心で声をかけたりする

 ....
日本酒が似合う季節になって来た秋刀魚豊漁いいこともある  毎日、六粒の安定剤を飲んでいる。それを知っているのは、たぶん自分だけ。母には「五粒」と言い、元妻には「四粒」と伝え、子どもには「ラムネだよ」と笑ってごまかす。医者にも、本当のことは言わない。

 ....
 今夜は早川SFコンテストに応募するつもりの「銀河騎士隆盛記 零」のPDF変換用のワード原稿の手直しをずっとやっていた。
 二つのウェブで追加していた注釈の整理をして、元原稿の方に移設する作業は終わ ....
 山林整備作業三日目を終えた。たぶん別な作業も途中に入れられるだろうが、少なくともあと一か月は十分かかる作業であろう。十八ヘクタールという途方もない山林を刈り倒す作業は気が遠くなる。
 四名のスタッ ....
みんなを守る
ということについて
彼らは
面白い関係をしている

悪意を疑い続けることで
守ろうとする人
善意を信じ続けることで
守ろうとする人

何かを作り出す仕事じゃない
そ ....
 
 見て

 このいっぱいの星空を

 君にあげたい

 でも

 私の空じゃないから

 あげられないの

 遠くから

 いっしょに見るだけ
 
あの頃の苦しみは燃え尽きた
膿も栄養も全部一緒に

それから抜け殻同然の空っぽになって
じんわり幸せだけ残った


小さな泉のように湧いている
弱弱しく
けれど無尽蔵に湧いている
 ....
想わず見上げたお空の青
濃くなる濃くなる真青に
薄っすら絹の白雲散らし
拡がる扇の形の奥処から
やがて迫り来る冬の兵士達
凍り付く恐怖のこちら側で
まだまだ高くなる深くなる
この世界に込 ....
○「小宇宙」
人は
それぞれ
自分の宇宙の中で
生きて死ぬ
人は
永遠に孤独である
夏至までカウントダウン
これからもっと暑くなるのに
寂しさに汗のトッピング
父さんは夏が好きだったけど

わたしは十一月を待ってる
日本は十一月からの半年でいい
毎年   雪の降らない町 ....
あんな背中
こんな背中
そんな背中
無言で語る
表ではわからない真実
裏は雄弁
抱きしめてあげたい

自己紹介は
背中を見せてね
せなかを
せなかを

後光射すお年寄りの
 ....
白線の外側には
出られなかった気持ちを
服のポケットで押し砕く
(一糸乱れないように)


フェンスの向こうにある
夜明けという抱擁の残酷さよ
迷い子の蛍たちが
溶けたチョコレートを ....
風は声なき声を聞き分け
遠い国から涙を運ぶ
この歌が安らぎとなって
すべての命に届きますように

空は等しく光を注ぎ
そっと届かぬ願いを照らす
この歌が希望となって
すべての心に届きま ....
時の忘却と時の回帰
間に間に
光耀く
奥行き観える
この瞬間の
延び拡がりいけば
いく程に 、
私の脳髄に影落とし
自らの影を自ら踏むもの
唸り力動し自らを回収し

外から内から ....
没落にはすべて神話がある、 冷たい風に吹かれて枝から剥がれ落ちてゆく、いくつもの枯れ葉、オヤジのハゲ頭にも夕陽が宿って、みずからもまた夕陽となる、髪髪(神神)のたそがれ、没落にはすべて神話がある。  葉ずれがざわめき
          あれは風の悪戯だろうか

枯れ松が雑木林に姿をかえて
翠波はうつろう闇に身を隠している
湿気を帯びた月のない夜には
点字を探るように
朧気に支 ....
ケモノ時代は見せていた
裸を隠してニンゲンを構築した
心まで隠し始めて
ニンゲンは複雑になってきた

ところがケモノ時代に隠していたはずの
ワキやVIOはツルンと露出して
恥ずかしくない ....
今日を始めたからには
今日を終えていく
どこかで

家へと向かう道を
帰り道って言うけど

今朝 扉を開けて
見た道は
夢路だったのか

幸せは瞬きぐらいにあるけど
幸せ ....
 
ウロボロス研究所のとある1日

うらボスの吐き出すけむり輪っか中
メビウスの夢 は る か むかし 


ウロボロス研究所の一室で引っ越しの整理整頓も終わった午後
外をみてたそがれ ....
○「老化」
年を取ると
「今日は何日」というのを
忘れる

○「うん勢」
今日のうん勢は
吉か凶か
このところ凶ばかり
出るのは屁ばかり
もう少しのところで出ない
あんまり頑張る ....
季節の時の今だに刻み込まれ移り変わり
奇跡と澄み渡り何もかも透明な視界
何一つなくなり(在るだけ只くっきり)

彼岸と此岸に橋架かるこの一時 、

晴れ渡る透空の下に子らの声木霊し
森林 ....
夢の中で夢を見る、これから彼女に会いに行こうとする夢の中の夢を見るけれども会いに行こうとしても準備に追われてなかなかすぐには会いには行けないそんな夢の中の夢を見るそんな必死に会いに行こうとする夢の中の .... そんなに急いで歩かなくても

ちょっと歩みをゆっくりして

空を見上げてごらん

空の青さに心が



そんなに急いで食べなくても

ちょっとゆっくりと噛んでごらん

 ....
一つ目のセキュリティは解除された
唇と呼吸を合わせて
少しずつ下がっていく
この手が二つ目を狙う

文字文字している
迷いのあるセキュリティ
手が届きそう
露わにしちゃおう
すべて見 ....
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