樹々のささめき
秋のまなざし
土の殻を脱いで
風鈴と戯れる
あの風のよう
出奔し
残り香をたぐる
民族という幻想の
ゲル状の遺跡を渡る
無造作に繊細に
ごぜの指先の
せつなの逡巡 ....
もしチューハイ一杯だけでも云えるなら「死ぬまでいっしょね」花一匁 まるで涙の川ね
 ルイ、リバー

わたしの胸に、
水音がせせらぐ

白い河原と、
仄かなことばが残した
透明な軌跡

ひとり、
揺らめく水に姿を映し、
零した、
 哀しみの、 ....
「逢う」と「会う」の違いが
分かりますか

「夢」と「現」の境目が
見えますか

埋火のような想いはどうやって消したら
よいのでしょうか

叶わぬ願いを此処に置いて行っては
い ....
吃音の恋人の鳴き声は
滞る渦の中のガラス片
あるいは雨の日の蝶の瞬き
細かく光りながら吸い込まれていく

恋人 君の縺れを
優しい泥のように愛している
北国ではもうほとんど涼しい。秋の陽。こどもたちのみずあそび。さきっぽを踏んづけて、長い青いホースにはとても小さな小さな穴がいくつも開いていて、そこからとても細い細いやや霧状の水が勢いよく飛び出してきて ....  銀河騎士隆盛記 零の執筆を始めたのは、去年の3月頃だった。こんなストーリーの映画があると良いのにと思って、頭に思い浮かんだシーンを、映画のあらすじに毛が生えたような拙い文章を書いて、その続きを、なろ .... よく、暗い詩を書くと『なんかあった?』などと心配される。詩は私自身のことを書いたものだと、近しい人ほど思うようで。近しい人からすれば、友人とか兄とかまたは恋人などの私の社会的な立場や役割が大きいので客 .... 白銀なる
柔らかな耀き放ち
天空の
まん真ん中、
真ん丸に縁取り
幾つもの
歳月を踏み響かせる

御前、この地に人を繋ぎ留め
いくいくの果て宙へと解き放つ 、

陽に身を預けたあ ....
たまに失敗するよね
そして自分を責めるよね
そしたらまた
失敗が重なっちゃって
嫌になっちゃうかもかもね
だけどねみんな一緒だよ
失敗ばかりで毎日送ってる
いつかそれが花咲いて
笑って ....
他人(ひと)のことを
悪く言うのは
言った自分も
傷つけてしまう
それでも言うか?



 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
夕暮れが影のように静かに降りてきて
熱に焼かれた街をやっと冷やしていく

街灯の明かりが点々と瞬きはじめる
それは救いの合図のようで
けれど近づけばどこか歪んでいて
本当の居場所を照らして ....
宝を守ることが
幸せだったの

血みどろの凶器はクローゼットに隠して
やったのはママだからね
心配しないでね
って言わせたの

その時から凶器は宝になった

真実は幸せを壊してしま ....
明日あなたが笑顔で
笑顔であるように
明日わたしが笑顔で
笑顔であるように
疲れた夜に忘れてた
いつものお祈りを
きっと誰かが祈ってる
祈ってくれている
だから今夜はいつもの
いつも ....
気づかないよ

 愛がよく理解できなかった
だからなのか歳をとっても
理解できているのかわからないけど
愛の裾野は理解を超えるほどひろくて

詩とは何かを悩み続けていると
ときどき現れ ....
異国の地で
僧形の者に道を
問うた記憶
答えは
こころ
こころ
こころ
こころ、という
それで
こころ
こころ
こころ、と
三度道を曲がり
小高い丘が
小さな山のようにあっ ....
忘れていませんか
と自分に問う私を
失われた記憶の空は
いつまでも青く
青く広がっている

絶対的に 失われた存在は
二度とここに戻って来ない
これでいいんだ
と自分に言い聞かせる私 ....
ある意味
本物だけが
残る
残った存在を
大事にしよう



 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
気がつけば齢80才

モタモタしてるうちに八十年を過ごした

自分は年寄かどうかわからないけど

ヨボヨボな体

トロトロな動き

ワガママな言動

カアット血が上がる
 ....
見知らぬ友よ
涙が溢れているのだ
刮目の目に涙が
私は来た道を失い
行く道を失くしていた
夜の帳の底君に出会い
私はどうやら
薄光を見た
やがて軽やかな曙光へ
その光が変わることを願 ....
知らない風景の
絵を買おう
違う世界への入り口
絵の中で
生きるを楽しむ

