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                        満月の下をくぐらせるペダルは軽い
 前屈みに夜の街を疾走して行く自転車 
                   きみの姿を見かけなくなって ....
 葉ずれがざわめき
          あれは風の悪戯だろうか

枯れ松が雑木林に姿をかえて
翠波はうつろう闇に身を隠している
湿気を帯びた月のない夜には
点字を探るように
朧気に支 ....
ピチャピチャッ
大きな浮き袋に乗って
わたしはツバルを目指していた。
鴎が降りてきて動力のイルカに指図する
 ~おらおら~そっちじゃない、あの蜃気楼を目指せよう~
デヴィッドがたっぷりの ....
 零れおちる一滴を口にした

これは絶命を前にした人の、閉じた眼から涙を掬うという
誰かが書き記した言葉である
多くに看取られて冥土へ旅立つ者もいれば
ひとり、寂寞と三瀬川を渡る者も ....
手探りに歩いている
何かやわらかなものに触れたような気がして
それは母の乳房だった
まだ若い母は哀しそうに娘を抱いていた
山積みにされた古い写真の中でも
あの一枚は記憶に眠っている
 ....
春色の汽車に乗って海に連れて行ってよ~


ご存じのように松田聖子による大ヒット作である。
作詞は松本隆そして作曲は呉田軽穂(松任谷由実)で、この仮名は
往年のハリウッド映画の大女優、 ....
信号機の青 と、
群青色の空が重なって
眩暈に吊られてしまいそうになる

一日の仕事が終われば
世界の一日が始まる あさぎりの夏

また朝刊二軒分ほど残ってしまった
むろんわたしの ....
                 

                          午前四時半の蒼い空
ひときわ煌めくのは金星か

               身体を這う汗
    ....
入ることができたのか。
家の中に
わたしがどうやって
家の鍵を無くした

          わたしがどうやって家の中に入ることができたのか。

合鍵  
        愛の ....
 美しい一票を是非わたしに!

 『日曜日国政選挙の結果が気になるのは候補者や関係者だけじゃない』

朝刊配達が遅れるの

白けて夜が明けるのよ~うざってえ

もうデジタル化時代 ....
誰もいない 僕がいる
僕がいない 誰かいる
耳を塞いでも
声が聞こえる
音はしないのに

裸足で駆けだした長靴のそこから
見よう見真似でメモリアル
ごきげんよう
逆さまの空から
 ....
都会にポッカリと空き地
照らすのは日の出から
カンカンぎりぎりと草原に
射し込めてこの爽やかさ
今日という日の 日日草
翳りだけ待たされて
鼻先につん!とくる
風は明日を感じさせない ....
見よう見まねでお好み焼きを焼いている

ぎこちない手つきで箸を握る人

きっと月の裏側から来た人だろう

そこは聖地でオリーブの実を照らす

 Tintarella di Luna ....
あたまから

どちらを手にしようか、迷うときがある

どちらも食べやすくて、食べにくさがある。

酒のつまみには豆腐だろう。

ご飯に添えるならば納豆だ。

どちらも同じく大豆 ....
花野誉さんの洗貝新さんおすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋の夜に- 洗貝新自由詩6*25-10-6
『exist's』~霧子の朝に- 洗貝新自由詩8*25-9-25
浮き袋- 洗貝新自由詩7*25-9-12
こころのかける____涙の一滴(ひとしずく)- 洗貝新自由詩5*25-9-9
霧子の朝に__夜の変貌- 洗貝新自由詩8*25-9-8
言葉の魔術と感動『松本隆の赤いスイトピーにみる』- 洗貝新散文(批評 ...8*25-8-28
認知症ぶれいく- 洗貝新自由詩16*25-7-29
一昨日より昨日よりも今日- 洗貝新自由詩9*25-7-26
鍵はオートロックに限る- 洗貝新散文(批評 ...6*25-7-25
!?デジタル選挙- 洗貝新自由詩6*25-7-19
フェルマータ_《異名同音]_》- 洗貝新自由詩8*25-6-20
日日草- 洗貝新自由詩15*25-6-5
_スパゲティナポリタン「Tintarella_di_Luna ...- 洗貝新自由詩11*25-5-29
豆腐と納豆- 洗貝新自由詩12*25-4-20

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