目を伏せて話しても
心のまなざしを感じる
そんな関係でいたいね


見るものすべてに傷つくから
いつしか伏目がちになって
あなたの視線は地を這って
たくさんの蓑をまとっているよう

 ....
受信機は今日も空っぽです
天気は晴れ 時々 鉄の破片
流れ落ちる 身を梳くような
鋭い 言葉に 気をつけましょう
空は その様相を変えたとしても
美しさを 損なうことはないのですよ

あ ....
未来の道筋 自ら司り司られ
沈黙の凝縮の一点と向かい合い
      、 
動きは時は止まり留まり続け
チンケな卑小な私事から解き放たれ
五年だけ時を共有クロス離れ愛
      
しっ ....
若い人がファミレスで
たわいない話を
楽しそうに盛り上がる
そこに30年前の
ワタシがオーバーラップする

お年寄りが公園のベンチで
物思いにふけてる
今と過去を味わう
そこに30年 ....
システマティックに確認できないこと
人間の目視の職人技的正確性と
人間の目視だからこその不正確

今日もいくつもの瞳が瞬きを忘れて

行ったり来たり

大切なことは0と1の隙間にある
 ....
青空の青に
染まるこころ
ここだけが
深い静けさに
満ちる






 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
もうさ
何もかもを
楽しもうと
観念すればいい
どの道行くのなら






 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
 本当を知るのが恐い
 わたしたちを
 グリーンスパイクは身を震わせて
 時に火の息を吐き、
 ふり落とそうとしている

 ただ振り落とされないために
 回転するスパイダー咲きの
 ....
○「私の愛する旦那様」
出世もできず財も築けず
平凡な夫だけど
一生懸命に働いてきた
その働きに免じて
「私の愛する旦那様」
一度はそう呼ばれたい呼ばせたい
たとえお世辞でも

指輪 ....
ゴミステーションで
水色の捨て金魚を拾った
可愛がってください
という手紙が添えてあった
水槽も金魚鉢もないから
洗濯槽で飼う
上から覗き込むと
金魚は驚いたように
奥深くに潜 ....
四角い顔によく似合う
四角い眼鏡によく似合う
視界良好よーそろそろ
まちのしかいは
眼鏡のレンズ
魚眼が見る
マサキ

まわるコンクリートから
目のはしでとらえる
四角い眼鏡が運ば ....
傘を忘れて墓参り
傘のありがたみが身に染みる

動物で傘を作ったのは人間だけだ
傘は家となり槍となり宇宙船になった
問題を克服したのは傘なのだ

傘を忘れて墓参り
ずぶ濡れが祈りに気合 ....
干潮のなかに私は立ち
潮のなかに流されてしまったものを
ひとつひとつ視ようと眼を凝らすが
衰えた視力で捉える事はできず
曖昧な記憶に縋って其れらを視ようとする

突然 消えて逝ってしまった ....
シュコン!

プルトップを引き上げた瞬間

白い泡が怒涛のように吹き出す

カンの冷たさが手に伝わる

急がば回れ!

急いては事を仕損じる!

善は急げ!

クールに ....
この時期は駐輪場が混む
夏休みだからかもしれない

見回して全部埋まっていて
別の駐輪場に行こうとしたら

人がやってきて
自転車を抜いていく

そんなちょっとした嬉しさに
よしと ....
海の上だけが居場所
心があるのは網が続くどこか
魚たちが網目をくぐって去っても
くぐる様子を波音に伝えて
それが繰り返し鳴っている
確かなこと
いなくなった魚たち
駄目ではない
そ ....
夏風の朝にチューニング
渦巻く想いを宙に散らし
サマーキャンプファイアー
波打ち際で燃やし尽くして

