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昨日、時折強く雨はアスファルトをたたきつけた
湿気っぽいはらわたが、時折りふくらんで高温を発している
水が口から流れて流れて流れて
耳から入ったおびただしい仔虫は
頭の中で羽を広げ ....
山林整備作業三日目を終えた。たぶん別な作業も途中に入れられるだろうが、少なくともあと一か月は十分かかる作業であろう。十八ヘクタールという途方もない山林を刈り倒す作業は気が遠くなる。
四名のスタッ ....
十日ぶりに髭を剃ろうと思う
再び、のっぺりとした顔が現れるのだが
秋のイネ科の、メヒシバが生い茂ったような
このむしゃくしゃ感が鬱陶しくなった
そもそも髭を剃る習慣はなく
部屋が散らかると片 ....
雨水で浸食された登山道には少しだけ草があり
刃を石に当てぬよう、気を遣いながら刈り進むと
ヌマガヤ草原には未だニッコウキスゲの群落が残っていた
一日咲けば花は萎んで枯れゆく花
遅くとも八月に ....
頭の中には蝋燭が一本点いているだけのような
どこにも居るような朝である
カーテンは閉められていて
遠い所から立ち寄った風が時折揺らす
時間がありすぎて、たちくらみするような感覚
どこか手術台 ....
二〇〇九年にメビウスリングに投稿を開始した。此処の年齢層は若年から中年までといった具合で幅広く利用されているようであったが、当時すでに私は五〇を超えていた。つまり年配者であったようだ。
メビウス ....
八月六日、ひさしぶりに雨が降り、午後は合羽を着た。気温もさほど高くなく、空調服は着ずに作業した。草刈り作業であったが、この雨降らずの天気で草丈は伸びず、土埃舞うぺんぺん草を刈り取るというレベルだった ....
一日の縁を、刷毛でなぞるように
蜩はかなしく、ひたすらに鳴いて
いたずらに夏は強度を増し
暑さはまるで言葉を持たなかった
川魚は消え入るような息で
わずかばかりの小さな淵にうずくまってい ....
六年前かられいわ新選組を支持している。もちろんこんな山村では公然と言えることではない。相変らず山村では自民党なのである。かつて私も政治に興味など全くない時分は自民党を書き、アントニオ猪木を心酔してい ....
黎明の時間がひろがっていた
こともなげに日々は過ぎていき
わたしはしおれた案山子のように日に打ち照らされている
かいつまんで話をすることもない
唇は固く閉じられていて、それ ....
緑とエゾハルゼミの洪水と、ときおり南から飛来してきたアカショウビンの鳴き声のする季節となった。遅くまで残る残雪から生まれた蚋のメスたちはこぞって人畜に集り吸血しようとアタックを繰り返す。彼女らの目的 ....
おぼろ月の夜
一日のためいきが霧となって森を覆っている
初夏の日差しにうたれた葉は
産毛をひらき 月のひかりを浴びている
森の奥
鼻を濡らした一頭の獣が立つ
におい立つ皮膚に ....
もう十年もタバコを吸っていない。
健康のためだったか、タバコを吸う自分との決別であったか、確かそんな理由だった。
今ではタバコも高価な代物となり、止めて良かったんだ、そう思うようにしている ....
花野誉さんの山人さんおすすめリスト
(13)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
曇っているのは空だけじゃない
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山人
自由詩
5
25-9-30
山林
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山人
散文(批評 ...
5*
25-9-27
髭を剃ろうと思う
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山人
自由詩
6*
25-9-21
九月のニッコウキスゲ
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山人
自由詩
10*
25-9-9
忙殺された日々がめくられて
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山人
自由詩
10*
25-8-28
メビウスリング~現代詩フォーラム~文学極道~ビーレビ~現代詩 ...
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山人
散文(批評 ...
10*
25-8-11
秋はまだ訪れていない
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山人
散文(批評 ...
7*
25-8-10
蜩の夕刻
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山人
自由詩
12*
25-8-2
れいわ新選組の今後(とりあえず_その一)
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山人
散文(批評 ...
5*
25-7-23
7/20
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山人
自由詩
8*
25-7-20
夜明け前の雨
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山人
散文(批評 ...
4*
25-6-15
闇の獣
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山人
自由詩
7*
25-5-25
あれから
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山人
自由詩
5*
25-5-20
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