どろんと下弦の月、
黄白の輝き放ち
この真夜中に 死に絶えゆく
無数枝分かれしたイノチ達
息の絶え絶えを
見守る威容異様 、
それぞれの抱える過去
何を知ろうか 否、全て識る

囲う ....
死の弾が降り注ぐ
またはじまる
消えてなくなればいいのに
また繰り返す

遠い国の出来事と
やりすごす
目の前の米で
思考は消される

止むことは止む
きっと止む
空に青が戻っ ....
誰もいない 僕がいる
僕がいない 誰かいる
耳を塞いでも
声が聞こえる
音はしないのに

裸足で駆けだした長靴のそこから
見よう見真似でメモリアル
ごきげんよう
逆さまの空から
 ....
○「一生」
今日もまた一日
今日もまた一日

齢を重ねていく

○「安眠」
ぐっすり眠れた朝は
何かいいことが
ありそうな気がする

○「駐車場」
今駐車場が一番怖い!
眼 ....
 
 ふりむくな ふりむくな
    うしろには夢がない

          ── 寺山修司







紫陽花や今日も明日も通る道 

紫陽花や毎日通るこの家も

 ....
貴方の軌跡を辿っても
私はあなたと会えないけれど
貴方の心に土足で入らせて下さい
その中で 一際鈍く輝く星を
飾らせてください 私の心に

貴方の言葉を辿っても
私はあなたになれないけれ ....
ことあるごとに抽象的でないものを抽象的だと文句をつける
それは表現てあって抽象ではないとなぜわからないのか

嫌がらせがしたいだけなのか
はたまた節穴なのか
人の詩を指差し笑えばそれでいいと ....
二億ドル払うと宣言したとたん二億ドル要求された
日本人の命と引き換えにテロリストにケンカを吹っかけ
逆に標的にされ泥沼にはまる日本
あくまで人道支援だとしどろもどろに言い訳しながら

もし本 ....
脳髄に
絶えず影踏みしつつ
自らを貫くもの、

この私と云う意識の
舞台にて
その生動スル想い
響キ聴く

過ぎゆくものノその根音 、

残響させては

絶えず絶えず逃れるも ....
 

声割れたカラオケ終わりの朝帰り


朝の月みたらなんだか涙目で


失恋を一瞬忘れた涼し風


わからずに息を吸い込む野の匂い


タイトルを《朝の真水》と名づけ ....
心当たりがないことを
指摘されて戸惑う
それは本当だろうかと
疑ってみるけれど
自分が思う自分と
他人から見た自分は
イコールにはならないようだ

意識のないところでも
自分を発信し ....
わたしは愚か者

今日まで気づかなかった

神が耳元で囁いてるのを

聴く耳を持たなかった


わたしは彷徨う者

行き先を知らずに佇むだけ

神が道を指してるのに

見 ....
暑いからもう無理と草刈りさん

草刈りさん西瓜を出しておもてなし

草刈りの轟音聞きつつテレビ見る

30度の草刈り作業に気を遣う
 

遠くにみえる島並みが
心を軽くしてくれる
この身を撫ぜるそよ風が
微かな笑みを浮かばせる

生きてることは気持ちいい
100%そう云える
生きてくことで夢叶う
1000% ....
浮遊する染色体
活性する細胞が規則正しく時を刻む

活きているという実感
身体の隅々で感じる悦び

あらゆる毒菌が精神を蝕んでも
駆け巡る循環液の流れを止めることは出来やしない

脳 ....
なんだろう
ほうっておくと
色んなもの倒れてく
自然と自ら
ぱたんぱたんと
細やかな音立てて

 逆さまのまんま立って居る
  蓋口だけ青く鮮やかに
   透明側面の湾曲し
  す ....
人柱は今もまだどこかに埋まっているだろう
切腹をして内臓を取り出したり
斬首刑

エキセントリック

今の時代の死刑も
未来から見たら

風習は形を変えながら
人間の精神に寄生する ....
葬儀を終えたあと

母が腕の中に抱えた父の真新しい骨壺が
カタッ・カタッ。となっている。

黒喪服に身を包み
草履をつっかける母の歩調と重なって

(すまない。すまない。)と
泣いて ....
神さん
仏さん
ありがとうさま
今の今
腕時計を見ると
午後三時三十三分
もちろん
今も過ぎてゆく
こころを
生きるのは
悲しみや苦しみ
そして
喜び。今は亡き
次兄は
お ....
 

スムージーを飲んで
朝をピンク色にしてみせる

夏の光がこの部屋に入り込み
想像をはるかに超える暑さが
今日もまた砂漠のような街へ
私を誘う

だから朝はスムージーを飲ん ....
屋形船に乗りたい、と
あなたが言うので
わたしは台所に
船着場を作ることにした
ホームセンターや森で
材料を集めて
冷蔵庫は多少
使い難くなったけれど
何とか船着場が出来た
 ....
 
 時計の針が前にすすむと「時間」になります。
  後にすすむと「思い出」になります。

          ── 寺山修司





紫陽花に雨近づくや曇り空

もどり来て ....
此の空漠の地に
影像だけ現れては壊死し続ける、

 絶えず垂直に降り注ぐ霊雨
      、 
人の魂に永劫の眼を刻み込みながら 
魂の内に宿り今一つの生動する思惟の
人の心眼見開かれる ....
わっと沸いた群衆の
笑い声が刺さる
関係ないのに
関係ないからか
苛立ちを覚える
さみしい
だけだろうか
仲間に入りたいかといえば
嫌だ
暗澹たる気持ちが
重症化させる
誰かの無 ....
人は狂う、なぜ
太陽がまぶしかったから

くらくらする
そうね、熱中症ね

原初、女性は太陽であった
なるほど、おまえのせいだったか

そんなことないよ
大丈夫だよ

ちょっと ....
梅雨の晴れ間に
見たことのない虹を見た

太陽の周りにくっきりと虹が囲む
「縁」と「円」が同音で同義語のような

丸く温かい「和」と「輪」と「環」を点で結んで
カーブを描いて 輝きが踊り ....
 おとつい買ったばかりの
 ミドル丈のレインブーツ
 人気のない舗道に目をやりながら歩く
 おおきな水たまりもへっちゃら

 雨はアジサイの植え込みを揺らして
 色づく花房に打ちつける
 ....
文化は壊されては再生されてゆく
いわば呼吸みたいなもの
足早に過ぎ去り知らぬ間に消え去る
時の波打ち際

儚く消滅する泡は新しい記憶によって
誰彼の意識もなくまた再生されてゆく

既存 ....
闇を祓え
夜よ明けよ
禍いを祓え
災害を避けよ
全ての苦悩は
貴方の瞳で溶けて
一筋の光となる
 

聴くに耐えない
長い夢をみた

それは夜に
美しい魂が泣いて
罪を懺悔している夢だ

それは夜に
美しい魂が泣いて
生きているその身を愁う夢の中の夢だ

そのあとま ....
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