愛という名の灰に燻る滑床の夢

鮮烈な手触り残し宿るプネウマ 、

自らを諦める ....
蟻の行進またゐで歩く炎天

木に成りながら腐る実の形相

空中でキャッチ出来たかバッタを雀

今日も今日とてアラートな一日始まる
信号機の青 と、
群青色の空が重なって
眩暈に吊られてしまいそうになる

一日の仕事が終われば
世界の一日が始まる あさぎりの夏

また朝刊二軒分ほど残ってしまった
むろんわたしの ....
仕事場の
可愛いねえちゃんが
必ず
昼飯食べたあと
ハミガキをしていた

その
美しい
品のある横顔は
なんとも忘れがたくて
なんだか鮮明に覚えてる

僕は男だけど
ある日、 ....
蔓草の{ルビ畑=はた}の花木を絞めに絞め

夏受診診察までの四時間待ち

塀越しの貸家に白き{ルビ百日紅=さるすべり}

西瓜に塩かけるなといふ眼鏡女医
きびしい、
現実の靴底に、容赦なく踏みつぶされた、
その蝶の夢の、ぐちょぐちょが、
きみの蛹をかたちづくった、
ごくありふれた、
きわめて地味で地道な蛾が、
ごくありふれた、
日常の風景 ....
肉身の腐敗し
土にどろろ溶け
地に合一し果てる末
初めて宙に
噴き上がる血飛沫

祝福と反感の矢を浴び
見えないもの観え
引き延ばされた瞬間 、
感謝と恥辱の渦に巻き込まれ

こ ....
はだの色はいろいろ

かみの色はいろいろ

めの色はいろいろ

ふくの色もいろいろ

くつの色もいろいろ

ちの色は赤で皆同じ

仲良くできるよね
真夜中、夜の公衆便所
  消毒済の白磁の便器のなかで
    妊婦がひとり、溺れかけていた
      壁面の塗料は、鱗片状に浮き剥がれ
       そのひと剥がれ、ひと剥がれのもろ ....
髑髏山の蟻塚は
罪人たちの腐りかけた屍体である。

巣穴に手を入れると
蟻どもがずわずわと這い上がってきた。

たっぷりと味わうがいい。
わたしの肉体は余すところなく美味 ....
扉から漏れる光

次の扉を開けるのは怖い

本当に変化を望んでいるのだろうか
その変化は嬉しいものとは限らない

光はいいものだと思い込んでいる
生まれてからの日々しか知らない

 ....
やなことがいくつか続いた
なんだか逃げ出したくなる
逃げる勇気もないけど

今日が終われば違う明日が来る
それも違う気がする

今日は少しいいことがあった
なんだかやり切れた気がす ....
忘れる
悪いことも
いいことも忘れる
千年前のことも
忘れた

ああ 忘れた
けれど
忘れ去らないで
思い出すこともある
いのち

今は亡き美千代さんが生前
私の笑顔を
「 ....
○「昭和歌謡」
「私の愛する旦那様」
「骨まで愛して」
昭和は遠くになりけり

○「ああ!結婚」
今や小学生までが
「結婚は人生の墓場である」
と言っている

○「死の意識」
死 ....
花野誉さんのおすすめリスト(858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
心のまなざし- 乾 加津 ...自由詩6*25-7-30
20210331- みぎめ  ...自由詩225-7-30
斜光- ひだかた ...自由詩625-7-30
30年前のワタシと30年後- 多賀良ヒ ...自由詩225-7-30
瞳が揺れる- 自由詩6*25-7-30
※五行歌「青空の青に_染まるこころ」- こしごえ自由詩1*25-7-30
※五行歌「何もかもを_楽しもうと」- こしごえ自由詩2*25-7-30
花車- リリー自由詩6*25-7-30
独り言7.30- zenyama太 ...自由詩4*25-7-30
水色の金魚- たもつ自由詩6*25-7-30
しかく- wc自由詩9*25-7-29
傘を忘れて墓参り- イオン自由詩2*25-7-29
引き潮- HAL自由詩425-7-29
カンビール- 多賀良ヒ ...自由詩325-7-29
大人- sonano自由詩225-7-29
心のすみか- 自由詩11*25-7-29
プネウマ- ひだかた ...自由詩625-7-29
夏の日- 紅茶猫俳句5*25-7-29
認知症ぶれいく- 洗貝新自由詩16*25-7-29
ハミガキな話- 林 理仁自由詩4*25-7-29
これはこれはの句- けいこ俳句5*25-7-29
青虫- 本田憲嵩自由詩12*25-7-28
Your_Silent_Face(改訂)- ひだかた ...自由詩525-7-28
いろいろないろいろ- 多賀良ヒ ...自由詩325-7-28
蛞蝓。- 田中宏輔自由詩15*25-7-28
蟻。- 田中宏輔自由詩11*25-7-28
次の扉- 自由詩625-7-28
出口- 自画自計自由詩425-7-28
千年前のことも_忘れたけれど- こしごえ自由詩7*25-7-28
独り言7.28- zenyama太 ...自由詩2*25-7-28

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