すべてのおすすめ
うちには時計が大小20以上はある

掛け時計 置時計 目覚まし時計
腕時計 携帯電話の時計 PCの時計
給湯器の時計 ファックスの時計 
炊飯器にも時計が付いてる

時計が多過ぎてうんざ ....
ほんの{ルビ些細=ささい}な一言で
あなたの顔に、灯はともる。

ほん些細な気づきから
日々の場面に、光は射す。

今・今・今・今・今なのです――
禅体験は古都のお寺の
背後に広がる空 ....
雪を被った針葉樹の臍あたり
ふっくりと一羽の雀
小さな瞳に世界を映す
やがて薄曇りの向こう儚げに
手招きをする太陽へと飛び去って
小さな黒点となり
視界から消えた

わたしの煤けた ....
まず、膝を使わないこと

都のお姫様になったように

地を這うように摺り足で進むこと

けれど、決して出すぎずに

つまさきに少し力を込めながら

出る杭が打たれないようにすること ....
変幻自在なあやしさを
とにかく、すぐにも
体得したいね

敵があるのが仕方ないなら
そうしてかわしたいものだね


矢継ぎ早に寄せる白目には
理路整然と語るしかないね

 ....
あゝ薔薇が咲きました
昨日までは蕾であったのに

馬鹿だね 何もこんな寒い日を
選んで咲くことないのに

小学校から知っている息子の友達は自衛隊に入隊するといいます
有事の際には戦うので ....
真夜中の交差点 二人で歩いたこの道は
昔と変わらず 人が流れる
ため息混じりに揺れる火の粉
顔を伏せれば 光は見えない
隣には誰もいない
数えきれない星座のようなきみが
言いようもなく妬ましかった

放課後の教室に射す茜の切なささえも
きみは上手に味方につけている気がして
ぼくは焦りだけを募らせていた


裏切ること ....
少女は対峙していた。
言い及ばぬ甘美な不安が、彼女の足指を落ち着かせなかった。
少女の唇は、危いほど紅く、まだ嵐を知らない。
薄皮を噛み、めくれば、その痛覚の下、求めるように血は滲む。
発せら ....
祈りや想いが届かないなんて

思ったことなど

一度も

ない

 天然の生粋の心に鎧はない
 されど 裸で 晒す 無能もない
 武器を時に操るマジシャン如く
 智慧と悪知恵の二 ....
夜の黒い光を浴びながら
僕は街を歩いている
背後から人の気配がする
ナイフを持っている
いっきに近づいてくる
走るべきだろうか

夜の黒い光が覆っている
街を僕は歩いている
背後に二 ....
最近はコロッケを作っていません
何故なら息子が肉を食べたがるから
「今日のお弁当肉が少なかった」
などと言います
16歳になった息子は
172センチ45キロというかかしっぷり
肉はどこへ行 ....
昨晩
ひとつの恋を失った
ミセス ミスティは
男の不実を責めるでもなく
ピアノの蓋を閉めた

ミとファ
シとドの間に
黒鍵がない理由は
おそらく
その間に
幻想があるからだと
 ....
  春、ひとすじの川が
  豊かな緑に彩どられるころ
  薄い衣をまとっていくといい
  きみは女なのだから



  岸のむこう側では
  きれいなかたちをした石が
  見 ....
もしもし

はい こちらスマイルお天気相談所です

あの 明日のS市の天気が知りたいのですが

存じ上げませんが

でも そちらはお天気相談所でしょう?

いいえ スマイルお天 ....
磨りガラスの向こうの公園で
外国人に話しかけられた
どうやら、フランス語らしいが
何を言っているのか分からない

家に帰ると母親が叫んでいた
ひとつひとつは意味のある言葉
けれど、つなげ ....
ズオオオーーーーーーーーン
  ズオオオーーーーーーーーン

国道の地下隧道で怪物が鳴く

ズオオオーーーーーーーーン 
  ズオオオーーーーーーーーン

    悲しいか

ズオ ....
オリオン座を見てくると ダウンを羽織りタバコを持って
ベランダへゆく あの人

最初に惚れたのは あの人だけれど
今は遥かに私の方かもしれない

 にやけた幸福の笑みは空気を至福へ空へと押 ....
濡れた暗闇を放射する
硬くて厚い椿の葉群
静かな時間になって
森の奥へと僕を誘う

ポトリポトリ
夜の壁から剥がれる様に
甘い紅白の花が落ちる
落ち続けて
踏まれ続けた花は
乱れる ....
妊娠すると涙もろくなる
涙腺は加速する

 幼児虐待のニュースが目に入り
 頭が痛くなるほど 泣いた
  
  悲しい世の中は終わらない

 養子問題のニュースが目に入り
 身勝手な ....
幼稚園の豆まきでは
殻付きピーナッツと一緒に
キャンディーやチョコ玉や
たまにチロルチョコなんかも混ぜて
撒いてくれるので
鬼のお面をつけた子どもたちが
懸命にそれを拾うという
奇妙な光 ....
葉は鎧のように
厚く
隙なく密生し
足元を覆い隠して