たらら
たらたらた

難しく感じる
生きてゆくことを
絵の力を借りて
やわらかくしていくんだ

 ....
リンゴが落ちるのには訳がある
人生をかけて解き明かした者がいる
解き明かさねばならない理由は
どこにあったのだろうか

解き明かせない物が胸の中にある
解き明かせば人は置き換えられてしまう ....
葉群れの揺れる
風吹かずして
緑葉の群れ揺れ

ゆうらゆうら 
ゆうらゆら

眠りながら夢見ながら
いつしか目醒めながら
意識に至り思考して
葉群れの揺れ見入りつ
思考の目の己を ....
幼いヤコブが死んだ
通りがかりの旅人が埋めた
弔いの言葉が添えられ
墓石の代わりに
ヤコブより背の低い
バス停の木が植えられた
幼い死の尊厳は守られ
旅人は旅を続けた

バス ....
どんなに断ち切られたって
生え出てくるものが在る、それっ!
過ぎゆくものの根っこを眼差す

今を生きるに全ての日々が凝縮され
全ての日々に今を生きるが凝縮され

あらわれ或る朝の
鮮や ....
世代や時代に割り振られ
多様性に翻弄されている
ニュースは同じ言葉を繰り返して
私の名前を呼ぶことはない

溶けてしまいそうな
ごく少数の部類を混ぜて
最高気温と心中しようか

バブ ....
モリモリ元気にごはんをたべてね
食べた分全部愛のパワーに変えてね
元気にガツガツ愛してね
たまにはそれもナイスじゃない
いいよね
美味しく食べれるってこと
好きとか嫌いとか好きでしょう
 ....
詩を書くにあたって何のために書くかということは色々な部分で詩作品を左右すると思う。

そもそも、誰かに何かを訴えたいとか、読み手ありきでの詩作とそうでない詩作に分けることが出来ると考える。
 ....
○「理想的な死」
僕の理想的な死は
ぐっすり眠って
目が覚めたら
そこは天女の舞うお花畑だった!
というのがいい
そういう死に方だってあるかもしれない
死は決して怖いものじゃないんだよ
 ....
朝陽もまだ、寝ぼけまなこ

弱々しいひかりが

私をそっと、包み込む

目覚めよと

静かに囁く

リズミカルは歩みに

小鳩が並び歩く

しばしの会話を楽しむ

 ....
花野誉さんのおすすめリスト(1322)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
彼女のゼリービーンズ- ただのみ ...自由詩12*25-9-6
もし- 秋葉竹短歌225-9-6
ルイ、リバー- atsuchan69自由詩18*25-9-6
逢坂(おうさか)- 夏井椋也自由詩10*25-9-6
縺れ- はるな自由詩625-9-6
ちいさい夏- 本田憲嵩自由詩1725-9-6
クレクレ星人の独り言「今後の展望」13- ジム・プ ...散文(批評 ...5*25-9-6
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満ちる月下(改訂)- ひだかた ...自由詩7*25-9-5
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終る夏- 青の群れ自由詩725-9-5
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笑顔- 降墨睨白 ...自由詩4*25-9-5
気づかないよ- 足立らど ...自由詩7*25-9-4
こころ山- 降墨睨白 ...自由詩5*25-9-4
送り火- こしごえ自由詩8*25-9-4
※五行歌「本物だけが_残る」- こしごえ自由詩3*25-9-4
80になって分かったこと- 多賀良ヒ ...自由詩325-9-4
友へ- 降墨睨白 ...自由詩4*25-9-4
絵を買おう- 自由詩10*25-9-4
No_Reason- 自画自計短歌1*25-9-4
伝播(改訂)- ひだかた ...自由詩425-9-4
幼いヤコブの死- たもつ自由詩825-9-4
せいっあっ- ひだかた ...自由詩425-9-3
残る夏- 青の群れ自由詩725-9-3
モリモリ- 降墨睨白 ...自由詩6*25-9-3
問わず語り(5)- 降墨睨白 ...散文(批評 ...4+*25-9-3
独り言9.3- zenyama太 ...自由詩3*25-9-3
早朝の散策- 多賀良ヒ ...自由詩325-9-3

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