無防備な細い茎は
強情な決意のように屹立し
その上に僅かにうつむいて
そう 基本姿勢は
あくまで謙虚に

だけど譲れない
 ....
娘の反抗期も
そろそろ終わりかなあと
やれやれと思う反面
なんだかそれはそれで
一抹のさみしさもあり
手放した自覚もなく
ああ、季節というものは
こんな風に過ぎてゆくものなんだと思う
 ....
夕暮れの死は淋しい
夕陽が容赦なく
色を注ぎ込む部屋
異界から配膳の喧騒

疲れ果てて
干からびた唇は静止する
腐臭の隙間を漂い来る
まずい魚の煮物

LEDライトで確認する
 ....
夕暮れが近づき
わたしの中に霧が生まれると
過去は砂糖菓子に姿を変えて
死者の日の祭りの喧騒へと
まぎれこんでしまった
何もかもが冷たく静かだ

退屈したわたしは
自分の隙をついて
 ....
あの頃 何でも出来るような 気がした
怖いものなんて 何もないような 気がした

脅える存在を 排除するかのように
飛び跳ねていれば 笑って いられた

誰かの悪口も 聞こえな ....
  

異国の少女の瞳のよう 青く澄み
だが雲はお構いなしに夢の中の鰐だ

純白に生れ落ち
気まぐれな冬の微笑みにほだされる
だが夜には冷たくあしらわれ 
朝には固く汚れた肢体を通りに ....
車両で目覚めると自分一人。
一体、あいつらはどこで降りたのか?
今までにどれくらいの数をこなしたのか?
盗まれた僕の財布は
公衆のゴミ箱か、そこらの物陰で
息を引き取る―。運良く誰かが拾い上 ....
幸福は、煙のようなもの
しゅるる…と宙に消えては
ほら
気づけばそこに、漂っている  
  女の手は 梨を食べたばかりで、少し濡れていた
  夜風を正面から浴びて 枯れ草たちが咽び泣いている
  角をもたない鹿が そこを踏み分けて奔り
  しだいに速度を緩めて止まる
   ....
由木名緒美さんの自由詩おすすめリスト(3182)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_時計_】- 泡沫恋歌自由詩17*14-2-10
禅画について__- 服部 剛自由詩3*14-2-8
不死鳥- ただのみ ...自由詩30*14-2-8
雪道の歩き方- フユナ自由詩9*14-2-7
夢だもの- 千波 一 ...自由詩414-2-7
君死にたまふことなかれ- そらの珊 ...自由詩15+*14-2-7
紅は美しく咲く- 自由詩314-2-6
追いつけるなら- 千波 一 ...自由詩414-2-6
何でもない夕暮れ- ストーリ ...自由詩314-2-5
祈りや想いの片目瞑り- 朝焼彩茜 ...自由詩12*14-2-5
WALKING- 和田カマ ...自由詩3*14-2-5
コロッケ_その3- ふるる自由詩9*14-2-5
【ミセス_M】詩サークル「群青」の一月のお題「霧」への提出作 ...- そらの珊 ...自由詩15*14-2-5
薄い衣- 草野春心自由詩8*14-2-5
スマイルお天気相談所- ichirou自由詩6*14-2-4
バベル- 自由詩27+14-2-4
ズオオオーーーーーーーーン- ichirou自由詩5*14-2-3
あの人- 朝焼彩茜 ...自由詩14*14-2-3
散歩- 和田カマ ...自由詩7*14-2-3
妊娠と優しい大人- 朝焼彩茜 ...自由詩12+*14-2-3
節分- Lucy自由詩20+*14-2-3
シクラメン- Lucy自由詩9*14-2-3
女同士- そらの珊 ...自由詩25+*14-2-3
見送るとき- 藤原絵理 ...自由詩2*14-2-2
帰り道- 自由詩3+14-2-2
あの頃- 藤鈴呼自由詩3*14-2-2
冬晴れの陰影- ただのみ ...自由詩22*14-2-2
[:jostler- プテラノ ...自由詩214-2-2
幸福- 服部 剛自由詩514-2-1
エーテル_18- 草野春心自由詩414-2-1

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